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11:彼と彼女と白紙のカード 作:天
「これからお話しすることは、他の誰にも話してはいけませんよ」
綺麗な女の人がそう言って唇に指を立てる。
「『未来』というものは、とても不確かなもの。ほんの些細な選択の違いで大きく変わってしまう。例えばこうして貴女に触れる手を右手にするか左手にするか、というような本当に些細なことで、この国の行く末さえも変えてしまうかもしれません。そして人は他人の『未来』を聞けば、それを変えたくなってしまうものなのです。良いですか?」
その女性の言葉に、少女はしっかりと頷く。
「はい、ミヅキ様」
まだ年端の行かぬ可愛らしい声。
それに視点の主は(またこの夢か・・・)と思う。
(これはいつもの夢・・・。正確には、私がまだ10歳の頃の記憶・・・)
そう、これは『彼女』の見ている夢だ。それも今から8年前に実際に『彼女』が体験したこと。そのプレイバック。
先ほどミヅキという女性に頷いた少女こそが8年前の『彼女』ということになる。
(この日は私の10歳の誕生日だった。まだ父様も『まとも』だったし、母様も元気だったころ。どうしてもとおねだりをして、ミヅキ様が誕生日のお祝いに私の未来を占ってくれることになった)
ミヅキは少女の『家』に仕える占い師だった。
父も母も彼女の占いを深く信頼しており、『家』の方向性についても度々アドバイスをもらっていたほどだ。
占い師としての実力もさることながらミヅキは綺麗で賢く、そしてとても心優しい女性だった。だからこそ少女もミヅキのことが大好きだった。
そんなミヅキが少女の未来を占ってくれると言う。心踊らないわけがない。父母が開いてくれた誕生日パーティーもすごく楽しかったが、実はその間もずっと心待ちにしていたのはこの時だった。
ようやくミヅキにおねだりした問いの答えが聞けるかと思うと胸は高鳴った。
(私がミヅキ様に占ってもらったのは、『将来、どんな人と結婚するのか』)
自分で訊いたこととは言え、今から思えば笑ってしまう。
色恋に芽生え始めたばかりの10歳の女の子だ。仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないけれど。
しかし少女の期待とは裏腹にミヅキの表情が明るくはない。
「もう一度言います。このことはここに居る者以外には決して他言してはいけません。父上にも母上にもご兄弟にもです」
普段のミヅキらしくない歯切れの悪さに少女が少し戸惑いを見せる。子供の戯れ言に付き合っているというだけの雰囲気ではない。
場所は『家』の中のミヅキの私室。
そこに居るのは四人。少女とミヅキ、そしてミヅキ同様父に仕えている青年。
(もう一人は・・・誰だったかしら・・・)
いつももう一人の人物が誰だったのか思い出せない。
しかしそこに居たのは皆、少女が心を許した信頼の置ける人物だけだったのは確かだ。
戸惑いながらも少女が口をキュッと結び頷くと、ミヅキは占いの結果を口にした。
「貴女は将来『王』となる人物と結ばれるでしょう」
それを耳にした瞬間、少女の顔はパアッと明るくなった。
「ええっ! 王様と結婚するの!?」
思いも寄らない答えだった。自分がまさかそんな立派な人と結婚することになるなんて、信じられない。
しかし今までミヅキの占いが間違っていたことなどない。
少女は子供らしく単純にそれを『嬉しい』と感じていた。
しかしその場にいた他の者達の反応はそれとは違っていた。
青年は「馬鹿な・・・」とおののく。
そしてもう一人の人物は「それは・・・あまりに過酷な・・・」と目を伏せた。
二人の反応の意味は分からなかったが、少女にもそれが単純に喜ばしい未来ではないことは分かった。
ミヅキが決然とした顔で言う。
「これは貴女様にとって確かに過酷と言える『運命』でしょう。しかし私は貴女様ならばその『運命』を受け入れ正しく歩んでいくことができると思い、話しました。どうかこのことをこれから先、決してお忘れなきよう。そしてしつこいようですが決して他言されぬよう、お願い致します」
(この時は何故それほど念を押すのか分からなかったけれど、今なら分かる。こんなことが他に知られていたら、きっと今の私の命はなかった。これは私を守るためだったんだわ)
沈痛な面持ちながら、もう一人の人物が前に出る。
「私からも僭越ながら誕生日プレゼントをご用意した。受け取って欲しい」
その人物が懐から取り出したのは、宝石箱くらいの大きさの木箱。
それをテーブルに置くと、開けてみるように促す。
少女が箱を開けると、中には2枚のカードとチェスの駒が一つ入っていた。
「これは・・・?」
カードを取り出して見てみるがそのカードに絵柄はなかった。本来何かしらのイラストが描かれていたりテキストが記されている部分が白紙のままだ。ただ紫色の枠で縁取られていることからそれが融合モンスターのカードであることだけは分かった。
「それらには特別なおまじないがかけられている。1枚は貴女の魂に寄り添うカード。貴女が将来決闘者となり自身の『運命』を受け入れることができた時、始めて力を発揮し貴女の魂に沿うモンスターを生み出すだろう」
「もう1枚は?」
「そちらは『王』の魂に寄り添うカード。貴女の伴侶となるべき人に貴女が巡り会った時、同じくその者の力となるモンスターが生み出されるようになっている。そのチェスの駒とともに時期が来たならばその男性に渡して欲しい」
その人物の言葉は少し難しくて半分くらいしか理解は出来なかったが、とにかく特別なカードだということは解ったので、少女は素直に「ありがとう」と礼を述べてそれらをまた箱に閉まった。
ちょっと不穏な感じはあったが、自分が将来王様になるような人物と結ばれることも分かったし、不思議なカードも貰えた。とても良い誕生日だったと少女は満足していた。
(この『記憶』の頃は毎日ただ楽しかった。父様も母様も私を愛してくれていたし、周りの人々も慈しみを持って接してくれていた。私は何も知らず、何もせず、ただ毎日を過ごしていただけだった。ミヅキ様やあの方がこれから起こる悲劇を示唆してくれていたにも関わらず。今ならば分かる。私が何を為すべきなのか、私の『運命』を)
この夢はもうじき覚める。
何度も繰り返し見てきた夢だ。まるでミヅキ様の「決してお忘れなきよう」という言葉を守るように、何度も何度も。
目が覚めれば今までと同じアカデミアの日常が待っていることも知っている。
「ユウリ様」
夢の中のミヅキが少女を呼ぶ。
「貴女様はご自分が正しいと信じる道を歩みなさい。『黒』ではなく『白』だと信じる道を進むのです。そうすれば志を同じくする沢山の仲間ができるでしょう。唯一人と想う男性にも巡り会えるでしょう。決して『運命』に挫けてはなりません。貴女様の中のそれを為す『白き精神』が必ずや貴女様をお守りしてくれるでしょう」
ミヅキはそう言って、まるで聖母のような慈愛に満ちた顔で微笑んだ。
・
・
・
・
目を覚ますと、そこはいつもの自室のベッドの上。
清潔で肌触りのよいシーツをするりとめくり起き上がると、影丸ユウリはくっと伸びをした。
「んっ」と吐息が漏れる。
ベッドを抜けカーテンを開けると、麗らかな陽気が部屋を染める。
(あの夢を見ると、どういうわけか必ず少し寝坊してしまうわね)
苦笑しながら窓を開け、早朝の爽やかな空気を部屋へと迎える。
ここはデュエル・アカデミアに四つある寮の一つ、女子寮の一室。
生徒会長ではあっても彼女も寮生なので、他の女子生徒と同じくユウリもここで生活している。とは言え彼女の立場上、他の女子生徒よりもかなり広い一人部屋なのだが。
ユウリ自身は自分の部屋に豪華な調度品など不要だと感じているのだが、せっかく用意されている部屋を断るのも気が引けるため仕方なく使っている。
髪に軽くブラシをかけ、手早く身支度を整え、青を基調とした制服へと着替える。
今日は先日の入学試験の合格発表の日。大方の準備は昨日までにしてしまっているのでそうやることはないのだが、それでもユウリは新たに同門となる新入生達を見ておこうと思っていた。
ふと、先日の入試の際に見たあのリンク召喚使いの少年を思い浮かべる。
(デュエルに誓ったのだから万が一にも落ちはしないとは思うけれど、彼は無事受かっているかしら)
我知らずユウリは微笑んでいた。何故だか彼を思い浮かべると自然と笑みが湧いてくる。
ふと思い立って化粧台の引き出しを開ける。中には古いがきちんと綺麗に手入れされた木箱。
取り出し開けてみると、そこには先ほどの夢と同様に2枚のカードとチェスの駒が収められていた。
違うのは2枚の内、片方のカードにはすでにイラストもテキストもきちんと記されているという点である。
(あれから2年後に母様が亡くなり、その3年後に私はこのデュエル・アカデミアに入学した。このカードが発現したのはその頃だったわね。『あの方』の仰った通り、私の魂を体現したカード)
ユウリにとってそれはすでに他のどのカードにも代えがたい特別なカードになっていた。まさに『魂のカード』だ。
そしてもう1枚のカードを手に取る。
こちらは未だ白紙のまま。それはユウリがまだ心を寄せる相手に出会っていないことを示していた。
だが――――
ふっ、とユウリが何か思い付いたように顔を上げた。
頭の中で何かしらを組み立てるように考え、結論が出たのかクスッと笑う。
その時、部屋のドアがノックされた。
多分、副会長の十六夜アキラだろう。同じ寮に住む彼女は毎朝こうしてユウリを迎えにやってくる。
ユウリはその2枚のカードをそっと懐にしまうと返事をしてドアを開けた。
こうしてユウリの一日が幕を開けたのだった。
その思惑を内包しながら。
・
・
・
・
デュエル・アカデミアの入学試験から数日が過ぎたその日、ユーイの姿は王都の大衆食堂『ふぁらお亭』にあった。
ユーイが顔を出すのは大抵夕方頃の混雑する少し前なのだが、今日はもう日が暮れてしまっている。客席も大半が埋まり、日頃の鬱憤を吐き出すかのように大きな笑い声や怒鳴り声があちこち飛び交っている状況だ。
だが見ると、いつもユーイが座る席だけはぽつんと空いていた。店からすればそこは確かに端の席ではあるのだが、これだけ混雑している中でそこだけ時間に取り残されてしまったかのように浮いてしまっている。
不思議に思いながらもそのいつもの席に座ると、すぐにウェイトレスがやってきた。
「今日は来てくれるだろうって思って空けてたんですよ、席」
そのウェイトレス――――チヨがにっこりと屈託のない笑顔を向けてくる。
そう、この『ふぁらお亭』はチヨが住み込みで働いている店なのだ。
初めて来たあの日からこの店はユーイのお気に入りの場所になり、3日と空けず夕飯を食べにきている。今ではさながら行き付けの店となっていた。
「なんといっても今日はデュエル・アカデミアの合格発表の日ですもんね! 絶対報告に来てくれるって信じてました! それでどうだったんですか!?」
もう待ちきれないという様子でぐいぐい詰め寄ってくるチヨ。
チヨの言うように先日の入学試験の結果が今日から掲示されることになっており、ユーイもそれを確認しに行っていたところだ。
「うん。ちゃんと受かってたよ」
ユーイが言うと、チヨはもう堪えきれないという感じで「ばんざーい!!」と諸手を上げて跳び跳ねた。
体いっぱいを使った喜びの表現に、近くにいた客達が何事かと振り返る。喜んでくれるのは嬉しいが、気恥ずかしさもあって苦笑いが出る。
「あの『アカデミアの魔女』に勝ったんですもんね! 当然と言えば当然なんですけど、やっぱり嬉しいですね!」
確かにあれは『勝てば合格』を天に誓ったデュエルだったのだから約束が破られることはないだろうと予測はしていたが、掲示板に記された自分の受験番号を見つけた時はやはりホッとした。
これで落ちていたらヒスイの顔に泥を塗ってしまうところだ。1年もの間、居候させてもらった恩を仇で返したくはない。
それにユーイ自身の『決闘王になる』という夢のためにも、デュエル・アカデミアでこの国のエリート決闘者達と切磋琢磨することは必要不可欠なステップだ。
「なに!? この兄ちゃんがあの『アカデミアの魔女』に勝ったっつー噂のルーキーなのかよ!?」
チヨの声が聞こえたのだろう、近くの席にいたおじさんがガタリと椅子を揺らして立ち上がった。するとそのデカイ声に釣られて周りの客達も次々にとユーイのテーブルへと押し掛ける。
ユーイの周りはあっという間に人だかりになってしまった。
「ひゃ~~」
「うおッ、マジか」
人の口に戸は立てられないものだ。入学試験でユーイがクローディアを倒したということは数日の内に街の人々に知れ渡っていた。事の他娯楽に乏しい王都の民衆にとってその話は、まるで小さな英雄譚のように話題のネタになっていた。
それにしてもこれほど騒ぎになるとは思わなかった。ユーイが慌てるがもう遅い。完全に囲まれてしまい、寿司詰め状態だ。
それを見かねたのか、助け船を出してくれたのは店主であるおかみさんだった。山盛りに盛られた料理の大皿を両手に持って、人だかりを切り裂いて前に出てきてくれる。
それらをテーブルにドドンと置くと声を張る。
「みんなが言う通り、この若者こそがあの『アカデミアの魔女』を倒した武藤ユーイ様さ! この若さでこの強さだ! 先は騎士様、末はお大臣様だよ! だけど良いのかい!? その将来有望な決闘者様の夕食の邪魔をして不況を買っちまって! あんた達の顔をこの方が覚えてても、あたしゃ責任は取らないよッ!!」
おかみさんの鶴の一声に客達は一瞬顔を見合わせたが、揃ってぞろぞろと自分の席へと帰っていった。
「助かったよ、おかみさん」
あまり持ち上げられるのも困り者だが、もみくちゃにされて収拾がつかなくなるのはもっと困る。なにより店に迷惑をかけると今後来にくくなるところだった。
おかみさんはカラカラと笑う。
「今日はあんたの合格祝いだろう、良いってことさね! 一発サインでも書いてくれりゃあね!」
ユーイの将来を見越しての青田買いというやつか。確かに有名人が無名時代から通っていた店というのは人気が出るものだ。
「勘弁してよ・・・」
ユーイが苦笑すると、おかみさんとチヨは揃ってカラカラと笑った。
本当の親子ではないのに、2人の笑い方はそっくりだった。
そうしてユーイはその晩もいつも通り和やかな気持ちで『ふぁらお亭』の料理を満喫することができた。
・
・
・
・
夜が更け客が大分まばらになってきた頃を見計らって、ユーイは懐からカードの束を取り出しテーブルに広げ始めた。
それを始めるとチヨ達はユーイの邪魔にならないよう席には近寄らないようになる。むしろユーイの席に他の客が寄り付かないように気を配ってくれている節もある。
決闘者にとってデッキ調整が神経を使うことだということをきちんと認識してくれている証拠だ。
邪魔が入らない状況で調整するのならば宿の部屋で一人黙々と作業すれば良いのかもしれないが、ユーイは『ふぁらお亭』でこれをやるのが好きだった。チヨの存在なのか、店の雰囲気なのか、何となくここでやる方が集中できる気がした。
まずはテーブルの右側に現在使用しているデッキのカードをモンスター・魔法・罠に分けて並べる。
そして左側にはその他の手持ちカードを並べていく。
不思議なのはそちらのカードプールだった。
イラストもテキストもない白紙のカードがかなりの枚数混じっている。
ユーイはそのカード達をじっと見つめる。
(記憶喪失で保護された時、俺が所持していたカードは白紙のカードばかりだったらしい)
白紙のカードというのは、それそのものはそう珍しいものではない。
そもそもカードとは魔物や魔法の力を封じ込めたものだ。それらを封じ込める前はただの白紙のカードでしかないのは周知の事実。
例えばこの世界には魔物を討伐することでその力を白紙のカードに封じ込め、モンスターカードを作り売ることを生業にする者達もいるらしい。もし記憶を無くす前のユーイがそういったカード商だったならば、大量の白紙カードを持っていたということも不思議ではない。
(奇妙なのはそれじゃあない。俺が奇妙だと感じているのは、あの入試以来数日の間にこの白紙のカードに何枚かイラストが『浮かび上がってきた』ということだ・・・!)
確かに白紙だったはずのカードにモンスターの絵やテキストが浮かび上がってきているのを発見したのはつい昨日のことだ。
絶対に今まで持ってはいなかったモンスターカードが気付かない内に増えていた。新たにカードを買ったり、誰かのカードが混入したりした可能性もない。
でなければ先述の通り魔物の力を新たに封じ込めたとしか思えないが、入試以来この王都から外には出ていないし魔物に遭遇したこともない。にも関わらず自然発生的にカードにモンスターの力が宿るなど、本来ならばあり得ないことだ。
(これでは元々封じられていたモンスターの力が、何らかの作用により封印のようなものを解かれたとしか考えられない)
少なくともユーイはそんな現象を聞いたことがない。
だがそんな奇妙なカードを記憶を失う前のユーイが所持していたことは事実だ。
ユーイは新たにモンスターが浮かび上がってきたカードを数枚手に取る。
(そう、少なくともこのカード達は俺が記憶を失う前に持っていたカードであることは確かだ。俺が一体何者だったのかは分からないが、どうやらただの一般人というわけではなかったらしい。でなければこんなおかしなカードをこんなに大量に持っているはずがないんだからな)
そしてユーイはその数枚をデッキに加える。
(とにかくこのモンスター達を使ってみるしかない。このカード達に一体どんな意味があるのか現時点で答えは出ないが、使い続けてていればいずれ分かるかもしれない。今はその可能性に賭けるしかない)
こうしてユーイのデッキに数枚の新たな仲間が加わった。
この選択が後にユーイを自らの『記憶』に関する闘いへと導いていくことになる。
綺麗な女の人がそう言って唇に指を立てる。
「『未来』というものは、とても不確かなもの。ほんの些細な選択の違いで大きく変わってしまう。例えばこうして貴女に触れる手を右手にするか左手にするか、というような本当に些細なことで、この国の行く末さえも変えてしまうかもしれません。そして人は他人の『未来』を聞けば、それを変えたくなってしまうものなのです。良いですか?」
その女性の言葉に、少女はしっかりと頷く。
「はい、ミヅキ様」
まだ年端の行かぬ可愛らしい声。
それに視点の主は(またこの夢か・・・)と思う。
(これはいつもの夢・・・。正確には、私がまだ10歳の頃の記憶・・・)
そう、これは『彼女』の見ている夢だ。それも今から8年前に実際に『彼女』が体験したこと。そのプレイバック。
先ほどミヅキという女性に頷いた少女こそが8年前の『彼女』ということになる。
(この日は私の10歳の誕生日だった。まだ父様も『まとも』だったし、母様も元気だったころ。どうしてもとおねだりをして、ミヅキ様が誕生日のお祝いに私の未来を占ってくれることになった)
ミヅキは少女の『家』に仕える占い師だった。
父も母も彼女の占いを深く信頼しており、『家』の方向性についても度々アドバイスをもらっていたほどだ。
占い師としての実力もさることながらミヅキは綺麗で賢く、そしてとても心優しい女性だった。だからこそ少女もミヅキのことが大好きだった。
そんなミヅキが少女の未来を占ってくれると言う。心踊らないわけがない。父母が開いてくれた誕生日パーティーもすごく楽しかったが、実はその間もずっと心待ちにしていたのはこの時だった。
ようやくミヅキにおねだりした問いの答えが聞けるかと思うと胸は高鳴った。
(私がミヅキ様に占ってもらったのは、『将来、どんな人と結婚するのか』)
自分で訊いたこととは言え、今から思えば笑ってしまう。
色恋に芽生え始めたばかりの10歳の女の子だ。仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないけれど。
しかし少女の期待とは裏腹にミヅキの表情が明るくはない。
「もう一度言います。このことはここに居る者以外には決して他言してはいけません。父上にも母上にもご兄弟にもです」
普段のミヅキらしくない歯切れの悪さに少女が少し戸惑いを見せる。子供の戯れ言に付き合っているというだけの雰囲気ではない。
場所は『家』の中のミヅキの私室。
そこに居るのは四人。少女とミヅキ、そしてミヅキ同様父に仕えている青年。
(もう一人は・・・誰だったかしら・・・)
いつももう一人の人物が誰だったのか思い出せない。
しかしそこに居たのは皆、少女が心を許した信頼の置ける人物だけだったのは確かだ。
戸惑いながらも少女が口をキュッと結び頷くと、ミヅキは占いの結果を口にした。
「貴女は将来『王』となる人物と結ばれるでしょう」
それを耳にした瞬間、少女の顔はパアッと明るくなった。
「ええっ! 王様と結婚するの!?」
思いも寄らない答えだった。自分がまさかそんな立派な人と結婚することになるなんて、信じられない。
しかし今までミヅキの占いが間違っていたことなどない。
少女は子供らしく単純にそれを『嬉しい』と感じていた。
しかしその場にいた他の者達の反応はそれとは違っていた。
青年は「馬鹿な・・・」とおののく。
そしてもう一人の人物は「それは・・・あまりに過酷な・・・」と目を伏せた。
二人の反応の意味は分からなかったが、少女にもそれが単純に喜ばしい未来ではないことは分かった。
ミヅキが決然とした顔で言う。
「これは貴女様にとって確かに過酷と言える『運命』でしょう。しかし私は貴女様ならばその『運命』を受け入れ正しく歩んでいくことができると思い、話しました。どうかこのことをこれから先、決してお忘れなきよう。そしてしつこいようですが決して他言されぬよう、お願い致します」
(この時は何故それほど念を押すのか分からなかったけれど、今なら分かる。こんなことが他に知られていたら、きっと今の私の命はなかった。これは私を守るためだったんだわ)
沈痛な面持ちながら、もう一人の人物が前に出る。
「私からも僭越ながら誕生日プレゼントをご用意した。受け取って欲しい」
その人物が懐から取り出したのは、宝石箱くらいの大きさの木箱。
それをテーブルに置くと、開けてみるように促す。
少女が箱を開けると、中には2枚のカードとチェスの駒が一つ入っていた。
「これは・・・?」
カードを取り出して見てみるがそのカードに絵柄はなかった。本来何かしらのイラストが描かれていたりテキストが記されている部分が白紙のままだ。ただ紫色の枠で縁取られていることからそれが融合モンスターのカードであることだけは分かった。
「それらには特別なおまじないがかけられている。1枚は貴女の魂に寄り添うカード。貴女が将来決闘者となり自身の『運命』を受け入れることができた時、始めて力を発揮し貴女の魂に沿うモンスターを生み出すだろう」
「もう1枚は?」
「そちらは『王』の魂に寄り添うカード。貴女の伴侶となるべき人に貴女が巡り会った時、同じくその者の力となるモンスターが生み出されるようになっている。そのチェスの駒とともに時期が来たならばその男性に渡して欲しい」
その人物の言葉は少し難しくて半分くらいしか理解は出来なかったが、とにかく特別なカードだということは解ったので、少女は素直に「ありがとう」と礼を述べてそれらをまた箱に閉まった。
ちょっと不穏な感じはあったが、自分が将来王様になるような人物と結ばれることも分かったし、不思議なカードも貰えた。とても良い誕生日だったと少女は満足していた。
(この『記憶』の頃は毎日ただ楽しかった。父様も母様も私を愛してくれていたし、周りの人々も慈しみを持って接してくれていた。私は何も知らず、何もせず、ただ毎日を過ごしていただけだった。ミヅキ様やあの方がこれから起こる悲劇を示唆してくれていたにも関わらず。今ならば分かる。私が何を為すべきなのか、私の『運命』を)
この夢はもうじき覚める。
何度も繰り返し見てきた夢だ。まるでミヅキ様の「決してお忘れなきよう」という言葉を守るように、何度も何度も。
目が覚めれば今までと同じアカデミアの日常が待っていることも知っている。
「ユウリ様」
夢の中のミヅキが少女を呼ぶ。
「貴女様はご自分が正しいと信じる道を歩みなさい。『黒』ではなく『白』だと信じる道を進むのです。そうすれば志を同じくする沢山の仲間ができるでしょう。唯一人と想う男性にも巡り会えるでしょう。決して『運命』に挫けてはなりません。貴女様の中のそれを為す『白き精神』が必ずや貴女様をお守りしてくれるでしょう」
ミヅキはそう言って、まるで聖母のような慈愛に満ちた顔で微笑んだ。
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目を覚ますと、そこはいつもの自室のベッドの上。
清潔で肌触りのよいシーツをするりとめくり起き上がると、影丸ユウリはくっと伸びをした。
「んっ」と吐息が漏れる。
ベッドを抜けカーテンを開けると、麗らかな陽気が部屋を染める。
(あの夢を見ると、どういうわけか必ず少し寝坊してしまうわね)
苦笑しながら窓を開け、早朝の爽やかな空気を部屋へと迎える。
ここはデュエル・アカデミアに四つある寮の一つ、女子寮の一室。
生徒会長ではあっても彼女も寮生なので、他の女子生徒と同じくユウリもここで生活している。とは言え彼女の立場上、他の女子生徒よりもかなり広い一人部屋なのだが。
ユウリ自身は自分の部屋に豪華な調度品など不要だと感じているのだが、せっかく用意されている部屋を断るのも気が引けるため仕方なく使っている。
髪に軽くブラシをかけ、手早く身支度を整え、青を基調とした制服へと着替える。
今日は先日の入学試験の合格発表の日。大方の準備は昨日までにしてしまっているのでそうやることはないのだが、それでもユウリは新たに同門となる新入生達を見ておこうと思っていた。
ふと、先日の入試の際に見たあのリンク召喚使いの少年を思い浮かべる。
(デュエルに誓ったのだから万が一にも落ちはしないとは思うけれど、彼は無事受かっているかしら)
我知らずユウリは微笑んでいた。何故だか彼を思い浮かべると自然と笑みが湧いてくる。
ふと思い立って化粧台の引き出しを開ける。中には古いがきちんと綺麗に手入れされた木箱。
取り出し開けてみると、そこには先ほどの夢と同様に2枚のカードとチェスの駒が収められていた。
違うのは2枚の内、片方のカードにはすでにイラストもテキストもきちんと記されているという点である。
(あれから2年後に母様が亡くなり、その3年後に私はこのデュエル・アカデミアに入学した。このカードが発現したのはその頃だったわね。『あの方』の仰った通り、私の魂を体現したカード)
ユウリにとってそれはすでに他のどのカードにも代えがたい特別なカードになっていた。まさに『魂のカード』だ。
そしてもう1枚のカードを手に取る。
こちらは未だ白紙のまま。それはユウリがまだ心を寄せる相手に出会っていないことを示していた。
だが――――
ふっ、とユウリが何か思い付いたように顔を上げた。
頭の中で何かしらを組み立てるように考え、結論が出たのかクスッと笑う。
その時、部屋のドアがノックされた。
多分、副会長の十六夜アキラだろう。同じ寮に住む彼女は毎朝こうしてユウリを迎えにやってくる。
ユウリはその2枚のカードをそっと懐にしまうと返事をしてドアを開けた。
こうしてユウリの一日が幕を開けたのだった。
その思惑を内包しながら。
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デュエル・アカデミアの入学試験から数日が過ぎたその日、ユーイの姿は王都の大衆食堂『ふぁらお亭』にあった。
ユーイが顔を出すのは大抵夕方頃の混雑する少し前なのだが、今日はもう日が暮れてしまっている。客席も大半が埋まり、日頃の鬱憤を吐き出すかのように大きな笑い声や怒鳴り声があちこち飛び交っている状況だ。
だが見ると、いつもユーイが座る席だけはぽつんと空いていた。店からすればそこは確かに端の席ではあるのだが、これだけ混雑している中でそこだけ時間に取り残されてしまったかのように浮いてしまっている。
不思議に思いながらもそのいつもの席に座ると、すぐにウェイトレスがやってきた。
「今日は来てくれるだろうって思って空けてたんですよ、席」
そのウェイトレス――――チヨがにっこりと屈託のない笑顔を向けてくる。
そう、この『ふぁらお亭』はチヨが住み込みで働いている店なのだ。
初めて来たあの日からこの店はユーイのお気に入りの場所になり、3日と空けず夕飯を食べにきている。今ではさながら行き付けの店となっていた。
「なんといっても今日はデュエル・アカデミアの合格発表の日ですもんね! 絶対報告に来てくれるって信じてました! それでどうだったんですか!?」
もう待ちきれないという様子でぐいぐい詰め寄ってくるチヨ。
チヨの言うように先日の入学試験の結果が今日から掲示されることになっており、ユーイもそれを確認しに行っていたところだ。
「うん。ちゃんと受かってたよ」
ユーイが言うと、チヨはもう堪えきれないという感じで「ばんざーい!!」と諸手を上げて跳び跳ねた。
体いっぱいを使った喜びの表現に、近くにいた客達が何事かと振り返る。喜んでくれるのは嬉しいが、気恥ずかしさもあって苦笑いが出る。
「あの『アカデミアの魔女』に勝ったんですもんね! 当然と言えば当然なんですけど、やっぱり嬉しいですね!」
確かにあれは『勝てば合格』を天に誓ったデュエルだったのだから約束が破られることはないだろうと予測はしていたが、掲示板に記された自分の受験番号を見つけた時はやはりホッとした。
これで落ちていたらヒスイの顔に泥を塗ってしまうところだ。1年もの間、居候させてもらった恩を仇で返したくはない。
それにユーイ自身の『決闘王になる』という夢のためにも、デュエル・アカデミアでこの国のエリート決闘者達と切磋琢磨することは必要不可欠なステップだ。
「なに!? この兄ちゃんがあの『アカデミアの魔女』に勝ったっつー噂のルーキーなのかよ!?」
チヨの声が聞こえたのだろう、近くの席にいたおじさんがガタリと椅子を揺らして立ち上がった。するとそのデカイ声に釣られて周りの客達も次々にとユーイのテーブルへと押し掛ける。
ユーイの周りはあっという間に人だかりになってしまった。
「ひゃ~~」
「うおッ、マジか」
人の口に戸は立てられないものだ。入学試験でユーイがクローディアを倒したということは数日の内に街の人々に知れ渡っていた。事の他娯楽に乏しい王都の民衆にとってその話は、まるで小さな英雄譚のように話題のネタになっていた。
それにしてもこれほど騒ぎになるとは思わなかった。ユーイが慌てるがもう遅い。完全に囲まれてしまい、寿司詰め状態だ。
それを見かねたのか、助け船を出してくれたのは店主であるおかみさんだった。山盛りに盛られた料理の大皿を両手に持って、人だかりを切り裂いて前に出てきてくれる。
それらをテーブルにドドンと置くと声を張る。
「みんなが言う通り、この若者こそがあの『アカデミアの魔女』を倒した武藤ユーイ様さ! この若さでこの強さだ! 先は騎士様、末はお大臣様だよ! だけど良いのかい!? その将来有望な決闘者様の夕食の邪魔をして不況を買っちまって! あんた達の顔をこの方が覚えてても、あたしゃ責任は取らないよッ!!」
おかみさんの鶴の一声に客達は一瞬顔を見合わせたが、揃ってぞろぞろと自分の席へと帰っていった。
「助かったよ、おかみさん」
あまり持ち上げられるのも困り者だが、もみくちゃにされて収拾がつかなくなるのはもっと困る。なにより店に迷惑をかけると今後来にくくなるところだった。
おかみさんはカラカラと笑う。
「今日はあんたの合格祝いだろう、良いってことさね! 一発サインでも書いてくれりゃあね!」
ユーイの将来を見越しての青田買いというやつか。確かに有名人が無名時代から通っていた店というのは人気が出るものだ。
「勘弁してよ・・・」
ユーイが苦笑すると、おかみさんとチヨは揃ってカラカラと笑った。
本当の親子ではないのに、2人の笑い方はそっくりだった。
そうしてユーイはその晩もいつも通り和やかな気持ちで『ふぁらお亭』の料理を満喫することができた。
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夜が更け客が大分まばらになってきた頃を見計らって、ユーイは懐からカードの束を取り出しテーブルに広げ始めた。
それを始めるとチヨ達はユーイの邪魔にならないよう席には近寄らないようになる。むしろユーイの席に他の客が寄り付かないように気を配ってくれている節もある。
決闘者にとってデッキ調整が神経を使うことだということをきちんと認識してくれている証拠だ。
邪魔が入らない状況で調整するのならば宿の部屋で一人黙々と作業すれば良いのかもしれないが、ユーイは『ふぁらお亭』でこれをやるのが好きだった。チヨの存在なのか、店の雰囲気なのか、何となくここでやる方が集中できる気がした。
まずはテーブルの右側に現在使用しているデッキのカードをモンスター・魔法・罠に分けて並べる。
そして左側にはその他の手持ちカードを並べていく。
不思議なのはそちらのカードプールだった。
イラストもテキストもない白紙のカードがかなりの枚数混じっている。
ユーイはそのカード達をじっと見つめる。
(記憶喪失で保護された時、俺が所持していたカードは白紙のカードばかりだったらしい)
白紙のカードというのは、それそのものはそう珍しいものではない。
そもそもカードとは魔物や魔法の力を封じ込めたものだ。それらを封じ込める前はただの白紙のカードでしかないのは周知の事実。
例えばこの世界には魔物を討伐することでその力を白紙のカードに封じ込め、モンスターカードを作り売ることを生業にする者達もいるらしい。もし記憶を無くす前のユーイがそういったカード商だったならば、大量の白紙カードを持っていたということも不思議ではない。
(奇妙なのはそれじゃあない。俺が奇妙だと感じているのは、あの入試以来数日の間にこの白紙のカードに何枚かイラストが『浮かび上がってきた』ということだ・・・!)
確かに白紙だったはずのカードにモンスターの絵やテキストが浮かび上がってきているのを発見したのはつい昨日のことだ。
絶対に今まで持ってはいなかったモンスターカードが気付かない内に増えていた。新たにカードを買ったり、誰かのカードが混入したりした可能性もない。
でなければ先述の通り魔物の力を新たに封じ込めたとしか思えないが、入試以来この王都から外には出ていないし魔物に遭遇したこともない。にも関わらず自然発生的にカードにモンスターの力が宿るなど、本来ならばあり得ないことだ。
(これでは元々封じられていたモンスターの力が、何らかの作用により封印のようなものを解かれたとしか考えられない)
少なくともユーイはそんな現象を聞いたことがない。
だがそんな奇妙なカードを記憶を失う前のユーイが所持していたことは事実だ。
ユーイは新たにモンスターが浮かび上がってきたカードを数枚手に取る。
(そう、少なくともこのカード達は俺が記憶を失う前に持っていたカードであることは確かだ。俺が一体何者だったのかは分からないが、どうやらただの一般人というわけではなかったらしい。でなければこんなおかしなカードをこんなに大量に持っているはずがないんだからな)
そしてユーイはその数枚をデッキに加える。
(とにかくこのモンスター達を使ってみるしかない。このカード達に一体どんな意味があるのか現時点で答えは出ないが、使い続けてていればいずれ分かるかもしれない。今はその可能性に賭けるしかない)
こうしてユーイのデッキに数枚の新たな仲間が加わった。
この選択が後にユーイを自らの『記憶』に関する闘いへと導いていくことになる。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
あんまりお久しぶりなので忘れられちゃってるんじゃないかって心配で、次回予告要員として登場しちゃいました!
まずはユーイくんがアカデミアに合格できてホントに良かったです!
生徒会長のユウリさんが何か企んでるみたいですが、『アカデミアの魔女』に勝ったユーイくんならきっと大丈夫ですよね!
意味深に登場した過去キャラや白紙のカードの謎や色々気になりますが、これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!
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こんにちは!私は異世界人ですから!(笑)
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