寄り道編　Happy New Year！　作：くちなし

㊟この短編には以下の要素が含まれています
・うp主(私)の登場
・gdgd
・本編無関係
・キャラ設定の違い

それでも良ければゆっくりしていってね♪(^_-)-☆

☆★☆★

P「着物、似合ってるよ」
有「そう、、？」
咲「皆綺麗だね」
無「そう言われると少しばかり恥ずかしいです、、」
桃「、、」
み「恥ずかしいですぅ、、」
P「咲も今は本なんか読んでないで、、」
梨「、、、」
咲「ホント、皆似合ってるね」
ハ「当然よ。私が選んであげたんだもの」

今日は元旦。前もって女子勢全員でハルヒ曰く、「男子禁制の着物選び」で選んできた着物を着ているのである。

ハ「さて！」

一同「あけましておめでとうございます！」

一同「今年もよろしくお願いします！」

★☆★☆

場所は変わり、神社にて。数十分前に遡る。

ーーー回想始

ハ「さて、新年を迎えて事だし、神社に行くわよ！」
咲「えぇぇ⋯⋯」
無「良いじゃないですか。今年の運勢、気になるでしょう？」
咲「、、、」

ーーー回想終

、、んな訳で、咲夜達全員で神社に来ている。因みに今居るのはSDA団メンバー5人と、イリア、ルカナ、
有希、蓮の9人である。

チャリン、ガランガラン、パン、パン、、お賽銭を入れる音、鈴の音、手を叩く音、、色々な音が混ざり、多くの
人で賑わっていた。

P「みんな、何をお願いしたの？」
ハ「馬鹿ね。そう言うのは口に出さない方が良いのよ」
咲「そうだよ」
P「そうなのか」
み「そうみたいですね」
無「そうなんですよ」
ハ「さて、おみくじ、引くわよー！」

おみくじ、1回100円。

ハ「、、中吉、、まずまずね」
ル「ん？半吉、、なんて読むの？」
イ「それ、「なかばきち」って読むのよ。あ、私は末吉だった」
無「、、吉ですね」
蓮「僕、大吉だ」
み「えっとぉ、、末小吉、、でしたぁ」
有「私も中吉だ」
咲「⋯⋯⋯(哀)」
梨「、、、」
有「咲夜、どうしたの？」
ハ「咲は何？」
梨「、、大々吉、、」
イ「大々吉！？凄いわね～」
ハ「何うじうじしてるのよ。早く見せなさいっ！」

そう言ってハルヒが取り上げて、見た瞬間、ハルヒの口が止まる。
なんだ、と思ってか、
咲夜のが気になるのか分からないが、寄ってきて覗き見た他の皆も見た瞬間、気まずくなった。
咲夜のおみくじに書かれていたのは、、大吉でもなければ、大凶でもない。

『大々凶』である。

P「うっわ、運悪っ！」
イ「ちょっと、p主さんっ！」
P「しまった、、咲夜、、」
咲「、、、(無)」

覗き込んだ咲夜の顔から生気が失われていく。まるで、幽体離脱でもしてしまったかのように。

無「でも、それって、出てくるの0.01％以下ですよ、、？」
咲「ヨホドコトシノウンガワルイショウコジャナイカナー(棒)」
有「えっと、、何をしても裏目に出て、役に立たない、、何かあっても、何もせずにいた方が良い、、だって」
ル「学業は、、？、、今まで通りの物が通用せず、一気にどん底へ。いつも以上に準備をしておく事、、だって、」
咲「、、」
無「人間関係は、、仲の良い人に恨みを持たれ、反逆される。無闇に人を信じて騙されぬように、という事です」
咲「アア、ゼツボウテキダナー(棒)」
み「えっとぉ、、縁談はぁ、話がついて行けず、邪魔者扱いされそう。って、書いてありまぁす、、！」
ハ「全く、なんで悪い事ばっかり言うのよ。出産だって良しってあるし、結婚だっていいこと書いてあるじゃない」
イ「ねえ、ハルヒちゃん、、」
ハ「？」
蓮「咲夜は男の子だから出産はしないし、中学3年生だから結婚もできないよ」
ハ「あ、、しまっ、、わ、、分かってるわよ、そんなの！ただ、サキを元気付けようとして、、」
咲「うん、、ありがと、ハルヒ、、」
ハ「別に、礼なんかいいから早く元気出しなさいよ！あんたが沈んでると、こっちまで雰囲気悪くなるのよ」
咲「そうか。ごめんね」
ハ「次は絵馬にお願い事描くわよ！」

絵馬。木の札にウマなどの動物の絵が描かれていて、それにお願い事を書いて、結ぶものだ。最近は、
個人情報がどうこうで、住所名前にステッカーを張れるものもあるらしい。住所なんて書かないと思うけど。
また、普通の絵馬のサイズは大人の手のひらより少し大きい位だが、それの何倍もあるジャンボ絵馬
や、大絵馬、巨大絵馬なんて言うのもあるらしい。

絵馬の起源は奈良時代にまで遡るという。因みに、お願いする事の1つに、家内安全、安産祈願、
なんて物があるが、この2つは江戸時代から人気が出ているらしい。さらに進み、明治時代以降には
厄除けを祈る絵馬も生まれた、とされている。
又、絵馬には馬の絵が描かれているのが普通(だと思っている)だが、場所によって、色々な絵が
描かれている。金魚や、白蛇、その年の干支の動物、キュートでかわいい絵馬や、招き猫があれば
無地の物もあるという、なんとも個性的な物が多いのである。

有「、、書けた、、(どうか叶います様に、、)」
咲「見せて～？」
有「ダメ。絶対教えない」

覗こうとすると、すぐさま書いたところを隠す有希。有希の目がかなり真剣である。咲夜は諦める事にした。

咲「無花果は何書いたんだ？」
無「、、、」
咲「うわっ！絵、うまっ！」

無花果の絵馬には龍が描かれていた。お願い事を書く所に、ペンで絵を描いていたのだ。
書いていたのは言うまでもない。無花果のエース、琰魔竜レッド・デーモン・ベリアルだ。
よく見ると、絵馬の下の方にお願いが描いてあった。

ハ「みんな、書けたら結んでね」

皆が結んでいく中、咲夜は1人、ぼうっとしていた。

ハ「早くしなさいよ！」
咲「ああ」

そう言って咲夜も絵馬をかける。皆は咲に帰り路を歩いていた。

咲「待ってよー！」
P「早くおいで」
ハ「遅いわよ！」

☆★☆★

その日の夜。

咲「、、」

咲夜はもう一度神社を訪れていた。人気の居ない、静かな神社。
チャリン、ガランガラン、パン、パン、、。

咲「さて、行くかな」

咲夜が何を祈ったかは分からない。
しかし、咲夜の絵馬には、こう書かれていた。

『皆といられる時間が少しでも長くありますように』

と。

fin


うp主より
新年あけましておめでとうございます。遊戯王MoonSters、投稿者の浮幽さくらと申します。
(アポストロフィ的な物が抜けているのは投稿時にエラーが出てしまう為です)
私にとって2016は長かったような短かったような、分からない年でありました。
皆様は2017の正月をどの様に過ごしたでしょうか。帰省、旅行、大体はどれかに当てはまると思いますが、、
私は正月の朝から塾で、あまり楽しかった、とは言えない正月でしたが、、
さて、話は変わりますが、今現在まで、「遊戯王MoonSters」を書く事が出来るのは読んで下さる皆様のお陰
だと思っています。投稿ペースはバラバラですが、毎回読んで下さる方に対しての感謝を改めて感じました。
最後に、私の諸事情により、この短編を投稿するのが遅くなってしまいました。すみません、、
今年も、「遊戯王MoonSters」をよろしくお願いします。


次回は本編、112話