第110話　忘れられたカード　作：くちなし

☆★☆★

イ「まさか、最終戦が、兄妹バトルで、」
無「妹さんは十二獣、、使いですか、、」
梨「、、」

今一度いうが、最終走者を迎えた両チームは、咲夜とその妹、早苗が戦う事になった。早苗は兄である咲夜に対し、
相当な恨みを持っている様で、此処で、咲夜を殺す為に来たという、、


《フィールド》
咲夜　LP2500　手札4
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン　ATK3000
？？？
？？？

早苗　LP4000　手札4
デストーイ・デアデビル　ATK3000
伏せカード1


Turn46　TP 咲夜　手札4➡5

「このままバトル！クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンでダイレクトアタック！烈風のクリスタル・エッジ！！」

早「罠オープン、ピンポイント・ガード！」

『ピンポイント・ガード』　通常罠　(要約)
①相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地の☆4以下のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
②この効果の①の効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない。

早「私は墓地から十二獣モルモラットを特殊召喚する！そして、このターン、モルモラットは破壊されない！」

咲「ターンエンド」


Turn47　TP 早苗　手札4➡5

「私は、モルモラット1体でオーバーレイ！X召喚、十二獣ワイルドボウ！」

十二獣ワイルドボウ　ATK0


「モルモラット追加効果発動！X素材を1つ取り除き、デッキから、モルモラットを特殊召喚するわ！」

十二獣モルモラット　ATK0

「そして、ワイルドボウでオーバーレイ！十二獣タイグリス！」

十二獣タイグリス　ATK0

「タイグリスの効果！X素材を1つ取り除く、墓地のモルモラットをX素材にする！」

咲「やはり、腕は上がっていたんだ、、」

「そして、タイグリスを素材にX召喚！十二獣ブルホーン！」

十二獣ブルホーン　ATK0

「ブルホーンの効果！X素材(モルモラット)を取って、デッキから通常召喚可能なモンスターを持ってくるわ」

咲「サーチ、、！」

「私が加えるのは、、オネストよ！」

咲夜はただただ何もせずに見ている。

「私はモルモラットの追加効果で、X素材を1つ取り、墓地のモルモラットを特殊召喚！」

十二獣モルモラット　ATK0

さらに、モルモラット、、すなわち、☆4が2体。

「私はモルモラット2体でオーバーレイ！X召喚！ガガガガンマン！』

ガガガガンマン　DEF2400

「ガガガガンマン、守備表示の効果で、相手に800ダメージを与えるわ！」

咲夜LP2500➡1700

「私はこれでターンエンドよ」


Tuen48　TP 咲夜　手札6→7

「僕のターン！(手札消費0でここまで来るとは、、)」

咲夜がドローしたのはフィールド魔法、天空の虹彩。

「このカード、、、！！(いや、ちょっと待って、、？)」

咲夜はふと思い出す。このバトンリレーみたいなレース全体を。

「フィールド魔法、天空の虹彩、、発動し、その効果を使う！！」


『天空の虹彩』　フィールド魔法　(要約)
「天空の虹彩」の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分のPゾーンの「魔術師」、「ＥＭ」、「オッドアイズ」カードは
相手の効果の対象にならない。
②このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「オッドアイズ」カード１枚を手札に加える。


早「何言ってるの？お兄ちゃんの場にはクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンしか破壊対象は居ないわよ？」
咲「いや、あるさ！Pゾーンにね！」

忘れられた2枚のカード。Pゾーンに置いてある2枚のカード。
レースが始まり、イリアはPスケールのエキセントリック・デーモンと、マジェスペクター・フォックスを
Pゾーンにセットしたまま負けた。それをチーム全員、誰も破壊せず、破壊されず、守り抜いたのだ(←気付いて無いだけかも知れないけど)。

早「最初からずっと、、！」
咲「そうさ！守り抜いたんだ！」

イ「私のスケールを使って！」
ル「まさか、咲夜がP召喚を使うなんて、、考えてなかったわ」
無「これが仲間の絆ってものですか」
梨「、、」

「Pゾーンのマジェスペクター・フォックスを破壊、デッキからオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札に加える！」

早「まさか、、P召喚を使うの、、」

「手札のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンをPゾーンにセット！これで☆2から6のモンスターのP召喚が出来る！」


≪揺れろ、魂の鼓動、奥底に眠りし、神秘の力！P召喚！来い！僕のモンスター達！≫

現れたのは、EM トランプ・ウィッチ。Pゾーンからマジェスペクター・フォックス。

「手札から、オッドアイズ・フュージョン発動！」


『オッドアイズ・フュージョン』　通常魔法　(要約)
①自分の手札・場から、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ
送り、その融合モンスター１体をエクストラデッキから融合召喚する。
相手の場にモンスターが2体以上存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合、自分のEXデッキの
「オッドアイズ」モンスターも2体まで融合素材とする事ができる。


早「フュージョン、、融合、、！？」

「そうさ！手札のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと場のマジェスペクター・フォックスを融合！」

≪異色の眼持つ龍よ！魔法の力を得て、風雷と共に現れよ！≫

『融合召喚！来いっ！オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン！！』

オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン　ATK2500

「ボルテック・ドラゴンの効果！融合召喚成功時、相手モンスター1体を手札に戻す！」


『オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン』　風属性、ドラゴン族、☆7、融合効果モンスター　(要約)
「オッドアイズ」モンスター+Pモンスター
「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」の効果はそれぞれターンに1回のみ使用できる。
①このカードが融合召喚に成功した時、相手の場の表側攻撃表示モンスター1体を対象にして発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
②このカード以外のモンスター効果、魔法・罠カードが発動した時、自分のEXデッキから、表側表示のPモンスターを1枚デッキに戻し、その効果を無効にし、破壊する事が出来る。


早「あ、、！私のブルホーンが、、！」

早苗のブルホーンがEXデッキに戻っていく。EXデッキから召喚されるモンスターは手札には戻らないのだ。

「魔法カード、復活の福音を発動し、墓地のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚！」

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン　ATK2500

「さらに、場のトランプ・ウィッチの効果発動！このカードを素材に融合召喚する！」

早「融合無しで融合、、！？」

「場のトランプ・ウィッチとオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで融合！！」

≪闇と闇重なり、血に飢えた龍が姿を現す！≫

『融合召喚！スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン！！』

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン　ATK2800

「スターヴ・ヴェノムの効果発動！融合召喚成功時、相手モンスター1体の攻撃力分、攻撃力をアップする！」


『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』　闇属性、ドラゴン族、☆8、融合効果モンスター　(要約)
トークン以外の闇属性モンスター×2
①このカードの融合召喚成功時に発動できる。相手の場の特殊召喚されたモンスター１体を選び、その攻撃力分
だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
②ターンに1度、相手の場の☆5以上のモンスター１体を対象として発動できる。ターン終了時まで、このカードは
そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
③融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。相手の場の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。


早「ガガガガンマンの攻撃力1500、、！」

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン　ATK2500➡4000

「バトル！クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンでガガガガンマンを攻撃！烈風のクリスタル・エッジ！！」

クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン　ATK3000➡4500

早苗のガガガガンマンは破壊されるが、守備表示だったためにダメージは0。

「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンでデストーイ・デアデビルを攻撃！牙龍のプリグラクション・オベイ！！」

早「、、！」
咲「うちの団長のモンスター、返してもらうよ！！」


《フィールド》
咲夜　LP1700　手札2
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン　ATK3000
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン　ATK2800(現在は効果により4300)
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン　ATK2500
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン　ATK2500
天空の虹彩
オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン(Pゾーン、♦1)
エキセントリック・デーモン(Pゾーン、♦7)

早苗　LP4000　手札4
デストーイ・デアデビル　ATK3000


第111話へ続く