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1-6:襲撃(*未修正) 作:氷色
「ちょッ…待てよユウゴ!」
タツヤが前を足早に歩くユウゴの袖を掴んだ。
「どうしたっつーんだよ、いきなり…」
タツヤが問い詰めようとするが、ユウゴは無言。
当然だ。説明などできるはずがない。ユウゴ自身、なぜあの場から逃げなければいけなかったのか、その理由など分からないのだ。
ただ解ることは、『あの存在』を知覚できないタツヤには絶対に理解することはできないということだけ。
例えばユウゴがクリボーなどの他の人に 見えない存在について打ち明けたとして、あるいはタツヤならば一笑に付すことはないのかもしれない。そんな淡い期待は確かにある。しかし、一も二もなく全てを信じ受け入れてくれるなどという楽観的な結末に確信など持てない。
これは、親友との間に決定的な溝を作り出してしまうかもしれない危険な賭けだ。
あるいはこれから先、その危険を犯さなければならないときも来るかもしれない。しかしそれは今ではない。今ではないのだ。
それから二人はしばらく無言のまま歩き続けた。
ユウゴにとっては、上手い言い訳を考えるための無言。
タツヤにとっては、ユウゴが自分の問いに答えてくれるのを待つための無言。
しかし川沿いの土手まで来たところでタツヤは意を決して胸中に渦巻いていた疑念を口にした。
「なぁ、たぶんだけどさっきの女の子、『セキュリティ』だよな?」
『セキュリティ』とは現在の日本の治安を守る公安組織である。
主な職務は警察・警備・監視であり、相応の力を有した組織だ。
本来ならあの子くらいの歳でそこに籍を置くのはおかしな話だが、年齢に関係なく実力を持った者ならば特別に在籍を認められるという噂もある。もし本当に彼女がセキュリティならば、彼女はスペシャルということになるわけだ。
「間違いない…と思うぞ。私服だったけど、襟にバッジが付いてたから」
セキュリティに所属する者は、職務中ならば制服の着用、非番時にもバッジの携帯が義務付けられている。
あんな一瞬の邂逅でそれに気付くとは、さすがタツヤだ。抜け目がない。
「もしかしてだけど、お前それが分かったから逃げたわけじゃないよな?」
ああ、そうかと思う。
タツヤはユウゴが足早にあの店を出たのが、セキュリティに関わりたくないからだと考えている。何かやましいことがあって、セキュリティから逃げたのだと。
あの子がセキュリティであることに気付いたのならタツヤの疑念はもっともだった。そう思われても仕方ない態度だったと思う。
だがそれは違う。違うことだけはちゃんと伝えておきたい。
「違うよ。俺はあの子がセキュリティだったなんてタツヤに言われるまで気付かなかった」
「じゃあなんで逃げたんだよ!?」
「それは…」
ユウゴが言いあぐねる。
と、その瞬間だった。
天地が逆転するかのような轟音がユウゴの耳をつんざいた。
タツヤが前を足早に歩くユウゴの袖を掴んだ。
「どうしたっつーんだよ、いきなり…」
タツヤが問い詰めようとするが、ユウゴは無言。
当然だ。説明などできるはずがない。ユウゴ自身、なぜあの場から逃げなければいけなかったのか、その理由など分からないのだ。
ただ解ることは、『あの存在』を知覚できないタツヤには絶対に理解することはできないということだけ。
例えばユウゴがクリボーなどの他の人に 見えない存在について打ち明けたとして、あるいはタツヤならば一笑に付すことはないのかもしれない。そんな淡い期待は確かにある。しかし、一も二もなく全てを信じ受け入れてくれるなどという楽観的な結末に確信など持てない。
これは、親友との間に決定的な溝を作り出してしまうかもしれない危険な賭けだ。
あるいはこれから先、その危険を犯さなければならないときも来るかもしれない。しかしそれは今ではない。今ではないのだ。
それから二人はしばらく無言のまま歩き続けた。
ユウゴにとっては、上手い言い訳を考えるための無言。
タツヤにとっては、ユウゴが自分の問いに答えてくれるのを待つための無言。
しかし川沿いの土手まで来たところでタツヤは意を決して胸中に渦巻いていた疑念を口にした。
「なぁ、たぶんだけどさっきの女の子、『セキュリティ』だよな?」
『セキュリティ』とは現在の日本の治安を守る公安組織である。
主な職務は警察・警備・監視であり、相応の力を有した組織だ。
本来ならあの子くらいの歳でそこに籍を置くのはおかしな話だが、年齢に関係なく実力を持った者ならば特別に在籍を認められるという噂もある。もし本当に彼女がセキュリティならば、彼女はスペシャルということになるわけだ。
「間違いない…と思うぞ。私服だったけど、襟にバッジが付いてたから」
セキュリティに所属する者は、職務中ならば制服の着用、非番時にもバッジの携帯が義務付けられている。
あんな一瞬の邂逅でそれに気付くとは、さすがタツヤだ。抜け目がない。
「もしかしてだけど、お前それが分かったから逃げたわけじゃないよな?」
ああ、そうかと思う。
タツヤはユウゴが足早にあの店を出たのが、セキュリティに関わりたくないからだと考えている。何かやましいことがあって、セキュリティから逃げたのだと。
あの子がセキュリティであることに気付いたのならタツヤの疑念はもっともだった。そう思われても仕方ない態度だったと思う。
だがそれは違う。違うことだけはちゃんと伝えておきたい。
「違うよ。俺はあの子がセキュリティだったなんてタツヤに言われるまで気付かなかった」
「じゃあなんで逃げたんだよ!?」
「それは…」
ユウゴが言いあぐねる。
と、その瞬間だった。
天地が逆転するかのような轟音がユウゴの耳をつんざいた。
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氷色
1話をもう少し長くしないとかなぁ…とか考えてます。このペースで行くと最初の『ザ・デュエリスト・アドベント』だけで何話になることやら…です。 (2016-09-05 22:51)
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