第４話　みんなでデッキ製作　作：BLUE忍者

　デッキを作ることになった。　けど……

カイ夫「デッキってどう作ればいいんですか？」

海神の巫女「私たちは生まれた時からカードを２枚所有しているのです。　自身のカードとさらにもう一枚。　それを出し合って４０枚にすれば完成です！」

舌魚「ちょうどさっき海竜神さまがやった感じじゃの」

ひょうすべ「じゃあ俺から出すぜ！」

　そう言って手を前に出したひょうすべさんから白い光の玉が顔を出した。

［カイ夫は「ひょうすべ」「融合」を手に入れた！］

弓マー「またそんな使えないカード出して……」

ひょうすべ「別にいいだろ！　じゃあお前も出してみろよ！」

弓マー「いいわよ。　見ときなさい」

ひょうすべ（そういえば、こいつのカード見たこと無いな……）

［カイ夫は「弓を引くマーメイド」「銀の弓矢」を手に入れた！］

ひょうすべ「なんだこりゃ！　どうりでいつも使わないわけだ！」

弓マー「うっさいわねー！　みんな、こんなの無視して出しましょ」

海神の巫女「じゃあ私が……」

［カイ夫は「海神の巫女」「ポセイドンの力」を手に入れた］

舌魚「次はわしじゃ」

［カイ夫は「舌魚」「鎖付きブーメラン」を手に入れた！］

ザリガン「俺も出すぜ！」

［カイ夫は「ザリガン」「はさみ撃ち」を手に入れた！］

ヒトデンチャク「僕も……」

［カイ夫は「ヒトデンチャク」「六芒星の呪縛」を手に入れた！］

FF「僕も出すよー」

［カイ夫は「フライングフィッシュ」「光の封札剣」を手に入れた！］

恍惚の人魚「私で最後かしら」

［カイ夫は「恍惚の人魚」「誘惑のシャドウ」を手に入れた！］

海神の巫女「いや、まだいますよ！」

ひょうすべ「そう！　お前も出してみろ！」

　ひょうすべさんが僕を指さした。

カイ夫「でも、どうすれば……」

弓マー「簡単よ。　なんとな～くカードのことを意識すれば出てくるわ」

　じゃあ……やってみるか。

　僕は両手を前に出し、軽く力を込めた。

　すると、みんなと同じように白い光が出てきた。

ヒトデンチャク「できたみたいだねー」

FF「どんなカードだろう？」

［カイ夫は「海皇の長槍兵」「城壁壊しの大槍」を手に入れた！］

ひょうすべ「へー。お前「海皇の長槍兵」って名前だったんだな」

恍惚の人魚「まあ。　カイ夫でいいわよね？」

　その微笑みに僕は力強く頷いた。

海神の巫女「じゃあこの中から４０枚選んでデッキにしましょう！」

弓マー「とりあえず、ひょうすべの「融合」はいらないわねー」ﾎﾟｲｯ

ひょうすべ「あっ！　てめ～。　「銀の弓矢」もいらねえよ！」ﾎﾟｲｯ

舌魚「カイ夫君のカードはなかなか面白い効果じゃの～」

ザリガン「確かにそうだな！」

FF「とりあえず「サイクロン」は３積みかな？」

恍惚の人魚「そうしたいんだけど、１枚しかないのよね……」

ヒトデンチャク「ながれ者が１枚しか落とさなかったからねー」



　こんな感じでデッキ作りは進んで行った。

　デッキを作りながらデュエルのルールも教えてもらった。


弓マー「よし！　完成！」

海神の巫女「良い感じにできましたね！　試しにデュエルしてみますか？」

カイ夫「いや、伝説の都アトランティスって所に行って来ます」

恍惚の人魚「そういえば海竜神さまがそんなこと言ってたわね～」

舌魚「行くがよかろう……」

ひょうすべ「よしっ！　じゃあ俺もついて行く！」

弓マー「そうね、一人じゃ心配だし」


　
　そうして僕は、ひょうすべさんと一緒に伝説の都アトランティスへ向かうことになった。


　僕の旅はここから始まる。