９ターン目 光輝く空　作：零のイラストや

あらすじ
なんか爆発した。

，，，

いったい、何が起こったんだ？

辺りは一面真っ白で、
”世界の果て”にいるようだ。

｢くそっ、なにか出来ないのか！？｣

体全体を動かそうとしても、何も出来ない。
体が重い。全く言うことを聞いてくれない。

諦めて、力を抜く。

，，，

｢ん？あれは，，，｣

真っ白だった世界に星が見え始めた。

｢綺麗だなぁ。あれはなに座だろう。｣

目に入った星を見ては想像し始める。
光輝く空を見ていると、少し力が
涌いてくる気がした。

｢オリオン座でもねーし、夏の大三角形のどれとも違うし，，，｣

『ペルセウス座だ。』

｢へーそうなんだ。｣

，，，

｢ﾀﾞﾚﾀﾞｵﾏｴﾊ!!｣

重い体を全力で動かし、声の主の方に起こす。

｢んなっ！？｣

そこにいた人物に、驚きを隠せなかった。
なんでコイツがいるんだ？？
わからないまま、話始めた。

『選ばれたいか？』

は？
なに言ってんだコイツ。



とは思わない。今なら理由が
わかる。
いきなりこんな質問されて、
意味がわからないと思わなかった。
何故だかわかる。

そして答えは，，，

｢No。｣

『力があるというのにか？』

｢力には制約がつくからな。
”俺は自由に生きたい”んだ。｣

これが俺の答えだ。
いきなりの急展開で驚いたが、
慣れた。
なんかこの数時間で慣れた。

なんて思っていると、
コイツは、
いや、

《零の旅人 アルク》

は少し笑い、また質問してきた。

『ならこの余った力はどうする？』

そんなの簡単だ。

｢お前にやる。｣

『何故だ。』

｢おれにこんな力は不要だからな。
それにこの力はお前が持って
くれるとこっちとしてもいいんだ。｣

『何故だ。』

｢俺を助けて欲しい。｣

心にも思ってない事を淡々と答える。

『何故お前を助けないといけない。』

｢そりゃもちろん、力を持っているからだよ。
強い人が弱者を助ける。
そうだろ？｣

自分でも言ってて辛くなる。
けど、ここで折れてはならない。

『フッハハハハハハハハハハ。
なんともまぁ、厚かましい願いだな。』

｢で、どうすんだよ。｣

『面白い。この力、いただこう。』

よし！

ん？

体が浮き始める。

｢な！？ちょちょなんだこれ！？｣

『時間だな。また会おう。』

いきなりかよ！
まだまだ聞きたいことあんのに！
質問に答えてハイ、さようならは
おかしいぞ！？

『ああ、後ひとつ。』

｢なんだ？｣

『□□□□に□□□□な。』

なっ！？

｢おい、それどうゆういみだよぉおぉおおおおおお！！！？？！｣

空に吸い込まれていく。

，，，

，，，


，，，

ｷﾛ，，，ｵｷﾛ，，，


起きるんじゃ！！！！！｣

｢うわああああぁああ！！！｣

大声で目が覚める。

辺りを見回すと、黒い幕が張られていた。

ボカッ！！

｢イッテ。｣

振り向くと、ジャルガがいた。

目が少し赤く腫れていた。


９ターン目 エンドフェイズ。

次回
天に輝く八ッ星、１つになりてここに君臨！

今、空白のカードが光輝く！！

次回 １０ターン目
｢星の勇者｣
デュエルスタンバイ！！