２ターン目 必要のないパワー　作：零のイラストや

前回:金髪娘とのデュエルが
始まった。

１ターン目 レイト 先行

俺の手札には魔法・罠三枚
モンスター２体。
魔法は｢死者蘇生｣
罠は｢緊急爆破解除班｣と
｢強化蘇生｣
モンスターは、２体とも
俺の選んだテーマ、
｢零｣だ。
１枚は｢零の旅人-アルク｣
通常モンスターだ。もう１体は
｢零魔獣-レベル・ゴート｣、
効果モンスターだ。
正直この手札じゃ、展開も
出来ない。かといって
ドローソース もない。
このターンは死ぬ覚悟で
セットエンドとしよう。

｢モンスター１体とカードを
２枚伏せて、ターンエンド。｣

２ターン目 セイ

セイ｢ドッロー！｣

さぁ、来るなら来い！(震え)

｢あんまり緊張しなくて
いいですよ。｣

後ろから、いきなり声を
かけられた。振り向くと、
半透明なユウキがいた。

レ｢ヒュ｣
ユ｢セイのマジシャンガール
デッキはスロースタート
ですから。手札、事故って
いるよですが、まだ大丈夫
ですよ。｣

余計なお世話だ。

セイ
｢よし、決定!まず手札から
ベリーマジシャンを召喚して
効果発動！チョコマジシャン
を手札に加えるよ。
そして，，，｣

チェーンを許さないスピードで
どんどん進めていくセイ
(チェーンする事ないけど。)

ユ｢基本、チェーンしたければ
大声を出すしか
有りませんよ。ｶﾞﾝﾊﾞ｣

ええっー。○|￣|＿

セイ
｢そして、カードを２枚
せっとぉー！｣

あれ？バトルフェイズは
行わないのかな？

セイ
｢沈黙の魔術師よ、いまこそ
その力を解き放て！
ベリーマジシャンを
リリースして、手札から、
『沈黙の魔術師-
サイレント・マジシャン』
特☆殊☆召☆喚！｣
Lv４(2500/1000)

レ｢ｴｴｴｴｴｴｴΣ(Дﾟ;/)/｣

ユ｢やっぱり、エースには
召喚口上が要りますね。｣

なにいってんだーー！
効果で1500アップ
(↑手札×500Up)してもいまの
俺には辛い！やめてくれよ、
これ以上、上がるのは。

セイ
｢バトル!いっ一けぇぇ！
サイレント・マジシャンで
セットモンスターに攻撃！｣

セットモンスター
｢零の旅人-アルク｣(1800/0)

※
まぁ、戦闘ダメージはないから
このターンは大丈夫だろう。

セイ
｢さらに!ここで速攻魔法、
『サイレント・バーニング』
発動！｣

ユ｢あっ。｣

｢効果は?！｣

セイ
｢手札がお互いに６枚に
なるようにドロー!｣

サイレント2500→4000(笑)

｢なにぃぃぃぃーーーー！！｣
ドーン ←モンスターの破壊音

セイ
｢セットモンスター撃破!｣

｢だが、これでターンエンドの
はずだー！｣

セイ?
｢おい、なに勘違いしてるんだ｣
レ｢ヒョオォ！？｣
｢まだ俺のバトルフェイズは
終了していないぜ！
速攻魔法発動！
『ライバル・アライバル』！｣

ユウキの心の声
(セイ，，，それ，，，
やりたかっただけでしょう。)

セイ
｢手札から、チョコマジシャン(1600/1000)を召喚！そのまま
ダイレクトｱｯﾀｧｧｧｧｧｯｸ!｣

｢ギャアアアアア｣
レイトLP4000→2400

セイ
｢メイン2!チョコの効果で
手札のブラマジを捨てて、
１ドロー！カードを
さらに１枚 伏せて
ターンエンドだよ。｣

｢※と、思っていた時期が
俺にも有りました。あと、
師匠ｫｫｫ｣

ユウキ
｢なに言ってるなんですか。
というか、まさかあなた、
『零』を使っていたなんて。｣

｢珍しいのか?｣

俺は、なにかシンパシーを
感じ、作ったがどうしてだろう。

ユウキ
｢効果が独特なんですよ。
あと、致命的なのがエースが
居ないんですよ。｣

まじか。

セイ
｢おーい!はーやーくー。レイト
のターンだよー。｣

セイにせかされて、自分の
ターンを始める。

３ターン目 レイト
｢ドロー。｣

手札確認。
モンスター４ 魔法３

魔法 死者蘇生、バグ・ロード、
ライトニング・ボルテックス

モンスター
レベル・ゴート Lv４ 1500/0
相手フィールドのレベルを
持つモンスターを対象にとって発動できる。そのモンスターのレベルを１にし、下がった分までこのモンスターのレベルに加える。
という、効果だ。
次はイラストがよくみる
発明オタクのメガネっ娘の
『零精霊-スプレッド・アロウ』だ。Lv４ 1500/0
このモンスター以外のレベルを持つ自分のモンスターを対象にとって発動できる。お互いの表側モンスターは全てそのモンスターのレベルになる。
この効果発動後、自分が、
X召喚するとき、素材となる
モンスターは元々のレベルで行わなければいけない。
という、一見、何をしたいのか
わからない効果。
そして、俺のエースカード、
『ザ・カリキュレーター』
攻撃力が自分フィールドの
モンスターのレベル×300上がる
という、最強の効果を持つ。
そして，，，いや、
このモンスターは
召喚したときにしよう。

さて、どうしよう。
多分、このターンでやらねば、
こっちがやられるだろう。

，，，，，，

，，，，，，

腹をくくってやるしか
ないだろう。

零から１にしてやるぜ!

｢まず手札から、手札コスト
１枚と共に、ライボル発動！｣

セイ
｢サイレントの効果で
魔法の効果を１ターンに
１度だけ無効!｣

｢まぁいい。本命はこっちだ！
魔法カード、死者蘇生を
発動！こっちもかっこよく
いくぜ！｣

『闇の使者よ、
その鍵爪かき鳴らし、
いまここに降臨せよ！』

｢こい、モリンフェン!｣

ユ、セ｢，，，，，，｣

ユウキ
｢レイトさん、なぜ
そのモンスターなんですか。｣

｢最強！って書いていたから！
(某wikiとか)｣

ユウキ
｢レイトさん、あなた、
騙されてますよ。｣

｢ゑっ？｣

ユウキ
｢それは、多分、
悪ふざけですよ。
モリンフェンは！遊戯王で!
ものすごーーく!一番位!
弱いですから。｣

｢ｳｿﾀﾞﾄﾞﾝﾄﾞｺﾄﾞｰｰﾝΣ(Дﾟ;/)/｣

セイ
｢そろそろいい?｣

なにか、哀れむような顔で
言ってきた。
俺はショックで頷くしかない。

セイ
｢トラップカード、
『奈落の落とし穴』発動。
1500以上のモンスターを
破壊して、除外するよ。｣

｢あっ。｣

モリンフェンのステータス
Lv５ 1550/1300

そう、1550。

そう、1550(大事なことなので)

｢ｳﾜｧｧｧｧｧｧｧｱｱｱｱｧｧｧｧｧｧｯｧｱｯｧｧｱ｣

裏切られた衝撃、消える希望。
その前に、レイトの精神は
壊れかけだった。
たった50。されど50
そう、本当に、
必要のないパワーだった。

ユウキの心の声
『セイ，，，それ)ry』

２ターン目:ターンエンド

次回:まさかの衝撃にショックを
受けるレイト!このまま、
デュエルはどうなるのか！
次回!３ターン目、
『零・電卓コンボ!』
デュエルスタンバイ!