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MISSION6:ネクロフォース 作:ヒラーズ
「アタシは手札から『融合』を発動!手札を2枚墓地に送り、現れよ!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」
「罠カード『強制脱出装置』だ、残念ながらそのモンスターはお帰り願おう」
まぁ『煉獄の落とし穴』がセットされているんだが・・・勿体ないから使わん。
だが、これで相手は何も出来んはずだ。
手札はたったの2枚、もはやどうする事も出来まい。
「ターンエンドだ!」
「(つくづく愚かな奴だな、アリスの姉は)私のターンだ」
ナノマ
手札3→4
さて・・・奴の手札に速攻のかかしかバトルフェーダーがあると面倒だ。
こいつで手札を攪乱するか、相手は禁止を使っているからな・・・こちらも使わせて貰うぞ。
「魔法カード『押収』を発動。LPを1000払い、相手の手札を確認してその中の内1枚を墓地に捨てる」
ナノマ LP7000→6000
ソロリティの手札
『メテオストライク』
『滅びの爆裂疾風弾』
・・・どうやらないようだな、っというより詰んでおるな此奴。
「では『メテオストライク』を送って貰うぞ」
「・・・」
負けを認めたのか?屍のくせに涙が出ておるが・・・まぁいい、とどめだ。
「バトル!ファルファレロでダイレクトアタック!」
ソロリティ LP2150→0
WIN
ナノマ
「くっ・・・どうする気だ!」
「そうだな・・・」
私が考えようとするとコートが私に話しかけてくる。
「ほっとけばいいんじゃないかしら?」
それはそれでひどい。
しばらく考えて4分、ならこれならどうだろうか?
「よし、では貴様ら全員は私の仲間になって貰う。いいな?」
その瞬間、辺りは静まり返る・・・何か悪かったか?
「本当にそれだけでいいのか?」
「ああ構わん、ただしもう妹を虐めるのはやめろ。以上だ」
ソロリティ達はそれぞれ1枚のカードとなり、私のデッキに入っていく。
私はカードを確認し、戻す。
「NF(ネクロフォース)・・・死者の力か意味深なカテゴリだな」
私はふと思う。恐らくあの小娘が言っていた肝試しの幽霊はアリス達だったのかも知れん。
用を済ませた私は洞窟の入り口に向け、歩く・・・相変わらず薄暗いがな。
――――
そして洞窟の入り口まで戻り、出る。
近くにはあの小娘もいるが、気にせず私は素通りする。
「ちょっと!思い出したの?」
「お化けなどおらんかったし、何度も言うが人違いだ。これ以上私に付きまとうならここで八つ裂きにしてやるぞ?」
軽い脅しをかけたんだが・・・どうやら効かんようだな、仕方ない。
「そんなんでわたしが引くと思うn」
カチャリ
私は懐からハンドガンを取りだし、小娘の額に突きつける。
※ちなみに種類はデザートイーグル
「死にたいか?」
その言葉に小娘は無口となった。
今のうちか・・・!
「ではな、頑張って私のそっくりさんを探しているがいい!」
私はハンドガンをしまい、港に向かって走る。
その途中、カードとなっていたコートが私に話しかけてきたが、カードでの会話はテレパシーで行うのか・・・。
【良いの?彼女、だいぶ怖がってたわよ?】
【ああ言うものにはこういう脅しがよく効くのだ、気にするな】
【そう・・・】
しばらく走っていると、私は元来た町に戻ってくる。
たしかここが北として解釈すれば、ここからさらに南下すれば港町に着く。
だが・・・私には悩みがあった・・・それは。
「・・・だいぶ走ったせいか、疲労が・・・」
前世の私なら粒子魔法の【パーティクル・ウィング】でひとっ飛びなのだが・・・あいにく今の私は魔法を使えん。
使えるとすればこのフラスコの力のみ・・・情けない話だ。
「ちぃ・・・フラスコの力でバイクを出そう」
私はフラスコの力を使い、バイクを生み出す。
そして躊躇なく私はバイクに乗り、メットを被り、バイクを発進させる。
「やはり足があるだけでこんなに楽だとはな・・・」
つくづく最新鋭の科学技術に脅かされるな・・・。
【は・・・速いです・・・】
【ひょーっ!すげぇ!!】
【喧しいぞ貴様ら】
そう言っているうちに私は港町に着く。
【バイクはどうするの?】
【フラスコの力で消す、奪われたくないからな。いっそ義手に造り変えよう】
私はフラスコの力を再び使い、バイクを義手に造り変える。
「では行くぞ」
港町に入った私は、迷いなく船に乗る事を選択した。
乗る船の名は「アーバンテラー号」、豪華客船らしいが運が良くこの島に泊められていた。
だが乗船する直前だった。
「お客さん、この船に乗るなら乗船代を払って貰うよ」
「・・・」
この世界の船は乗船するのに金を取るのか、守銭奴だな。
「分かった・・・いくらだ?」
「1万7000円だ」
安い・・・のか?個人的にはだいぶ取られるな・・・。
私は渋々、財布から金を取り出し、渡す。
「毎度、310号室の鍵です」
ホテルに来た訳ではないのだが・・・まぁいい、要するにタダ乗りはできない対策はされていると言う訳だ。
私は乗船し、指定された部屋に入る。
「ふむ・・・さすが豪華客船、個人部屋もVIPルーム並に綺麗だな」
私はポケットからデッキを取り出し、アリス達を出す。
「え?良いんですか?」
「部屋にいる時だけだ、それとタナトスはちょっと手伝って欲しい。来てくれ」
「お?わっちの出番か?」
「うむ、ちょっとな・・・」
次回、船旅
「罠カード『強制脱出装置』だ、残念ながらそのモンスターはお帰り願おう」
まぁ『煉獄の落とし穴』がセットされているんだが・・・勿体ないから使わん。
だが、これで相手は何も出来んはずだ。
手札はたったの2枚、もはやどうする事も出来まい。
「ターンエンドだ!」
「(つくづく愚かな奴だな、アリスの姉は)私のターンだ」
ナノマ
手札3→4
さて・・・奴の手札に速攻のかかしかバトルフェーダーがあると面倒だ。
こいつで手札を攪乱するか、相手は禁止を使っているからな・・・こちらも使わせて貰うぞ。
「魔法カード『押収』を発動。LPを1000払い、相手の手札を確認してその中の内1枚を墓地に捨てる」
ナノマ LP7000→6000
ソロリティの手札
『メテオストライク』
『滅びの爆裂疾風弾』
・・・どうやらないようだな、っというより詰んでおるな此奴。
「では『メテオストライク』を送って貰うぞ」
「・・・」
負けを認めたのか?屍のくせに涙が出ておるが・・・まぁいい、とどめだ。
「バトル!ファルファレロでダイレクトアタック!」
ソロリティ LP2150→0
WIN
ナノマ
「くっ・・・どうする気だ!」
「そうだな・・・」
私が考えようとするとコートが私に話しかけてくる。
「ほっとけばいいんじゃないかしら?」
それはそれでひどい。
しばらく考えて4分、ならこれならどうだろうか?
「よし、では貴様ら全員は私の仲間になって貰う。いいな?」
その瞬間、辺りは静まり返る・・・何か悪かったか?
「本当にそれだけでいいのか?」
「ああ構わん、ただしもう妹を虐めるのはやめろ。以上だ」
ソロリティ達はそれぞれ1枚のカードとなり、私のデッキに入っていく。
私はカードを確認し、戻す。
「NF(ネクロフォース)・・・死者の力か意味深なカテゴリだな」
私はふと思う。恐らくあの小娘が言っていた肝試しの幽霊はアリス達だったのかも知れん。
用を済ませた私は洞窟の入り口に向け、歩く・・・相変わらず薄暗いがな。
――――
そして洞窟の入り口まで戻り、出る。
近くにはあの小娘もいるが、気にせず私は素通りする。
「ちょっと!思い出したの?」
「お化けなどおらんかったし、何度も言うが人違いだ。これ以上私に付きまとうならここで八つ裂きにしてやるぞ?」
軽い脅しをかけたんだが・・・どうやら効かんようだな、仕方ない。
「そんなんでわたしが引くと思うn」
カチャリ
私は懐からハンドガンを取りだし、小娘の額に突きつける。
※ちなみに種類はデザートイーグル
「死にたいか?」
その言葉に小娘は無口となった。
今のうちか・・・!
「ではな、頑張って私のそっくりさんを探しているがいい!」
私はハンドガンをしまい、港に向かって走る。
その途中、カードとなっていたコートが私に話しかけてきたが、カードでの会話はテレパシーで行うのか・・・。
【良いの?彼女、だいぶ怖がってたわよ?】
【ああ言うものにはこういう脅しがよく効くのだ、気にするな】
【そう・・・】
しばらく走っていると、私は元来た町に戻ってくる。
たしかここが北として解釈すれば、ここからさらに南下すれば港町に着く。
だが・・・私には悩みがあった・・・それは。
「・・・だいぶ走ったせいか、疲労が・・・」
前世の私なら粒子魔法の【パーティクル・ウィング】でひとっ飛びなのだが・・・あいにく今の私は魔法を使えん。
使えるとすればこのフラスコの力のみ・・・情けない話だ。
「ちぃ・・・フラスコの力でバイクを出そう」
私はフラスコの力を使い、バイクを生み出す。
そして躊躇なく私はバイクに乗り、メットを被り、バイクを発進させる。
「やはり足があるだけでこんなに楽だとはな・・・」
つくづく最新鋭の科学技術に脅かされるな・・・。
【は・・・速いです・・・】
【ひょーっ!すげぇ!!】
【喧しいぞ貴様ら】
そう言っているうちに私は港町に着く。
【バイクはどうするの?】
【フラスコの力で消す、奪われたくないからな。いっそ義手に造り変えよう】
私はフラスコの力を再び使い、バイクを義手に造り変える。
「では行くぞ」
港町に入った私は、迷いなく船に乗る事を選択した。
乗る船の名は「アーバンテラー号」、豪華客船らしいが運が良くこの島に泊められていた。
だが乗船する直前だった。
「お客さん、この船に乗るなら乗船代を払って貰うよ」
「・・・」
この世界の船は乗船するのに金を取るのか、守銭奴だな。
「分かった・・・いくらだ?」
「1万7000円だ」
安い・・・のか?個人的にはだいぶ取られるな・・・。
私は渋々、財布から金を取り出し、渡す。
「毎度、310号室の鍵です」
ホテルに来た訳ではないのだが・・・まぁいい、要するにタダ乗りはできない対策はされていると言う訳だ。
私は乗船し、指定された部屋に入る。
「ふむ・・・さすが豪華客船、個人部屋もVIPルーム並に綺麗だな」
私はポケットからデッキを取り出し、アリス達を出す。
「え?良いんですか?」
「部屋にいる時だけだ、それとタナトスはちょっと手伝って欲しい。来てくれ」
「お?わっちの出番か?」
「うむ、ちょっとな・・・」
次回、船旅
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