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第7話 晴海の思い、優の意志 作:とき
優と晴海はマインド・ゲームについての会話を進めていた。
「レナードの名前を出してたけど」
「レナードさん。年上の男性なんだから、敬わないとダメだよ」
「精神体だから年とか関係ないと思うけど… 晴海も、レナードに誘われて、あの精神の空白の間… だっけ。あそこに連れて行かれたの?」
「そうだね。私の場合は学校に行く時にレナードさんが校門の前に立っていて、私がピースに選ばれたことを伝えてきたんだよ。頭痛がしたのは、その時から。学校に急に頭痛が起こったことを話して授業を欠席して病院に向かった帰りに優と会ったんだよね。病院では、検査で異常は見つからなかったから少し休みなさいって言われたよ」
「そうなんだ。まさかレナードの誘いのせいだったなんて普通はわからないよね」
和気藹々と話を進める二人。晴海はレナードに精神の空白の間に連れて行かれたことを話し始める。
「家に帰って少し休もうとしたら、レナードさんに精神の空白の間に連れて行かれて。優もだいたい同じ説明を受けたと思うけど、レナードさんからマインド・ゲームのピースに選ばれたこと、マインド・ゲームがどういうものかっていうことを説明された後、デュエルをしながらマインド・ゲームのデュエルがどのようなものか説明を受けた、ってところかな。デュエルはまあ、負けちゃったけど」
「え、負けたの?晴海、小学校のデュエル仲間の中で一番強いのに」
「負けたの。やっぱりライトロードは強かったよ… 最後の攻撃、すごく痛かったけど、チュートリアルだから手加減してるんだって。その言い方だと、優は勝てたのかな」
「まあ、勝てたけど… でも、ミネルバで落としたカードがかなりひどかったから、運が良かっただけだよ」
「すごい、すごいよ優!レナードさんから一本取ったってことだよね、私なんか丸め込まれていいようにされちゃったのに」
「なんか誤解を招きそうな表現だからやめよ、晴海」
頭にハテナの文字を浮かべてそうな顔をしている晴海はともかくとして、どうやら晴海は自分と同じようにマインド・ゲームに巻き込まれ、同じような説明を受け、同じようにチュートリアルデュエルを行ったところまでは自分と同じであるということを優は認識する。唯一違うのはチュートリアルデュエルの勝敗くらいであったが、それは大きな違いを生む要素ではないような雰囲気だ。まあ、あの裁きの龍のドリルのような痛みがあった一撃をトドメに受けるのは、勘弁願いたいが。
「それで、優はこれからどうするの?」
「私は…」
優の目的。それはレナードに読み取られていた通り、自分を虐げてきた者たちへの復讐だ。だが、晴海をそれに巻き込むつもりはないし、晴海もそれを良しとはしないだろう。だから、この場ははぐらかすしかない。
「…まだ、決めてない。巻き込まれたばかりでどうしたらいいか、わからない」
「そっか。やっぱり、そうだよね。優、提案があるんだけど」
晴海からの提案。優はなんだか、嫌な予感がした。
「このマインド・ゲーム、私たち2人で組んで勝ち残れないかな?」
「晴海と、2人で…?」
「そう、今日2回も出会ったことはきっと、何かしらの運命なんだよ」
「2人で組んで戦って、そして最後はどうなるの?」
「もちろんその時は、私と優で最後の決戦をする。勝ったほうが、レナードさんの言っていた記憶操作の話を受けることができる。どう、悪くないと思うんだ、私は」
「晴海と2人で、か。それも悪くないかもしれない、でも…」
でも、それでは私の目的は果たせないの、晴海。そう言いかけて、優の口は止まる。危うく本心を晒してしまうところだった。晴海と2人でこのよくわからないゲームを戦っていくのは、たしかに心強い。でも、それではダメなのだ。これは、私1人の戦いにしたいのだ。でなければ、復讐を果たすことはできない。それが優の思いだった。
「…ダメなの。私は1人で戦いたい。やるべきことがあるから」
「優!?あれ、まだどうするかわからないんじゃなかったっけ!?」
「あれは嘘。言ったら晴海は怒るから。晴海とは戦いたくない、これは本心。でも、もし私のやりたいことを晴海が邪魔するのなら、晴海といえども許さない」
「なんで…?私、なにかおかしいこと言ったかな…??」
「何も言ってないよ、晴海。おかしいのは私だから。晴海は晴海のままでいて。お願い。私は… 帰るね」
「優…」
晴海は言葉を失った。自分が別のクラスでのうのうと過ごしていた間に、優が受けた悲惨な扱いが、彼女の何かを壊してしまったのだろうか。『晴海は晴海のままでいて』と優は言った。もう優は、昔仲良く遊んでいた頃の優ではなくなってしまったのか。優が席を立ち、カードショップを後にする。
「優!!」
晴海はそれを追って慌ただしくカードショップの玄関を出る。しかしそこで待っていたのは、優ではなかった。小学校4年生ぐらいの女の子が、晴海をまじまじと上目遣いで見ていた。
「あ、お姉ちゃんお姉ちゃん」
「えっと、どうしたの、君、こんなところで… 私、今友達を追いかけてるんだけど…」
「さっきのお姉ちゃんのこと?一生懸命走って向こうに行っちゃったよ」
「ありがとう、私急ぐから…」
優を追いかけるために立ち去ろうとしたところで、晴海は優との距離が離れたにもかかわらず、強烈な胸騒ぎが収まらない事に気がついた。目の前に誰か、ピースがいる。それほどまでの胸騒ぎだった。その候補は、一人しかいない。嫌な汗が、流れた。
「お姉ちゃん、ピースだよね。私は高梨裕美っていうの。ピースだよ。ピースとピースが出会ったらやることは一つだって、レナードのお兄さんが言ってた」
「ちょっと待って、私は…」
「私はお姉ちゃんの質問に答えてあげたもん。ギブアンドテイク、だよ」
裕美はカードをすっとかざすとと、高らかに告げる。
「マインド・デュエル」
刹那、裕美の背後が精神の空白の間によく似た景色に入れ替わっていく。
「ほら、はやくお姉ちゃんも宣言してよ」
本音を言えば優を追いかけたいが、足が動かない。頭にレナードの声が響いてくる
(相手がマインド・ゲームを仕掛けて来たときは、行動を制約させてもらっている。マインド・ゲームを受けずに逃げ出すことや、デュエルの途中に逃げ出されないようにな)
(えーと、つまり挑まれた側に拒否権はないということかな?)
(ご明察だ)
「…わかったよ、裕美ちゃん、やるからにはいいデュエルにしようね。マインド・デュエル」
晴海の背後にも精神の空白の間に似た空間が展開され、完成したそれはまさに精神の空白の間だった。2人の姿はカードショップの前から消え、精神の空白の間に完全に移っていた。
(いいデュエルだなんて… そんなの余裕がありすぎだよ、お姉ちゃん。私には、私にはもうそんな余裕は!)
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そして最初の対戦相手が小学生...最後のセリフがとても気になります。 (2018-07-05 18:07)
デッキや裕美のセリフについては、既にご覧かもしれませんが次の8話で描かれました。
次からはもっとお早く返事できるように努めます。 (2018-07-11 17:57)