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HOME > 遊戯王SS一覧 > 前日譚エンギ編

前日譚エンギ編 作:繋ぎ手

「悪魔め!」
「死んじゃえ!」
「ほらあの子。なんで⋯」
「しっ!言っちゃだめ」
周りの声が聞こえる。

僕は悪魔の子だ。別に角が生えているわけでもない。腕や脚が多かったり、少なかったりするわけでもない。目の色だ。紅い紅い目の色が原因で僕は悪魔の子と呼ばれた。
特別な力もない。悪魔の子と呼ばれているのを知った日から試してみた。視界の中の子どもを転ばせようとしたり、呪うように祈ったり。結果はない。なにも起きなかった。
ただ目の色が紅いからただそれだけで悪魔の子だと呼ばれていた。
自分でも調べてみた。わかったことは目の色が紅い者は悪魔の子であり危害を加えると災いを呼ぶ者だと書かれていた。僕は少し笑ってしまった。自分にはそんな力はないのに。

ある日男が家に来た。その男は僕の噂を聞いてやってきたらしい
「その子、引き取らせてもらえませんか」
男のその言葉へ両親は断ろうとしていたが「悪魔の子」を手放すということを期待している様子だった。
「こちらを⋯」
男は荷物を降ろし箱を取り出した。その中には金貨が積まれていた。
両親はそれを目にするとその提案に承諾した。

「おじさんはなんで僕を引き取ったの?」
「おじさんって、先生って読んでくれないかな」
「わかった、先生はなんで僕を引き取ったの?」
どうせ好奇心からだろうと思ったが帰ってきた答えは想像もできなかった答えだった。
「君みたいな力を持つ子を集めるんだ。そういう子ができるだけ普通に暮らせるところを作りたい」
不思議に思い顔を見ると泣きそうな顔にも嬉しそうな顔にも見えた。
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1 前日譚エンギ編 20 0 2025-09-01 -

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