校門を抜けたら・・・魔境だった。　作：パシフィスの人

「水麟　葵さんですか！私は友楽　遊華って言います。これから3年よろしくお願いします！」


アイサツは基本されたら返さなければいけません！


「私は恋石　英里というわ。これから3年間よろしくね。」

「水麟さんに恋石さんね・・・よし覚えた！これから3年間よろしくね！」


そういうと彼女はうれしそうな顔をした見ているこっちもうれしくなる。


「あっ！あそこにクラス分けの紙が貼ってある！」


私は学園の生徒が集まっている人だかりを見るとそこにはクラス分けの紙と思わしきものが貼ってあった。こうしちゃいららない！


「私クラス分けの紙見てくる！」

「あっ！ちょっと・・・元気ねあの娘」

「元気だねーでも私も気になるし私も見てくるよ！」

「あっあなたまで！ちょっと私を置いて先に行かないで・・・」

後ろから声がする。でもそんなことは関係ない。早くどんな人と同じクラスになるのか知りたい！そしてできれば・・・あの二人と同じクラスになりたい！

「よしついた！さてクラスは・・・」


クラス表を見ると



【友楽　遊華】【恋石　英里】『水麟　葵』この参院の名前が同じクラスの欄に在った。


「やったやったよ！恋石さん！水麟さん！私たち同じクラスだよ！」


私は後ろから駆け寄ってくる2人に喜びながら報告した。


「やったじゃん！2人ともこれから3年間よろしくね！」


水麟さんも喜んで私の肩をたたいてくる。ってあれ？


「3年間？1年でクラスが変わるんじゃないの？」


私がそう疑問に思ったとき


「ぜぇぜぇ　違うわこの『笑楽学園』は3年間ずっと同じクラスのままなの・・・」


後ろから息を切らした恋石さんが教えてくれた。


「あわわっごめんね！私が急に走ったから。」

「心配しなくてもいいわこれくらいどうってことはないわ。」


そんな様子を見て水麟さんは


「友楽ちゃんはここのことあんまり知らないの？」

「うん実は・・・」


私がここに来た経緯　エンタメデュエル専門学校だと思って入ったらエソタメデュエノレ専門学校だったという私のポンコツぶりが存分にわかるエピソードを話した。うう・・・恥ずかしい。


「友楽ちゃんはずいぶんおっちょこちょいなんだねー」

「うう・・・面目ないです。」

「でもエソタメデュエノレ専門学校から卒業してエンタメデュエリストになった決闘者はまだ一人もいないから卒業したら有名になれるかもしれないねー」

「そうなんですかっ！？そうと聞いたらやる気がメキメキと湧いてきました！」


そんな話をしていると・・・


「あなたたちそろそろ教室に向かわないとバスに乗り遅れるわよ。」

「そうだねーそろそろ向かおうか。」

「学校なのにバスが走ってるんですか！？」

「そうよこの学校の敷地広いもの。徒歩で移動してたら体力がいくらあっても足りなくなるわ。」

「えっでもあの建物が校舎じゃないんですか？」

「違うわよ。あれはただの職員棟よ」

「学校で職員棟なんて言葉初めて聞きました・・・

「それにしても学園長のありあまった賞金を使って作った学校って聞きましたけどほんとにすごいですね・・・」


その後私たちはバスに乗り1年校舎というところに向かった。話を聞いたら1年2年3年と変わるごとに校舎も変わるというんだから驚きだ。


「着きました！ここが私たちが1年学ぶ校舎ですか！」


すごい大きさだ。私が前通ってた学校の軽く2倍はある。


「はえーおっきいわねー」

「これだけの広さの校舎を３クラスだけで使うっていうんだから恐ろしいわね。」

「それじゃあ私たちのクラスに向かいましょう！」



「着いたー！ここがわたしたちが1年学ぶ教室かー」

「教室も大きいわね・・・並みの学園の教室が4つくらい入りそうだわ」

「すごいです！こんなすごい教室で学んですね！」


私は期待を膨らませながら教室に入ったしかし私は新しい生活に浮かれて忘れていた・・・ここが普通の学校じゃないことを。すでに私は魔境に足を踏み入れていることを・・・


今日は始まったばかりだ。












作者の裏話
熱いと何もする気がなくなってしまう。