ヒーローSTART　sideアルヴィート　作：クロノスギア2

「あ・・・アヴィー！！」
「アヴィー！そんなアヴィー！！」

倒れるアヴィーに駆け寄る2人、フィロはアヴィーを抱き起し、トニーは二人の前に立ちはだかる。

「今度は俺が相手だ！ぜってぇぶっ飛ばす！」
「やめておけ、学生ごときが俺に勝てるはずない」
「くっ・・・」

シドーは校長室に戻りへたり込んでいた校長をつかみ無理やり立たせる。

「ひいいい！？い、命だけは・・・！」
「俺が聞きたいのは一つ・・・」

『お前が金を流していた研究者『マッド・デット・バッド』はどこだ！！』

「ひいい！？し、知りません！知っていたとしても話したら消される！！」
「ちっ・・・また外れか・・・おいガキども！こいつは土産だ」
「あっ！！やめろ！それをばらされたら私は破滅だ！」

丸められて渡された紙は書類になっておりその内容は、校長の名義で学校の資金を横流していたことの証拠だった。

「あばよ！そこのガキによろしくな！」

・・・。

学校が閉鎖になり少し長い休みに入った3名はやることもなく部屋でのんびりとしていた。

「はあ・・・校長も首、新しい校長の就任まで休みなのはいいけど外出禁止て暇すぎるぜ・・・」
「私はアヴィーといれば苦ではないのですが・・・ところでアヴィー？どうなさいました？先ほどからずっとpcを動かしていますが」
「ええ、シドーの後を追っています」
『！？』

衝撃の言葉により勢いよく画面を見るとシドーが起こしたと思われる事件の数々、そしてスペースゲートの地図だった。

「ちょ、お前あんな風に負けたのにあいつを追うのかよ！？」
「そうですわ！危険です！それに手掛かりなんてないでしょうに！」
「ええ、危険でしょう、けど僕はまたあいつにリベンジする方法をいくつも考えてしまうのです！そして、やつを追う手掛かりはあります。」

画面を整理するとそこには一つの言葉

『マッド・デッド・バッド』

「このＭＤＢと呼ばれる科学者が彼を追う手掛かりです。こいつを追えば自然と見つかるでしょう」
「な・・・おまえ・・・」
「そして、都合よく長期休暇、これは探しに行く旅に行く必要があります」
「外出は禁止ですわ！？」
「ええ、ですからこっそりと行きます」
「アヴィー・・・お前」

アヴィーが指さす先には大きめのバックがあり、すでに旅の準備は万端だった。

「今夜私は旅立ちます。皆さんは知らなかったことにしてください」
「「・・・」」
「では、準備がありますのでお二人は部屋に戻った方がいい、怪しまれてしまいますからね。」

・・・。

その日の夜。

「さて、行くとしますか・・・」

学園の外にある大きめの壁。その壁に向かってアヴィーはかぎ爪ロープを投げつけ固定する。

「ここに戻ることは・・・おそらくないでしょう。二人とも・・・いい友達でした・・・」

学園との、友人たちとの別れを惜しみ上り始めるアヴィー。そこに人の足音。

「！？。まず・・・」
「おやあ？外に出るのは校則違反だぞアヴィー君？」

声の主は大荷物を持ったトニー。その後ろにはフィローネが隠れていた。

「ふ、二人とも！？」
「ほら、さっさと行くぞ！もうすぐ巡回が来る！」
「私たちがアヴィーがいない学園におめおめ残ると思いで？」
「ふふ・・・二人とも、ありがとうございます！やはり友人はいいものですね！」

闇にきらめく摩天楼の間をかける3人。後日3人の姿が消え警察が出動となったが、この3人がスペースゲートを巻き込む大事件の中心に立つことをことの時。まだ誰も知らない。

fin

・・・。

今回は天才肌のアヴィー君でした、というかあんまりアヴィーに活躍できませんでしたが、今後でかいことをしてくれそうですね！これからに期待を！！

キャラクターの話
天才ショタデュエリストでしたが使用デッキが光デュアルなのはよいのですが設定で他人のデッキを借りてそのまま使っているとあるので、せっかくだからこの世界のデッキに関する設定を深めてみようかと思いましてこうしました。この世界では代替13～18でイデアが育ち自分のデッキを生み出せるようになります。しかしアヴィーは天才ですからきっとすぐ出せるようになるかもですね。

デュエルの話
実はあまり光デュアルて知らないんですよね・・・一応wikiみて参考にしましたがだいぶ変になりましたね。アライブ使ってるし・・・。うーん。もっといろんなデッキ見て文献深めないとなあ・・・

次回はボスキャラの彼が登場！短めですが彼はいずれ行う一大イベントのボスを担っていただきますから！お楽しみに！

スペースゲートのページが大きく埋まりました。残り5枚です