遊大サイド０　「初めての敗北」　作：ささくれ

？？？「佐々木遊大！佐々木遊大！・・・はぁ・・・い・い・か・げ・ん・に・・・起きろぉぉぉ！！」
目が覚めると担任の沼津が顔を赤くして怒っている。

ああ、そっか　いまスクールにいるんだったな・・・

ここはデュエリストを目指す奴らが集まる『デュエルスクール』
そして俺、佐々木　遊大は高等部１年だ。

今は特別授業『生徒との実戦形式のデュエル』だ。俺は親父からデ
ュエルを教わってからプロのデュエリストを目指した。

正直、このクラスで一番強いのは俺だ。結果は見えてるし・・とか
考えてたら寝ちまったみたいだ。

沼津「俺が担当の授業で寝るとはいい度胸じゃねぇか・・・よし！佐々木！俺が相手になってやる！かかってこい！！」

おいおい、マジかぁ・・・沼津はこのスクール内で一番つええって噂がある人だ。まぁ、自分が寝たのがワリィし行くとするか・・

遊大「先生、負けても文句言わないでくださいよ？」

沼津「冗談は勝ってから言えよ？じゃあ、いくぞ！」
沼津/遊大「「デュエル」」
沼津LP4000/遊大LP4000
遊大「俺から行かせてもらいますよ？」

沼津「良いだろう」

遊大「俺のターン！手札からサンシード・ゲニウス・ロキを通常召喚。
さらに、ゲニウス・ロキ1体でリンク召喚！
現れよ　リンク1サンアバロン・ドリュアス！」

沼津「むッ！そいつは・・・」

遊大「さらに俺は手札から永続魔法サンヴァイン・シュライン発動。
効果により墓地のサンシード・ゲニウス・ロキを特殊召喚。
再びゲニウス・ロキ1体でリンク召喚！
現れよ　サンヴァイン・ガードナー！
俺はカードを一枚伏せてターンエンド」

沼津「佐々木お前やるなぁ！サンアバロン使いだったとは・・・」

遊大「どうします？降参します？」

沼津「なぁんだとぉぉ！！するわけないだろ！」

沼津はスクールで一番うるさい・・・いや、ホントにうるさい

遊大「じゃあ続けましょうか」

遊大「もちろんだ」
あーあ、降参してくれるとありがたいんだけどなぁ・・・めんどくさいし(とは言えない)

沼津「では、俺のターン。まずはカードを1枚伏せる。
そして、成金ゴブリン発動。お前のライフを1000回復し1ドロー。
遊大LP4000→5000
さらにもう一枚カードを伏せ、モンスターを裏側守備表示で召喚しターンエンド」

　　「あれ？先生何もしないんですか？」1人の生徒が言う

沼津「まぁ見てろよ」
先生妙に自信あるな・・・まだ先生のデッキは分からないし警戒して行くか

遊大「俺のターン、ドロー！まずはサンヴァイン・シュラインの効果！墓地からサンシード・ゲニウス・ロキを特殊召喚。
さらに俺はリンク1のドリュアスとゲニウス・ロキでリンク召喚！
現れよ　リンク2サンアバロン・ドリュアデス！そしｔ」

沼津「おっと待った。罠カード発動、シモッチによる副作用！」

遊大「嘘だろ！」まさかシモッチを使って来るとは

沼津「フッ・・・さらに、ギフトカードも発動だ！3000ダメージを受けてもらおう」

遊大「なっ！」
嘘だろおい！完全に俺のデッキを殺りにきてるじゃねえか何が『お前やるなぁ』だよッ！
遊大LP5000→2000

沼津「さあ、ドリュアデスの効果を発動しな」

遊大「・・・ドリュアデスの効果で3000回復・・・シモッチの効果によりダメージに・・・」
LP2000→0

遊大「ま、まけた・・・」

沼津「まだまだだな」

遊大「くそがッ・・・！」
ガンッ！
俺はたまらなくなって机に八つ当たりした

＜その後屋上にて＞

遊大「クソッ・・・！クソッ・・・！」
俺は久々に涙を流した

始めた負けたショックはとても大きいものだった

「俺はもう・・・負けたくねぇ・・！」

そう、ここから俺の物語は始まる・・・

to be continued・・・