交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠
種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング
レベル1最強モンスター
レベル2最強モンスター
レベル3最強モンスター
レベル4最強モンスター
レベル5最強モンスター
レベル6最強モンスター
レベル7最強モンスター
レベル8最強モンスター
レベル9最強モンスター
レベル10最強モンスター
レベル11最強モンスター
レベル12最強モンスター
デッキランキング
幕間〜現代世界と姫王〜中編 作:名無しのゴーレム
「あ、ユウく〜〜ん!! まったく、なんで家にいないのさ! おかげで私、ずっとここで待ってたんだからね!!」
「……えっと、あちらの方は?」
「…………夕立 旭(ゆうだち あさひ)、俺の幼馴染だよ」
何かある度に俺を連れ回し、訳のわからない事態に巻き込む……言わば『歩く火薬庫』と言ったところか。
「ちょっとちょっと〜、聞こえてるんでしょ? 無視するなんてどういうつもりなの〜」
「……ハァ。旭、俺の記憶が正しければお前は海外にいるはずなんだが?」
「え? ああ、今から空港に行くよ? その前にユウ君に会っときたいなぁって思ってたんだけど……ところで、その人は?」
「え……」
マズい、どうしよう……真実をそのまま伝えてみろ、火薬庫が大爆発するぞ……?
「その、彼女は……」
「初めまして、私はユーノヴェルト・ハートラインと申します。海外から観光に訪れたのですが、道に迷ってしまい……そこで、遊介に助けていただきました」
「……え?」
「へぇ……日本語上手ですね!」
「ありがとうございます。勉学を積み重ねた甲斐がありました」
…………? 何だこれ、どういうことだ?
「……ユウく〜ん。こんな美人さんを連れて来るなんて、なかなかやるねぇ〜?」
「ど、どういう意味だよ……」
「アッハッハ〜、分かってるくせに〜」
「……それで? わざわざ家の前で待っていて、俺に何の用なんだよ」
「あ、そうだった。……はい、これ」
そう言って旭が手渡してきた物、それは……
「……紙?」
「発表の資料だよ。デュエルモンスターズの創始者であるペガサス・J・クロフォードの生い立ちからデュエルモンスターズの誕生、そして現在に至る発展……とりあえずその辺をまとめてあるから」
「……マジで?」
「マジマジ。あとはこれを用紙にまとめてくれればいいから」
「…………」
「……何、その顔は? ひょっとして私がユウ君に全部押し付けるとでも思ってた?」
「い、いや……ありがとう。俺の方でも見て回ってたんだけど、今いちいいのが見つからなかったんだ」
「そりゃあよかった。じゃあ、そろそろ私は行くね。あんまりみんなを待たせてもあれだし」
「おう。お前のことだから心配はいらないだろうけど、まあ気をつけろよ」
「もちのろんだよ。ユウ君こそ、私が帰ってくるまでに死んじゃったりしないでね?」
「……冗談、なのか?」
「半分くらいは。じゃあね〜〜!!」
––––嵐のような幼馴染が去って行った後、俺たちはようやく家に入った。姫様を玄関に待たせて、親がどうしているかを確認しようとしたが……
「おい、嘘だろ……?」
リビングのテーブルに置かれた、1枚の置き手紙。それに書かれた内容は……
「……なんでうちの親連れて海外行ってんだ、旭ぃぃぃ!!」
「!! 遊介、何かありましたか!?」
俺の叫びを聞きつけて、姫様が慌ててこちらに駆けてきた。
「あ、姫様……ごめん、何でもないから」
「ならよかったのですが……」
……しかし、どうしたものか。置き手紙によると旭たちが帰ってくるのは夏休みの終わり頃。それまで俺は、身の回りのことをすべて自分でしなければならないってことか……
「…………」
「あの、遊介……?」
「……とりあえず、しばらく親は帰ってこないみたいだから。姫様、入ってもいいよ」
「本当ですか! ありがとうございます! それでは……」
「あ、その前に……靴は玄関で脱いでくれない?」
「え?」
––––思いがけないアクシデントにより、自宅に姫様を招くこととなってしまった。
「へぇ……こちらの世界のお家はこのようになっているのですね」
「まあ、一概には言えないけどな。さて、と……」
まさかこうなるとはまったく想像していなかったけれど、これからどうしたものか……
「……そういえばさ、姫様。さっき旭相手に流れるように嘘ついてたけど、あれって咄嗟に思い浮かんだの?」
「えっと、あれは……ゼロからこの世界では身分を隠すようにと言われていましたので。ゼロの助言通り、異国からの旅行者を装いましたが……大丈夫でしたか?」
「大丈夫といえば、まあ大丈夫だろうな」
正直、あの時はやばいと思ったからな。そこはゼロに感謝すべきか……
「姫様、今から行きたいところってある?」
「行きたいところ、ですか? たくさんあって、どれがというところは……」
「ああ、そうだよな。じゃあ……カードショップとかは?」
「……カードショップ?」
「お、おお……」
「……そんなに驚く感じなんだな」
自宅から徒歩10分、学校帰りなんかに旭とたまに寄るカードショップに到着した。
「これほどの枚数のカードを揃えるとは、有数の富豪が経営しているのでは……?」
「……まあ、確かに枚数だけはすごいが」
「いらっしゃい〜……なんだ、遊介君じゃないか。隣のお嬢さんは友達かい?」
「店長、彼女は……」
「は、はじめまして! 私はユーノヴェルト・ハートラインと申します! 許可なく店に立ち入ってしまい、誠に申し訳ございません!」
「え、えぇ!? 姫様、いきなり何言ってんの!?」
「……いや、今まで入店してくる客相手に許可を出したことなんて一度もないから気にしないけどね。……それにしても遊介君、旭ちゃんといい彼女……ユーノヴェルトちゃんといい、君と一緒の女の子ってどれも変わった子だよね。もしかして、そういうのがタイプ?」
「どんなタイプだよ!」
「ハハハ、冗談だよ。ともかく、好きに見ていくといいよ。最近は隣町に馬鹿でかいカードショップができて、ほとんどの客が流れていったからね。僕としても暇で暇で仕方ないや……」
「近くに、この店以上のものが……!? 遊介、この世界でのカードの価値は一体どうなっているのですか!?」
「……まあ、姫様の世界よりずっと低いことは疑いようがないな」
俺としては姫様の世界でのカードの価値が気になる。入るのに許可が要るカードショップってどんなだよ。
「……あ、そうだ。久しぶりに『あれ』やろっかな〜。遊介君、どうだい?」
「『あれ』か……俺、今日デッキ持って来てないんだよ」
「そっか、残念だな〜」
「……? 遊介。『あれ』とは?」
「ん? ああ、この店のサービスの一環みたいなもんだけど……」
「ユーノヴェルトちゃんはデッキを持ってるかい?」
「え? ……はい。肌身離さず持ち歩くようにしています」
「そ、そこまでかい……まあいい。僕とデュエルしないか? ユーノヴェルトちゃんが勝ったら好きなカード1枚を超割引価格で売ってあげるよ」
「超割引価格……?」
「95パーセントオフ、だったっけ?」
「そうそう。利益なんて出るわけない、だから今みたいに人が超少なくて僕が超暇な時だけ行われるキャンペーンなんだけど……やっていかない?」
「遊介……」
「……やりたいなら、やってもいいんじゃないか?」
「!! ……はい、その申し出を受けさせていただきます!」
「いいねえ、そう来なくっちゃ! さっそくデュエルテーブルを用意してっと……」
「……机の上でデュエルを?」
「まあ、ここでデュエルディスクを使うわけにもいかないだろうよ……」
「準備出来たよ!」
「はい! それでは……」
「「デュエル!!」」
「魔賢龍王ソロモンでスターダスト・ドラゴンを攻撃!」
店長 LP700→0
「っ、と……はぁ、負けちゃったか」
「姫様、おめでとう!」
「は、はい! ありがとうございます!」
「それじゃあどれにする?」
「え?」
「……あ、忘れてるんだね。僕に勝ったから好きなカード1枚を激安で売ってあげるよ。さあ、選んでくるといい」
「この店にあるカードなら何でもいいから。姫様、見てきなよ」
「……では、そうさせてもらいますね」
「……ところでさ、遊介君」
「ん? 店長、どうかした?」
姫様がカードカタログをしげしげと眺めている最中、店長が俺に話しかけてきた。
「ユーノヴェルトちゃんがまさかペンデュラム召喚を使うとは思わなかったよ。普及してきたとはいえ、まだまだ希少価値の高いカードだからね……」
「……まあ、俺も最初は驚いたよ」
「しかも使っていたカードは全部見たことないものだし。たまにプロデュエリストとかが世界に一枚しかない超レアカードを使ってることもあるけど……」
「…………」
「遊介君はあの子のこと『姫様』って呼んでるけど、どういうことなの? まさか、どっかの国のお姫様なんてことは……ないよね?」
「えっ……」
うわ、ミスった……姫様が配慮してくれても、俺がしくじったら何の意味もないってのに……
「……彼女、海外から来たんだよ。最初に着ていた服がお姫様っぽかったから、そのまま姫様って……」
さすがに、厳しいか……?
「ああ、なるほどね。確かにドレスとか似合いそうな気もするなぁ」
「……そうかねえ」
「いやいや、絶対すごいよ。僕が言うんだ、間違いないって」
「あんたは何者なんだよ……」
「遊介! 決まりました!」
「おっと、決まったのか。……なるべく安いのだと嬉しいんだけどなぁ」
「大したレアカード扱ってないだろ、元から……で、何を買うことにしたんだ?」
「はい……これです!」
姫様が俺たちに見せたカード、それは……
––––そのカードを購入して、俺と姫様はカードショップを出た。
「……なあ姫様、本当にそれでよかったのか? あんまりレアなカードでもないし、そもそも姫様のデッキとは相性悪そうだけど」
「そんなことは関係ありませんよ。さあ、遊介の家に戻りましょうか」
「……? そうだな」
……そういえば、姫様が帰るのは明日の朝だったか。もう日も暮れそうだ、早くホテルか何かを探さないと……
「姫様、寝るんならやっぱりベッドの方がいいよな?」
「? 遊介、それ以外に寝る場所があるのですか?」
「……いや、知らないならそれでいいよ。じゃあホテルを……」
「遊介の家の寝室がどのようになっているから知りませんが、私はどんな部屋でも構いませんから」
「あ、ああ……?」
ちょっと待てよ? 今の言葉、どういう意味だ……?
「姫様、もしかして……うちに泊まるつもりだったり?」
「え? ……はい、そうする予定でしたが」
「…………」
……まあ、姫様をホテルに1人きりにするのは危険といえば危険だが……
(そういう問題じゃないだろ。姫様をうちに? どこに寝かせるつもりだよ。食事は? 風呂は?)
「…………」
「ゆ、遊介……駄目、ですか……?」
「っ!?」
グッ。だから、そんな顔されたら……
「…………ああもう、どうにでもなりやがれ!!」
現在のイイネ数 | 96 |
---|
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
58 | 始まり〜不可思議な歴史〜 | 938 | 2 | 2016-02-19 | - | |
73 | 邂逅〜戦乱の異世界にて〜 | 1099 | 2 | 2016-02-20 | - | |
73 | 王国〜迫り来る脅威、共闘する仲間〜 | 984 | 2 | 2016-02-21 | - | |
132 | 計略〜残された希望、刻まれた恐怖〜 | 1228 | 2 | 2016-02-22 | - | |
72 | 対峙〜君臨する女帝〜 | 890 | 0 | 2016-02-23 | - | |
98 | 決起〜立ち向かう勇気を〜 | 885 | 2 | 2016-02-24 | - | |
89 | 帝国〜強き者たち〜 | 794 | 2 | 2016-02-25 | - | |
90 | 決闘〜姫王と女帝〜 | 971 | 2 | 2016-02-26 | - | |
103 | 激闘〜相対する龍と竜〜 | 895 | 2 | 2016-02-26 | - | |
70 | 回帰〜穏やかな日々へ〜 | 805 | 2 | 2016-02-27 | - | |
64 | 第1章使用カードまとめ | 863 | 0 | 2016-02-28 | - | |
87 | 第1章登場人物まとめ | 923 | 0 | 2016-03-06 | - | |
124 | 幕間〜現代世界と姫王〜前編 | 823 | 0 | 2016-04-11 | - | |
96 | 幕間〜現代世界と姫王〜中編 | 885 | 2 | 2016-04-18 | - | |
83 | 幕間〜現代世界と姫王〜後編 | 926 | 2 | 2016-05-21 | - | |
90 | 第1章おまけコーナー | 959 | 2 | 2016-06-19 | - | |
87 | 再演〜不思議な旅人〜 | 875 | 4 | 2017-02-09 | - | |
109 | 故事〜戦乱世界の闇〜 | 884 | 2 | 2017-02-11 | - | |
101 | 狂想〜無邪気なコンツェルト〜 | 861 | 2 | 2017-02-13 | - | |
93 | 会戦〜開幕、対抗試合〜 | 837 | 2 | 2017-02-15 | - | |
83 | 泡沫〜刹那のエンターテイメント〜 | 756 | 2 | 2017-02-26 | - | |
179 | 大童〜負けられない理由〜 | 1418 | 2 | 2017-03-10 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/09/30 新商品 WORLD PREMIERE PACK 2024 カードリスト追加。
- 09/30 12:47 評価 8点 《鎖付き飛龍炎刃》「《サラマンドラ》と《鎖付きブーメラン》が合…
- 09/30 12:43 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 09/30 12:27 評価 8点 《サラマンドラ・フュージョン》「明らかに《聖騎士の追想 イゾル…
- 09/30 12:15 評価 7点 《果てなき灰滅》「《灰滅》の永続罠。 自身の送り付けが可能な《…
- 09/30 12:15 デッキ 灰よ
- 09/30 11:56 掲示板 オリカコンテスト(R)計画処
- 09/30 11:49 評価 6点 《灰滅せし都の先懸》「相手の場にエース級や《滅亡龍 ヴェイドス…
- 09/30 11:47 評価 9点 《滅亡龍 ヴェイドス》「名前と出で立ちから《ドラゴン族》っぽく…
- 09/30 11:45 評価 7点 《灰滅せし都の英雄》「灰滅の妨害要員になれるカード。 《滅亡龍…
- 09/30 11:41 デッキ さらりと強化された暗黒界
- 09/30 11:37 評価 7点 《灰滅の憤怒》「ほぼ《滅亡龍 ヴェイドス》を墓地に送ってそれを…
- 09/30 11:27 評価 8点 《灰滅せし成れの果て》「素材のゆるさが本体。 《果てなき灰滅》…
- 09/30 11:23 評価 9点 《滅亡き闇 ヴェイドス》「主に《果てなき灰滅》による融合効果で…
- 09/30 11:19 ボケ Voici la Carte~メニューはこちら~の新規ボケ。私の人生…
- 09/30 11:14 評価 7点 《終わりなき灰滅》「《滅亡龍 ヴェイドス》でセットできる永続罠…
- 09/30 11:06 評価 8点 《灰滅の復燃》「灰滅の妨害方法は破壊に偏っていますが、このカー…
- 09/30 11:04 ボケ 狂愛の竜娘アイザの新規ボケ。"狂愛"…? 失礼だな…"純愛"だよ。 …
- 09/30 11:01 ボケ 暗黒界の文殿の新規ボケ。さて…今日は伊東ライフ先生にするか…
- 09/30 11:00 評価 5点 《狂愛の竜娘アイザ》「 自ら相手にくっついた挙げ句に心中してく…
- 09/30 10:58 評価 8点 《果てなき灰滅》「《滅亡龍 ヴェイドス》によってセットできる罠…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
姫様、無防備過ぎますぜ。そこがいいところですが。さて、一夜はどうなるか、非常に楽しみです。 (2016-04-18 21:47)
本当は前後編にする予定でしたが、気付いたらこんなことに。どこかのポンコツお嬢様とは違った感じでのダメダメさですね。
次回、遊介と姫様の二人きりお泊り。変なことしたら遊介の首が飛ぶためあんなことやこんなことは起きません。しかし、ギリギリを攻めるくらいなら…… (2016-04-18 23:18)