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幕間〜現代世界と姫王〜前編 作:名無しのゴーレム
……まともに動かない頭をなんとか働かせて、姫様を連れて図書館から出た。普段のそれに比べればまだマシなものの、どうみても時代と国がおかしいその格好は目立ちすぎる。
「……それで、ゼロに連れられてここまで来た、と?」
「はい。遊介の住む世界が気になるといったら、ゼロが連れて行ってくれると言いましたので。明日のこの時間に迎えに来るから、それまで自由に観光しているといい……と」
……ゼロの奴、正気か? この世界の知識を一切持っていない姫様を、丸一日放り出すなんて……
「ここで待っていれば遊介に会えるから彼に案内してもらうといい、とも言ってました」
「丸投げかよ! しかも俺、別にあいつにここに来るなんて言ってないし! もし来てなかったらどうするつもりだったんだよ!」
「え、そうだったんですか? ……でも、こうして会えてよかったです。私、もう一度遊介に会いたかったですから」
「……まあ、それは俺もだけど」
……姫様を案内するのは、まあいい。けどその前に解決すべき問題がある。……服だ。
「えっと……まずは服を買いに行こうか。その格好じゃあ目立ちすぎるし……」
「あ、そうですね。……そうだ、これをゼロから預かっていました」
「ん? ……おい。ま、マジかよ……?」
ゼロからの預かり物、それはシャレにならないレベルの大金だった。……今初めて、お札が重いものだと知った……
「これを諸費用に充ててほしいと言っていました。この世界の金銭事情は理解していませんが、それで足りるのですか……?」
「足りるよ、むしろ有り余るよ……じゃあ、服屋に行くか……」
「はい! どのようなものがあるのか楽しみです!」
……とりあえず近くの服屋(渡された金額が金額なのでちょっと高そうなところ)に入ってみる。
(……疎外感がスゲェ……まずこういうところに男性が居るだけでもキツイのに、姫様と一緒に居ると、まるで……)
「遊介? どうかしましたか?」
「い、いや、なんでもない! ほら姫様、好きなのを選んできなよ」
「す、好きなものをですか……? 気になるものが多すぎて、どれというのは……」
「いらっしゃいませ。お洋服をお探しですか?」
「あ、はい。彼女、あまりこういうのに詳しくないから……おすすめみたいなのってありますか?」
「はい。何点かお持ちいたしますから、実際に試着してお決めになるというのはいかがでしょうか?」
「そうですね。……姫様、いろいろ着てみてその中から一着買う……ってのでいいかな?」
「分かりました。……ウフフ、まずはどれにしましょうか……」
数十分近くの試着の末、姫様が選んだのは白のブラウスとピンクのスカートだった。
「結局、結構シンプルなのになったけど……姫様はそれでよかったのか?」
「はい。これくらいの方が動きやすいですし、王国に持ち帰って似たようなものを作ることも出来ますから」
……こんな時も国のことを考えてるのか。真面目なんだな……
「……もうこんな時間だし、昼ご飯を食べようか。何か食べたいものは……って言っても、分からないよな」
「私は前に遊介が話していたものを食べたいです。確か、えっと……ワショク、でしたっけ」
「和食? 和食か……あ。じゃああそこに行こうか!」
「よかった、並ばずにテーブルに座れたな……姫様、ここはどうかな?」
「…………これは、一体どういうことなのですか……!?」
おお、予想通り驚いてるな。まあ回転寿司は外国人でも驚くらしいし、ましてや文字通り世界が違う姫様なら当然なんだけど……
「お寿司……ご飯の上に魚が乗ってる食べ物が、このレーンに乗って回ってくるんだ。ほら、これなんかどうかな?」
とりあえず回ってきたマグロを姫様の前に差し出す。
「おお……見たことのない食べ物です」
「普通は箸を使って食べるんだけど……フォークを取ってこようか?」
「いえ。郷に入っては郷に従え、ですから」
……そういう諺はあるんだな。慣れない箸の扱いに苦戦しているが、ようやくマグロが、姫様の口の中に……
「モグモグ……っ!!」
「ひ、姫様!? 何が……あっ!?」
しまった! 今のマグロ、ワサビ入りだ!
「!!!!」
「落ち着いてくれ姫様! ……ほら、お茶だ! これ飲んで!」
「!! ……ハァ、ハァ、ハァ……」
「だ、大丈夫か……?」
「……とても、辛かったです……これが、遊介の世界の食事なのですね」
いえ、違います……とはなんとなく言えなかった。
「では、次は……あれを食べたいです」
「イカか。よいしょ……っと。はい」
「ありがとうございます。それでは……!!」
……注文すればワサビ抜きも出てくるが、それは姫様が聞いてくるまで言わないことにしよう……
「モグモグ……」
「……なあ姫様。食べ終わった後だけど、どこか行きたい場所はあるか?」
「……行きたい場所、ですか? えっと……遊介の家に伺ってもよろしいですか?」
「俺の家? うーん、それは親の許可が下りるかどうかかなぁ……待った。え? 俺の家? なんで?」
「なんで、ですか? ……やはり、この世界の文化を知るにはそこに住む人の家を訪ねるべきだと思いまして。駄目……ですか?」
ぐむぅ……やめろ、そんな顔されたらなんとかしたくなるじゃないか。
「……分かった、とりあえず連絡してみるよ」
ポケットからスマートフォンを取り出し、親に電話をかけてみる……
「……ありゃ、出ないぞ。おかしいな、この時間なら母さんくらいはいるはずなのに……」
「……ゆ、遊介。そ、それは何なのですか……!?」
「え? ……あ、携帯のこと?」
「ケイタイ……そのような小型のもので、遠くの方と連絡出来るのですか……?」
……あ、そうか。姫様が城内用と言っていた魔法石も片手では扱えないくらいには大きかった。そりゃあ驚くよな……
「……触ってみる?」
「ぇ……いいの、ですか?」
「もちろん。ほら」
「……ずいぶん軽いのですね。これでどうやって連絡を?」
「それはな……ここを押して、ここに電話番号を入力すると……」
「デンワバンゴウ? それはなんですか?」
「…………」
これは、全部教えるのには骨がかかりそうだな……
「……とまあ、そんな感じだ。質問は……って言っても、俺もそんなに詳しくないから答えられるか分からないけど」
「……ここまで高度な技術力の製品はヘクシエールでは再現出来ません……残念です」
「アハハ……それで、もうお腹はいっぱいになった?」
「え? ……では、もう少しだけ……」
……わぁい。最終的な会計金額を見て、もはや変な声しか出なかった。とてもじゃないが、これは2人分の食費じゃあないだろ……
「………姫様って、意外に大食いなんだな」
「そうですか? シズクは私よりもよく食べますが……」
これより多い、だと……? 異世界ならこのくらいは普通なのか?
「……そうか。よし、次はどこに行こうか? 俺の家は後に回すとして、他に行きたいところとかは……」
「えっと……少し、町を歩いてみたいです。
先ほど歩いていた中でもいくつか気になった場所がありますので、ゆっくり見て回りたいです」
「ああ、分かった……」
……さて、まさか姫様と散歩することになるとはな……
「遊介、あれは?」
「……ああ、コンビニか。いろんなところにあって、いろんな物を売ってる店だよ」
「いろんなところにある……ということは、この世界でも人気があるのですか?」
「まあ、そうなるかな」
「へぇ……それなら、あのお店を経営している方の話をうかがえばヘクシエールの経済の発展に役立つことがあるかもしれませんね……」
「え? いやぁ、たぶん姫様の思うような答えはもらえないとは思うけど……」
「……そうですよね。私のような部外者に、易々と経営の極意を教えてはもらえませんよね……」
……そういう意味ではないんだけどなぁ。でもまあ、姫様にチェーン店の仕組みは分からないだろう。第一、俺もよくは知らない。
「では、入るだけなら……」
「それなら問題ないよ。よし、それじゃあ……」
……といっても、今コンビニで買いたいようなものはないんだよな。飯は食べたばかりだし、お菓子だって家にそこそこあったはず……
「遊介、いいですか?」
「どうかした?」
「はい。先ほどからずっと、気になってはいましたが……ずっと音楽が流れてはいませんか?」
「うん、そうだな」
「……この世界では、それぞれの店が音楽団を雇っているのですか?」
「え? ……いやいや、そうじゃなくて。これは事前に録音してある音楽を流してるだけだよ」
「録音? ……そういえば、昔ラクシュリングからの輸入品にもそのようなものがありました。でも、それは雑音が酷くて……」
「まあ、それは録音状況にもよるとは思うけど……家に音楽プレイヤーがあるから、後で見せるよ」
まだ親との連絡は取れていないが、それくらいなら何とかなるだろう。
「……で、どうだ姫様? 何か買いたいものはあるか?」
「え、えっと……あ、あちらにあるのは書物ですか?」
「そうだよ。といっても、俺は漫画しか買ったことないから他はよく知らないけど……」
「……書物はその世界の知識の集合体とも言えます。あれを買いたいのですが、よろしいでしょうか?」
「え? いいけど、何を買うんだ? 雑誌って言っても色々種類があるけど……」
「そうなんですか。……しかし、表紙だけではよく分かりませんし……」
「姫様、じゃあ……やっぱ何でもない」
「?」
……いや、さすがに姫様に立ち読みを勧めるわけにもいかないからなぁ。
「……分かった。なら、適当に何冊か買おう。色んな種類のを買えば、どれか1冊くらいは姫様が気にいるのもあるはずだからな」
「……! ありがとうございます!」
「っ、礼はいらないよ……」
ゼロから渡された金で買うんだ、感謝されるとどんな顔していいか分からなくなってくる……
「えっと、それじゃあ……これとこれとこれ、それにあれも……」
一応、漫画も1冊買っとくか。あとは……
「……っと、18禁はいらないな」
「!? ゆ、ゆゆ遊介、そ、それは……!!」
「……まあ、そんな反応になるよなー」
俺だって、誰でも見れる場所にこんなのを置く精神が未だに理解できないが……ともかく、姫様には刺激が強すぎたことには間違いない。
「い、一体あの書物には、どんなことが書かれて……」
「興味を持つな! ……あれは俺や姫様には早いものだ。大人の読み物……ってやつだよ」
「そ、そうだったのですか……」
「とにかく! ……こんなもんでいいだろ。買いに行くぞ」
「は、はい!」
コンビニで買った雑誌は全部で6冊。……さすがに重い。というわけで、姫様を連れて1度家に戻ることにした。
「……よろしいのですか? 確か、まだご両親とは連絡がとれていないのでは……」
「連絡が取れないってことは家にはいないってことだし、たぶん大丈夫だよ。駄目でも、色々と持ち出しておきたい物もあるしな……」
帰路の途中でも何度か電話をかけたが、結局1度も繋がることはなかった。メールも返信が来ない。一体どこで何をしているのやら……
「……? 遊介、あちらに誰か立っていませんか?」
「……本当だ。しかもあそこ、うちの前だし」
勧誘とかじゃないよな? 出来れば姫様にそういうのは見せたくないんだけど……
「……ったく。何の用なのかは知らないが、とっとと追っ払っ、て…………?」
「……遊介?」
……え? いや、なんで? どうしてお前が、ここに……
「あ、ユウく〜〜ん!! まったく、なんで家にいないのさ! おかげで私、ずっとここで待ってたんだからね!!」
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