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帝国〜強き者たち〜 作:名無しのゴーレム
「…………、ん?」
光の眩しさに耐え切れず目を覚ます。ここは……?
「…………おい。ここ、どこだよ……!? そうだ、女帝は!?」
「姉様に用か? ……悪いけど、今ここにはいないぞ」
「そ、そうか……!? いや、お前誰だよ!!」
「えぇ……? 俺、あのときあの場所に居たぞ? ほら、お前のところの筆頭騎士を足止めした……」
「……あ! お前、馬に乗れない奴か!」
「なんだその覚え方は!? ……俺はゲヴァルフォスの軍師で姉様の従兄弟、ライト・グランベルゼだ! それよりも、自分の置かれている状況を顧みた方がいいんじゃないか?」
「え……」
……まさか、俺……
「お前は絶賛捕虜中だよ。姉様の命令だから手出しはしないが、あまり騒ぐなら……」
「絶賛捕虜中ってどういう意味だよ。誰も捕虜を絶賛したりしないだろ」
「細かいツッコミを入れるな! ……なんでお前、そんなに冷静なんだよ。普通、もっと慌てるものじゃないのか?」
いや、そう言われてもなぁ……
「だって、お前あんまり怖くないし。っていうかお前、本当にあの女帝の従兄弟なの? そもそも軍師っぽくないし……」
「……そんなの分かってるよ! でも仕方ねえだろ! 姉様含めて周りがみんな脳筋かバーサーカーなんだから、まだマシな俺がこのポジションに着くしかなかったんだよ! ……うう、なんでこんなことになっちまったんだよ……」
「……苦労してんだな。ほら、これでも飲んで落ちつけよ」
「ああ、ありがとう……じゃない! なんだよ、なんで俺が慰められる立場になってるんだ! 俺は軍師、お前は捕虜! それを間違えるな!」
……話せば話すほど普通の奴っぽい。こいつが俺の見張り役なんだとしたら案外簡単に抜け出せそうだけど……
「ライト様ぁ〜〜! 食料もらって来ましたよ〜〜! 今から二人っきりで食事でも……って、捕虜君起きちゃってましたか〜〜……チッ」
「……ヤノカか。ありがとう、いただくよ。……お前も食べるか?」
「……それじゃあ」
パクパク……
ジ-ッ……
「…………」
ヤノカ、だったか……食事している最中、彼女にずっと睨まれていたことを俺は忘れない……
「……なあ、俺を捕まえてどうする気なんだ?」
「ん? ……ああ、姉様が言うにはお前のところのお姫様との決闘を取り付けるための人質にするらしいぜ」
「へぇ、そうなんだ……ぁ?」
姫様が……決闘?
「……そんなの、できるはずがないだろ!」
「どうしてそんなことが言えるのかなぁ〜? お姫様はあなたのことなんてなんとも思ってないの?」
「いや、そういう問題じゃないんだよ……」
「じゃあどういう問題なんだよ。……一応言っておくが、期限の2日以内に決闘が行わなければお前は……酷い目に遭わされるぞ?」
酷い目って具体的にどんなだよ……いっそ処刑とか言ってくれた方がまだ気が楽だ。
「……でも、姫様は来ないぞ」
「それは困ったな……姉様、この決闘をかなり楽しみにしてるみたいだし。俺たちに当たり散らされたりしないよな……?」
「決闘を、楽しみに……? なんだよそれ、どういうことだ?」
「……これ、言っちゃってもいいのかな……? ヤノカはどう思う?」
「私ですか? うーん……アルカ様ならあまり気にしないのでは?」
「それもそうだな。……王国の前王、アベルカイン・ハートラインについては知ってるよな?」
……もちろん知らない。でもゼロの話を考えれば姫様のお父さんっぽいが……
「3年前くらいだったかな。姉様は帝国の頂点に、つまり女帝になってすぐ近隣国に所構わず喧嘩を売りに行った。そしてその大半が帝国の軍門に下った……恐ろしいだろ? でもな、あの姉様が勝てなかった相手が2人だけいたんだ」
「なっ……あの女帝に、勝った奴がいるのか!?」
しかも2人も……なんだよこの世界、化け物揃いじゃないか。
「……言っとくが、女帝となってからの姉様は未だ無敗だ。ただ『勝てなかった』、それだけのことなんだけどな……で、その1人がアベルカイン・ハートラインだったわけだ」
「……でも、それと姫様に何の関係があるんだよ」
「姉様はいずれアベルカインに再戦を挑むつもりだった。だが、その前に奴は姿を消した……だから、その娘であるユーノヴェルト・ハートラインと戦いたかったんじゃないかと、俺は思うけどな」
「……なんだよそれ、八つ当たりみたいだな」
「姉様の前で同じこと言ってみろ、速攻で処刑台行きだからな……」
「ライト様! 子供たちのヒーロー、アルフレッド・ダーナーが参上しましたよー! HAHAHA!」
な、なんだ!? うるさい笑い声とともに、全身金ピカの男が入ってきた。
「アルフレッド、その高笑いを止めなさい! 何回言ったら分かるの! 」
「おっとすまないね、ヤノカ。しかし子供たちのヒーローとして、常に明るく元気に振舞わなければ! HAHAHA!」
「だぁ〜かぁ〜らぁ〜……その高笑いがうるせぇってんだよ勘違い金ピカ男!」
「ヤ、ヤノカ? 勘違いとは一体どういう意味……」
「……コホン。お前たち、喧嘩するなら外でやってくれないか? これ以上捕虜に帝国の印象を悪くしたら……っておい、なんだその目は!」
……えー、まさかこいつらが帝国の重臣だったりしないよな……よな?
「心配ありませんよ、ライト様。アルカ様の側近たる私たちは何をしていてもその威厳が示されているのですから。HAHA……」
「……これ以上その笑い声を出してみろ。……刺すぞ」
「な、何を刺すのかなヤノカ……」
「……こんな側近で大丈夫か?」
「……うち、徹底的な実力主義なんだよ……」
もう少し性格面も考慮に入れた方が……あ、でもシズクの隊もこんな感じだったか。
「そういえばだ、捕虜君。君のところの兵士も随分個性的じゃないかい? 私のところにやってきた男も『そんな贅沢装備は許せないっス!』なんて言って食ってかかってきたよ。もう一人の刀を持った女性は勢いのまま襲い掛かってきて恐ろしかったし、あのままだったら厳しかったかな……」
「それを言うなら私の方が怖かったわよ。デカイ男に無言で迫られるし、かと思ったら背後から女に奇襲くらうし……あー、もう二度と会いたくないっての」
……何やってんだよあいつら。
「……ともかく。お前は王国が決闘に応じるか期限の日が経つまでは安全が保障されている。だが俺が見張っている以上、あまり勝手な真似はさせないからな」
「……軍師なのにずっとここに居ていいのか?」
「そもそも姉様は策を弄するのが嫌いなんだよ! ……ハァ」
なんか、聞けば聞くほど可哀想になってきた……
「えっと、だから……」
「ライト! 朗報だ!」
突如現れた女性、それは……
「ね、姉様!?」
「女帝……!」
「……おお、目覚めていたか。良かったな、貴様を助けるためにユーノヴェルト・ハートラインが決闘を受け入れたぞ。時刻は2時間後だ。ライト、捕虜を連れて行く用意をしろ!」
「2時間後!? 姉様、いくらなんでも急すぎる! そんな短時間に全部隊を移動させるのは……」
「そんな必要はないだろう。決闘には私と捕虜がいればそれでいい。そら、さっさと支度しろ!」
「いや、だから向こうが約束を違えたら……」
「その時はその時だ! ……前から思っていたが、お前は男の癖に理屈ばかりでまったく勢いというものがないな!」
「そりゃあそれが軍師だからなぁ!? ……だぁ〜、分かったよ! 動かせるだけの軍を出す! それでいいんだろ!?」
「ああ! ……ハハハ、今から胸が高鳴るぞ!」
……まさか姫様、本当に俺のために決闘を……?
(……駄目だ。いくら姫様が強くても、女帝に勝てるとは思えない。頼む姫様、来ないでくれ……!)
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