第61話思い出した名前 俺の名は竜城黒陽　作：マジかっ！

前回のあらすじ

カオスは遊斗との戦いの後、病院へ入院し、白夜がそれを監視していた。そして起きた時には、カオスの時の記憶は無く、偽物と判明。白夜が部屋を少し離れた時、謎の人物がカオスの前に現れる。そしてその人物はカオスを屋上へ連れて行き本性を表し、カオスとデュエルを始める。



カオスLP3700 手札2
モンスター
アークハーツ・ゴーレム×2 攻撃力1900
魔法罠
伏せ1枚

墓地
ジャドクガ×1 (300ダメージ)

ポイズLP2100 手札4
モンスター0
魔法罠
伏せ1枚





ポイズ「私は魔法カード[蠱毒増殖]発動。相手墓地の[寄生虫]モンスターを1体選択し、そのモンスターと同名モンスターをデッキから任意の数相手墓地の送る。デッキより[ジャドクガ]を2枚墓地の送ります。」

カオス「くっ…(これで毎ターン900ポイントのダメージを食らうのか…)」


ポイズ「私はカード1枚伏せてターンエンドです」

カオス「俺のターン！」

ポイズ「[ジャドクガ]の効果発動。3体分900ポイントのダメージを受けてもらいます！」

カオス「ぐわぁぁ〜！」LP3700→2800

ポイズ「ふっふっふ」

カオス「くっ…俺は[アークハーツ・ゴーレム]2体をリリース！現れろ！[アークハーツ・キングドラゴン]！」

アークハーツ・キングドラゴン
☆8/闇属性/ドラゴン族
攻撃力3000


カオス「一気に終わらせてやる！行け！[アークハーツ・キングドラゴン]！奴に攻撃しろ！！」


アークハーツ・キングドラゴン
攻撃力3000


ポイズ「永続罠発動。[虫の知らせ]発動。このカードは相手が直接攻撃した時、1度だけデッキからレベル4以下のモンスターを特殊召喚する。私は、[寄生虫-イラクガ]を守備表示で特殊召喚！」

寄生虫-イラクガ
☆1/闇属性/昆虫族
守備力0

カオス「攻撃続行だ！」


イラクガは破壊された

ポイズ「効果で相手の墓地に送られます。」

カオス「かまわん！[アークハーツ・キングドラゴン]は2度の攻撃が行える！行け！」



アークハーツ・キングドラゴンが微動だにしない

カオス「何⁉︎」

ポイズ「墓地に送られた[イラクガ]は相手モンスターは1回しか攻撃を行えなくなります。効果で[アークハーツ・キングドラゴン]は攻撃は出来ません。」


カオス「俺はターンエンドだ…」


カオスLP2800手札2
モンスター
アークハーツ・キングドラゴン
魔法罠
伏せ1枚

墓地
ジャドクガ×3 (300ダメージ)
イラクガ×1(攻撃規制)

ポイズLP2100手札2
モンスター0
魔法罠
虫の知らせ 永続罠
伏せ2枚


ポイズ「私のターン。墓地の[ジャドクガ]の効果で900ポイントのダメージを受けてもらいます！」

カオス「ぐっ！」LP2800→1900


ポイズ「私はモンスターをセットしてターンエンドです。」

カオス「(このままじゃ奴を倒さない…どうすれば…)」



病院の中
白夜は病院の中を走り回っている

白夜「クソ！どうすれば屋上へ行けるんだ！

※屋上はポイズの謎の力によってドアが開きません

白夜「はっ！」

白夜はトイレへと向かった






カオス「俺のターン！」手札2→3

ポイズ「[ジャドクガ]の効果で合計900ポイントのダメージを受けてもらいます」

カオス「ぐわぁぁ！！」LP1900→1000


カオスは苦しみながら考える

カオス「([アークハーツ・キングドラゴン]は1度しか攻撃出来ず、奴には伏せモンスターがいてそして罠カード[虫の知らせ]でデッキから昆虫族が特殊召喚される…だが！)俺は魔法カード[冥府の波動]発動！墓地の[アークハーツ]モンスターを1体除外してフィールドのカードを1枚破壊する！[アークハーツ・ゴーレム]を除外して、[虫の知らせ]を破壊だ！」


ポイズ「くっ…」

カオス「更に[アークハーツ・グラディエーター]を召喚！」

アークハーツ・グラディエーター
☆4/闇属性/戦士族
攻撃力1800

カオス「[アークハーツ・グラディエーター]で裏側モンスターに攻撃だ！」


寄生虫-マツカハレ
守備力0

グラディエーターはマツカハレを蹴り倒した


カオス「これが通れば…勝てる！行け！[アークハーツ・キングドラゴン]！漆黒のダークネスバースト！！」


ポイズ「罠発動[蠱毒暴発]」

カオス「何⁉︎」

ポイズ「[蠱毒暴発]は相手の墓地に[寄生虫]モンスターが5体以上いるとき、相手の攻撃表示モンスターを全て破壊します。」

カオスのモンスターは2体とも破壊された


カオス「くそ…まだだ！罠発動！[リビングデッドの呼び声]！蘇れ！[アークハーツ・キングドラゴン]！！」

ポイズ「まだ抵抗する気ですか」

カオス「当たり前だ！行け！[アークハーツ・キングドラゴン]！ダイレクトアタック！！」

ポイズ「なら私も抵抗してみましょうかね。永続罠[蠱毒の矢]。手札の[寄生虫]モンスターを相手の墓地に送り、その攻撃を無効にします。手札の[寄生虫-ギドクガ]を墓地に送ります」


アークハーツ・キングドラゴンは毒の矢を喰らった

カオス「く……俺は…ターンエンド…」
ポイズ「墓地の[寄生虫-ギドクガ]の効果を発動します。[ギドクガ]が墓地にいるプレーヤーはエンドフェイズに手札を1枚墓地に送ってもらいます」

カオスは手札を1枚墓地に送った

カオス手札2→1

ポイズ「私のターン。」

ポイズはドローしたカードを見る

ポイズ「(このカードを使わずともエンドを宣言すれば私の勝ち)あなたの墓地の[チャドクガ]の効果で900ポイントのダメージを受けてもらいます。」

カオス「ぐわぁぁ！！」LP1000→100

ポイズ「カードを1枚伏せて、これで終わりです。ターンエンド」

ポイズ
伏せカード1枚


カオス「……」

ポイズ「どうしました？早くドローをしなさい」

カオス「く…」

ポイズ「まぁ、最後に話をしますが私はあるお方からあなたを倒し[あの力]を貰いに来ました」

カオス「なんの…ことだ…」

ポイズ「ま、知ったところで無駄ですけどね。[あの力]を失ったらあなたは消えるのですから」

カオス「なん…だと…」

ポイズ「さあ、ドローをしなさい」

カオス「う…」



白夜「ちょっと待ったーーー！」

ポイズの後ろからフェンスを登ってきた白夜が現れた。

カオス「お前は…」

ポイズ「あなたは…どうやってここに⁉︎」

白夜「あのドアだけ閉めても無駄だぜ！俺は下の階のトイレの窓からここまで登って来たんだよ！」

ポイズ「とんだ邪魔が入りましたが、デュエルの勝敗は変わりません」

白夜「それはどうかな」

ポイズ「⁉︎」

白夜「カオス、お前は記憶を失っている。お前にしかない大切な名前も…だが、自分の名前を聞けば全てを思い出すだ！」

カオス「俺の名前…そうだ…俺は、自分を名前を忘れてしまった…俺にしかない大切な名前を…」

白夜「お前の…名前は[竜城 黒陽](りゅうじょう こくよう)！」

カオス「竜城 黒陽…うっ…」


カオスは頭を抱え膝をつく

白夜「黒陽！」

カオスの昔の記憶がフラッシュバックする

自分より大きな男に謎のカードを見せられ、

その後カオスとして自分が様々なデュエリストを倒している姿が映ってる

カオス「お前、さっき白夜とか言ってたな…礼を言うぜ…思い出した…全てを」

白夜「そりゃよかったぜ…それじゃあ今、お前がやる事は分かってるな」

黒陽「分かってる」

カオス→黒陽

黒陽はカオスの時とは違って冷静な雰囲気になってる

ポイズ「く…」

黒陽「俺のターン！」手札 1→2

ポイズ「だが無駄です！[チャドクガ]の効果で900ポイントのダメージを食らってもらいます！」

黒陽「俺は墓地の[アークハーツ・ウィザード]の効果発動。墓地のこのカードを除外してこのターンの戦闘・効果ダメージを無効にする」

ポイズ「いつのまに⁉︎」

黒陽「お前の[ギドクガ]の効果で墓地に送ったのが[ウィザード]だったんだよ」

ポイズ「[ギドクガ]の効果を裏面に出てしまいましたか…」



黒陽「そして俺は、魔法カード[FCM-邪心創生]発動！」

ポイズ「まさかのこの状況で…[FCM]だと…」

黒陽「行くぞ！俺は[アークハーツ・キングドラゴン]を戦士族のフォルムにモードチェンジ！！暗黒の邪念を抱き、全ての敵を斬り裂け！フォルムチェンジ召喚！現れろ！！[戦慄の竜戦士 クロムビーネ・ドラゴン]！」

戦慄の竜戦士 クロムビーネ・ドラゴン
☆8/闇属性/ドラゴン族・戦士族
攻撃力3000


ポイズ「モンスターが出てきたところで悪いですが、墓地の[マツカハレ]の効果で相手のモンスターは召喚したターン攻撃出来ません。更に永続罠発動！[静寂なる地]。自分フィールドにモンスターが存在しない限り、相手は攻撃が行えません」



白夜「何⁉︎」

黒陽「ふっ…」

ポイズ「⁉︎」

黒陽「[クロムビーネ・ドラゴン]の効果発動。俺の墓地のモンスターを任意の数相手フィールドに特殊召喚する。お前のモンスター5体を返してやるぜ。」

ポイズのフィールドに
ジャドクガ×3 攻撃力0
マツカハレ 攻撃力0
イラクガ 攻撃力0
が攻撃表示で特殊召喚すれた


ポイズ「な、何⁉︎」

黒陽「そして特殊召喚したモンスター全てに攻撃が行える」

白夜「墓地に[イラクガ]がいなくなったことにより全員に攻撃が行え、[マツカハレ]もいなくなった事により攻撃を行える…」

ポイズ「ま、まさかこの状況を返されるとは…」

黒陽「バトルだ！行け！[クロムビーネ・ドラゴン]！全員に攻撃だ！斬り裂け！オーバースラッシュ！」

ポイズのモンスター達は一斉に切られた

ポイズ「ぐわぁぁ！！！」LP2100→0

ポイズは吹っ飛んだ

白夜「流石の強さだぜ」

黒陽「…」

ポイズ「くっ…まさかこんな事になるとは、予想外です…一旦ここは撤退した方がいいですね…」

白夜「待て！」

ポイズはそう言うとビルとビルをジャンプながら逃げた

白夜「ちっ…逃げられたか…」

ドサッ

白夜が振り向くと黒陽が倒れた

白夜「黒陽！」

黒陽「心配はいらん…ちょっと眠いだけだ」

黒陽はそう言うと眠りについた





逃げるポイズ

ポイズ「まさか、カオスから元の状態へ戻るとは…この事態を知らせなければ…」


ポイズはそのまま何処かへ消えてしまった



第61話終わり