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EP:5 父親の威厳と強さ その① 作:暁
先日のデュエル以来、レイチェルは正式に師匠となり、家に住み込みで基礎の勉強や魔法、デュエルの指導などをしてくれるようになった。
勉強は退屈なものだが、師匠の授業は分かりやすく、楽しいものだった。師匠が人と関わることがあまり好きではない性格なので、必要以上のことを話さない。それが心地よかった。
教科書を読み、足りない部分を捕捉し、分からないことを質問して、質問がなくなったら次に進む。とても簡単だ。
そんな日が10日ほど続いた。
---
いつも通りの日々を迎えようとベッドから起き上がる。時刻は午前6時ごろ、太陽もまだやる気を出さない時間だ。
ベッドから出て、着替えて部屋を出ると、サンスクリットがなにかを探すようにうろうろしていた。
やがてこちらに顔を向けると、軽く手招いてきた。
「おい、ユーリ。王都に行く仕事が入ったんだがお前も来るか?今日ぐらい勉強休んでさ。」
「王都?」
この村は王都から離れた辺境の村。そんな村にまで仕事を寄越すとは、大分大きな仕事だろう。
「いや、ただの定期報告だ。」
「何だ。じゃあ暇つぶしに着いていきます。」
「暇つぶしにってお前…まあ俺も暇だろうと思ったから誘ったんだが。」
こうしてサンスクリットとともに王都に旅立つことになった。
師匠の許諾も取り、後願の憂いも無くなった。
デッキを持ち、サンスクリットの待つ村の入り口、馬車へと向かい、乗り込む。こうして、王都への旅路が始まった。
---
馬車に乗ってから思ったが、サンスクリットと二人きりになるのは初めてだ。転生から4年が経つが、基本メアリーと1セットで行動していたので二人きりになる時間がなかったのだ。
…部屋が隣なので、母と父の生産的な行為が行われていることは知っているし、何ならどんなことをしているのかも知っているが、それ以外にサンスクリットのことをほとんど知らなかった。父親の最も知りたくない面だけを知ってしまっていたのでちょっとサンスクリットをヤバい目で見ていたがこいつは騎士だ。
男同士二人きり、腹を割って話して父親のことをもっと知ろうと当たり障りのない話を振る。
「父さんはMなんですか?」
「ちょっと待て何言ってるんだお前」
つい常日頃から行為を聞いていて思ったことが口に出てしまった。これ以上話を引き延ばすのはまずいので何事もなかったように話題を変える。
「何でもないです。父さんは何故騎士を?」
「あ、おう…そうだな、まあ家系だしな。子供の頃からそうなるのが当然だと思ってたから特に信念とかはなかったな。でも、ある日父さんの戦う姿を見て、俺もあんな騎士になりたい!って思ったんだ。」
「へえ…ちゃんと考えとかあったんですね。ちなみに今日僕を連れてきたのは勇姿を見せるためですか?」
「お前つくづく失礼だな。…まあそうだな。俺が父さんの仕事見たのもお前ぐらいの時だし、そろそろ父親の威厳ってやつを見せてやろうと思ってな。」
そう言って胸を張る。
確かに今までサンスクリットに父親の威厳を感じた事は全くない。仲のいい腐れ縁の悪友程度にしか思っていなかったこと言ったのを気にしているのだろうか。
そんな他愛もない話に華を咲かせ、夜となった。
---
「よし、じゃあ野宿にするぞ。テント建てろ。」
野宿の仕方などは師匠に習っていたので不自由なく行動できた。
指示を出したがっていたサンスクリットも段々と指示を放棄し、テントを建て終わったあたりから指示を出さなくなった。父親の威厳を見せたかったのだろうか。何か少しいたたまれない気になった。
午前3時ごろ、中途半端な時間に目が覚めた。
サンスクリットは寝ていたので、外に出て空気を吸う。
若干寝惚けた頭で伸びをする。
伸ばした右腕を何かに掴まれた。
意識が覚醒し、後ろを振り向く。
しかし、振り向く前に後頭部に打撃が飛んできた。
意識が沈む。
次に起きた場所は、牢屋の中だった。
勉強は退屈なものだが、師匠の授業は分かりやすく、楽しいものだった。師匠が人と関わることがあまり好きではない性格なので、必要以上のことを話さない。それが心地よかった。
教科書を読み、足りない部分を捕捉し、分からないことを質問して、質問がなくなったら次に進む。とても簡単だ。
そんな日が10日ほど続いた。
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いつも通りの日々を迎えようとベッドから起き上がる。時刻は午前6時ごろ、太陽もまだやる気を出さない時間だ。
ベッドから出て、着替えて部屋を出ると、サンスクリットがなにかを探すようにうろうろしていた。
やがてこちらに顔を向けると、軽く手招いてきた。
「おい、ユーリ。王都に行く仕事が入ったんだがお前も来るか?今日ぐらい勉強休んでさ。」
「王都?」
この村は王都から離れた辺境の村。そんな村にまで仕事を寄越すとは、大分大きな仕事だろう。
「いや、ただの定期報告だ。」
「何だ。じゃあ暇つぶしに着いていきます。」
「暇つぶしにってお前…まあ俺も暇だろうと思ったから誘ったんだが。」
こうしてサンスクリットとともに王都に旅立つことになった。
師匠の許諾も取り、後願の憂いも無くなった。
デッキを持ち、サンスクリットの待つ村の入り口、馬車へと向かい、乗り込む。こうして、王都への旅路が始まった。
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馬車に乗ってから思ったが、サンスクリットと二人きりになるのは初めてだ。転生から4年が経つが、基本メアリーと1セットで行動していたので二人きりになる時間がなかったのだ。
…部屋が隣なので、母と父の生産的な行為が行われていることは知っているし、何ならどんなことをしているのかも知っているが、それ以外にサンスクリットのことをほとんど知らなかった。父親の最も知りたくない面だけを知ってしまっていたのでちょっとサンスクリットをヤバい目で見ていたがこいつは騎士だ。
男同士二人きり、腹を割って話して父親のことをもっと知ろうと当たり障りのない話を振る。
「父さんはMなんですか?」
「ちょっと待て何言ってるんだお前」
つい常日頃から行為を聞いていて思ったことが口に出てしまった。これ以上話を引き延ばすのはまずいので何事もなかったように話題を変える。
「何でもないです。父さんは何故騎士を?」
「あ、おう…そうだな、まあ家系だしな。子供の頃からそうなるのが当然だと思ってたから特に信念とかはなかったな。でも、ある日父さんの戦う姿を見て、俺もあんな騎士になりたい!って思ったんだ。」
「へえ…ちゃんと考えとかあったんですね。ちなみに今日僕を連れてきたのは勇姿を見せるためですか?」
「お前つくづく失礼だな。…まあそうだな。俺が父さんの仕事見たのもお前ぐらいの時だし、そろそろ父親の威厳ってやつを見せてやろうと思ってな。」
そう言って胸を張る。
確かに今までサンスクリットに父親の威厳を感じた事は全くない。仲のいい腐れ縁の悪友程度にしか思っていなかったこと言ったのを気にしているのだろうか。
そんな他愛もない話に華を咲かせ、夜となった。
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「よし、じゃあ野宿にするぞ。テント建てろ。」
野宿の仕方などは師匠に習っていたので不自由なく行動できた。
指示を出したがっていたサンスクリットも段々と指示を放棄し、テントを建て終わったあたりから指示を出さなくなった。父親の威厳を見せたかったのだろうか。何か少しいたたまれない気になった。
午前3時ごろ、中途半端な時間に目が覚めた。
サンスクリットは寝ていたので、外に出て空気を吸う。
若干寝惚けた頭で伸びをする。
伸ばした右腕を何かに掴まれた。
意識が覚醒し、後ろを振り向く。
しかし、振り向く前に後頭部に打撃が飛んできた。
意識が沈む。
次に起きた場所は、牢屋の中だった。
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