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第四話・主人公対決!十代VS黒崎龍吾! 作:鈴木颯手
「先行は俺!ドロー!」
先行を取ったのは遊城十代であった。
遊城十代
手札5枚→6枚
「俺は手札からE・HEROスパークマンを攻撃表示で召喚!」
遊城十代が召喚したのは放電を放つHEROであった。
「更にカードを一枚伏せてターンエンド」
「…俺のターン、ドロー」
黒崎龍吾
手札5枚→6枚
「さて、龍吾は一体どんなモンスターを召喚するのか楽しみだ」
三沢は見逃すまいとこちらに視線を送るが龍吾は動じた様子もなく淡々とこなしていく。
「手札の雷邪龍サンダーダークドラゴンの効果発動。このカードを墓地に送りデッキから同名カードを2枚手札に加える」
実技試験で使ったモンスターの効果を早速発動する。
黒崎龍吾
手札6枚→5枚→7枚
「ふむ、サンダードラゴンのダーク版と言った所か」
「だけどステータスはこちらの方が高いぜ」
「しかも何か効果を持っているようだがそれはまだ分かっていない」
「俺は手札から融合を発動。手札の雷邪龍サンダーダークドラゴン二体を融合してツインヘッド・サンダーダークドラゴンを特殊召喚する」
そして現れたのは黒い雷を背に二つの頭を持つ龍であった。
ツインヘッド・サンダーダークドラゴン
ATK3000 DEF2500
「バトル。ツインヘッド・サンダーダークドラゴンで攻撃」
左側の頭から雷が発生しスパークマンに放たれる。スパークマンは叫び声をあげて破壊される。
遊城十代LP4000→2600
「っく!」
「ツインヘッド・サンダーダークドラゴンの効果発動。このカードは一度のバトルフェイズに二回攻撃する事が出来る」
「何!?」
「はぁ!?」
驚きのモンスターの効果に遊城十代や三沢、良太や翔は声を上げる。
「おいおい、サンダードラゴンみたいなくせにサイバーツインドラゴンの効果とか可笑しいだろ!?」
「もしこれが決まれば十代は…」
「兄貴負けるな!」
驚きの効果に様々な声が上がる。それでも十代は諦めていないようだった。
「へっ、まだこんなところで負けられるかよ!罠カード、次元幽閉発動!ツインヘッド・サンダーダークドラゴンをゲームから除外する!」
伏せられていたのは攻撃モンスターをゲームから除外する次元幽閉であった。龍吾は特に表情を変えることなくツインヘッド・サンダーダークドラゴンをポケットにしまう。
「…俺はメインフェイズ2に入り闇の大魔術師・バスクを召喚。カードを二枚伏せてターンエンド。本来なら闇の大魔術師・バスクの効果が発動するが俺の手札は0なので効果は適用されない」
闇の大魔術師・バスク
ATK1500 DEF1000
こうして無事に1ターン目が終了となった。一歩間違えればワンショットキルとなっていただけに遊城十代もその弟も息を吐く。
遊城十代LP2600 手札4枚
モンスター
なし
魔法、罠
なし
黒崎龍吾LP4000 手札0枚
モンスター
闇の大魔術師・バスク
魔法、罠
セット
セット
「まさかツインヘッド・サンダーダークドラゴンにあんな効果があったとは…」
「いくら何でも強すぎるだろ…」
「兄貴…」
三者三様の表情を見せる彼らを龍吾は無視して遊城十代の次の一手に集中する。
「俺のターン、ドロー!」
遊城十代
手札4枚→5枚
「…そっちが融合を使うならこっちも使うぜ!魔法カード、融合発動!手札のフェザーマンとバーストレディを融合して、来い!マイフェイバリットカード!E・HEROフレイムウィングマン!」
E・HEROフレイムウィングマン
ATK2100 DEF1200
現れたのはクロノス教諭に止めを刺した遊城十代の切り札。戦闘で破壊したモンスターの攻撃力のダメージを与えるため攻撃表示でモンスターを出していれば実質フレイムウィングマンの直接攻撃を許しかつモンスターを破壊されているような状況となる。
「フレイムウィングマンで闇の大魔術師・バスクを攻撃!フレイムシュート!」
遊城十代がそう叫ぶとフレイムウィングマンが炎を纏って闇の大魔術師・バスクに突撃してくる。闇の大魔術師・バスクは成すすべなく破壊される。
「フレイムウィングマンの効果発動!破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」
黒崎龍吾LP4000→3400→1900
「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
あっという間に十代に逆転され流れが大いに変わってしまう。しかし、諦めることなく自分のターンに龍吾は入る。
「俺のターン、ドロー!」
黒崎龍吾
手札0枚→1枚
「…リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!闇の大魔術師・バスクを蘇らせる!守備表示だ!」
そして再び闇の大魔術師・バスクが姿を現した。
「…俺はターンを終了する。そして闇の大魔術師・バスクの効果によって手札を一枚捨てて一枚ドローする!そして今墓地に送った闇の鼓動の効果発動!デッキから闇属性ドラゴン族モンスター一体を手札に加える」
黒崎龍吾
手札1枚→0枚→1枚→2枚
遊城十代LP2600 1枚
モンスター
E・HEROフレイムウィングマン
魔法、罠
セット
黒崎龍吾LP1900 2枚
モンスター
闇の大魔術師・バスク
魔法、罠
リビングデッドの呼び声(闇の大魔術師・バスク装備中)
セット
完全に龍吾が劣勢でありもう一度フレイムウィングマンの攻撃を受ければ敗北が決定するであろう。しかし、龍吾の目はまだ諦めていなかった。
「このままだと負けるな。闇の大魔術師・バスクは守備表示とは言え400以上のモンスターを出されれば負けてしまうぞ」
「恐らく何かしら対策はしているんだろう。そして、闇の鼓動でデッキからモンスターを加え反撃のチャンスを狙っている」
「で、でも兄貴の場にはフレイムウィングマンがいるっス!そう簡単に破壊なんかされないっス!」
三沢と良太の言葉に翔が反論しているが現状何かしら用意をしていると言うのが三沢と良太の意見であった。
そして3ターン目が始まる。
「へへ、見たことないカードがたくさん出てきて楽しいぜ!ドロー!」
遊城十代
手札1枚→2枚
「…バトル!フレイムウィングマンで闇の大魔術師・バスクに攻撃!」
「…手札のクリラグーンの効果発動!」
『クリクリ~!』
龍吾がそう叫ぶとクリボーの鳴き声が聞こえてきていつの間にドラゴンらしきものを被ったクリボーがフレイムウィングマンの前に現れていた。
「このカードを墓地に送る事で相手のモンスター一体をデッキの上に戻す!」
「何!?」
「フレイムウィングマンは融合モンスター…。つまり」
「エクストラデッキに逆戻りか」
「そ、そんな!兄貴のフレイムウィングマンが!」
黒崎龍吾
手札2枚→1枚
「くっ!俺はE・HEROクレイマンを守備表示で召喚してターンエンドだ」
E・HEROクレイマン
ATK800 DEF2000
「俺のターン、ドロー!」
黒崎龍吾
手札1枚→2枚
「俺は手札のハタ・マラ・グラク・バルストリアの効果を使用。デッキの一番上をめくりそれが闇属性ドラゴン族モンスターだった場合手札から特殊召喚する!めっくたカードは漆黒のドラグーン!よって手札から特殊召喚する!」
ハタ・マラ・グラク・バルストリア
ATK2200 DEF2200
そして姿を現した巨大な龍。更に龍吾は続ける。
「リバースカードオープン!闇の徴兵を発動!ライフを半分払う事で自分、または相手の場にダークトークンを一体特殊召喚する!このトークンの攻守はこの時払ったライフの数値となる!俺はこのトークンを十代、貴様の場に特殊召喚する!」
黒崎龍吾LP1900→950
ダークトークン
ATK950 DEF950
「お互いの場にモンスターがそれぞれ二体!」
「こ、これは…!」
「…!」
「俺は貴様と俺のモンスター二体ずつを生贄に邪悪龍ダークドラグーンを特殊召喚する!現れろ!邪悪龍ダークドラグーン!」
龍吾の叫びに邪悪龍は答え雄たけびを上げながらその姿を現した。
「邪悪龍ダークドラグーンの攻撃力、守備力は生贄にしたモンスターの攻撃力又は守備力の合計の数値となる!俺は、攻撃力を選択する!」
邪悪龍の周りに黒いオーラが纏われ邪悪龍の力を高めていく。
邪悪龍ダークドラグーン
ATK6450 DEF6450
実技試験の時ほどではないがそれでもかなりのステータスを持っていることに変わりはなく対峙していない三沢や良太、翔にも殺気を含むオーラが襲い掛かる。
「くっ!まさかこれほどとは…!」
「…」
「お、おい!?翔君!…ダメだ、気絶している…」
三沢は自分の想像以上だったことに驚愕し翔は耐え切れず失神。それを良太が介抱すると言う事態になってしまう。観戦している彼らでもそうなっているだけに対峙している十代はこれの比ではないほどのプレッシャーが襲いかかっているだろう。そう思い三沢と良太が十代の方を向くと、
「…へへ、俺はあの時あの場所にいなかったから分からなかったけどこれはかなりきついぜ…」
額に汗を作りながらも十代は笑っていた。そんな様子を龍吾は見ていたがやがて自分の行動を進める。
「邪悪龍ダークドラグーンは召喚したターンに攻撃する事は出来ない。俺はこれでターンエンドだ」
遊城十代LP2600 手札1枚
モンスター
無し
魔法、罠
セット
黒崎龍吾LP950 手札0枚
モンスター
邪悪龍ダークドラグーン
魔法、罠
なし
邪悪龍ダークドラグーンの召喚により十代のピンチは変わらなかったが龍吾は邪悪龍ダークドラグーンの召喚の代償によってライフは1000を切り手札もなくセットカードもない。まさに邪悪龍ダークドラグーンによって何とか保たれている状況であった。しかし、その分邪悪龍ダークドラグーンは圧倒的実力を持っており突破するのは至難の業と思わせるほどであった。
「行くぜ、これが俺の最後のターンになるだろう。だったら俺はこのドローに全てをかける!ドロー!」
遊城十代
手札1枚→2枚
「…よっしゃ!龍吾!この勝負、俺の勝ちだ!」
十代は笑みを浮かべてそう言うと今引いたカードを発動させた。
「俺は手札から融合回収を発動!墓地から融合とE・HEROフェザーマンを手札に加える。そして手札のバブルマンとフェザーマンを融合して現れろE・HEROセイラーマン!」
E・HEROセイラーマン
ATK1400 DEF1000
邪悪龍ダークドラグーンに遠く及ばない攻撃力だがその効果を思い出した龍吾は瞬時に負けを悟った。
「セイラーマンは俺の場にセットカードが存在する時直接攻撃できる!行け!セイラーマン!アンカー・ナックル!」
邪悪龍ダークドラグーンをすり抜けて龍吾に攻撃を仕掛けてくるセイラーマン。手札もセットカードもない龍吾は成すすべなくその攻撃を受けた。
黒崎龍吾LP950→-450
「龍吾が、負けた?」
「十代ってやっぱり強いな。だけど結局邪悪龍ダークドラグーンは健在か」
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「…ああ、こちらも楽しめた。だが、次は負けない」
「おう!またデュエルしようぜ!」
こうして十代と龍吾の最初の戦いは十代の勝利で幕を閉じるのであった。
先行を取ったのは遊城十代であった。
遊城十代
手札5枚→6枚
「俺は手札からE・HEROスパークマンを攻撃表示で召喚!」
遊城十代が召喚したのは放電を放つHEROであった。
「更にカードを一枚伏せてターンエンド」
「…俺のターン、ドロー」
黒崎龍吾
手札5枚→6枚
「さて、龍吾は一体どんなモンスターを召喚するのか楽しみだ」
三沢は見逃すまいとこちらに視線を送るが龍吾は動じた様子もなく淡々とこなしていく。
「手札の雷邪龍サンダーダークドラゴンの効果発動。このカードを墓地に送りデッキから同名カードを2枚手札に加える」
実技試験で使ったモンスターの効果を早速発動する。
黒崎龍吾
手札6枚→5枚→7枚
「ふむ、サンダードラゴンのダーク版と言った所か」
「だけどステータスはこちらの方が高いぜ」
「しかも何か効果を持っているようだがそれはまだ分かっていない」
「俺は手札から融合を発動。手札の雷邪龍サンダーダークドラゴン二体を融合してツインヘッド・サンダーダークドラゴンを特殊召喚する」
そして現れたのは黒い雷を背に二つの頭を持つ龍であった。
ツインヘッド・サンダーダークドラゴン
ATK3000 DEF2500
「バトル。ツインヘッド・サンダーダークドラゴンで攻撃」
左側の頭から雷が発生しスパークマンに放たれる。スパークマンは叫び声をあげて破壊される。
遊城十代LP4000→2600
「っく!」
「ツインヘッド・サンダーダークドラゴンの効果発動。このカードは一度のバトルフェイズに二回攻撃する事が出来る」
「何!?」
「はぁ!?」
驚きのモンスターの効果に遊城十代や三沢、良太や翔は声を上げる。
「おいおい、サンダードラゴンみたいなくせにサイバーツインドラゴンの効果とか可笑しいだろ!?」
「もしこれが決まれば十代は…」
「兄貴負けるな!」
驚きの効果に様々な声が上がる。それでも十代は諦めていないようだった。
「へっ、まだこんなところで負けられるかよ!罠カード、次元幽閉発動!ツインヘッド・サンダーダークドラゴンをゲームから除外する!」
伏せられていたのは攻撃モンスターをゲームから除外する次元幽閉であった。龍吾は特に表情を変えることなくツインヘッド・サンダーダークドラゴンをポケットにしまう。
「…俺はメインフェイズ2に入り闇の大魔術師・バスクを召喚。カードを二枚伏せてターンエンド。本来なら闇の大魔術師・バスクの効果が発動するが俺の手札は0なので効果は適用されない」
闇の大魔術師・バスク
ATK1500 DEF1000
こうして無事に1ターン目が終了となった。一歩間違えればワンショットキルとなっていただけに遊城十代もその弟も息を吐く。
遊城十代LP2600 手札4枚
モンスター
なし
魔法、罠
なし
黒崎龍吾LP4000 手札0枚
モンスター
闇の大魔術師・バスク
魔法、罠
セット
セット
「まさかツインヘッド・サンダーダークドラゴンにあんな効果があったとは…」
「いくら何でも強すぎるだろ…」
「兄貴…」
三者三様の表情を見せる彼らを龍吾は無視して遊城十代の次の一手に集中する。
「俺のターン、ドロー!」
遊城十代
手札4枚→5枚
「…そっちが融合を使うならこっちも使うぜ!魔法カード、融合発動!手札のフェザーマンとバーストレディを融合して、来い!マイフェイバリットカード!E・HEROフレイムウィングマン!」
E・HEROフレイムウィングマン
ATK2100 DEF1200
現れたのはクロノス教諭に止めを刺した遊城十代の切り札。戦闘で破壊したモンスターの攻撃力のダメージを与えるため攻撃表示でモンスターを出していれば実質フレイムウィングマンの直接攻撃を許しかつモンスターを破壊されているような状況となる。
「フレイムウィングマンで闇の大魔術師・バスクを攻撃!フレイムシュート!」
遊城十代がそう叫ぶとフレイムウィングマンが炎を纏って闇の大魔術師・バスクに突撃してくる。闇の大魔術師・バスクは成すすべなく破壊される。
「フレイムウィングマンの効果発動!破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」
黒崎龍吾LP4000→3400→1900
「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
あっという間に十代に逆転され流れが大いに変わってしまう。しかし、諦めることなく自分のターンに龍吾は入る。
「俺のターン、ドロー!」
黒崎龍吾
手札0枚→1枚
「…リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!闇の大魔術師・バスクを蘇らせる!守備表示だ!」
そして再び闇の大魔術師・バスクが姿を現した。
「…俺はターンを終了する。そして闇の大魔術師・バスクの効果によって手札を一枚捨てて一枚ドローする!そして今墓地に送った闇の鼓動の効果発動!デッキから闇属性ドラゴン族モンスター一体を手札に加える」
黒崎龍吾
手札1枚→0枚→1枚→2枚
遊城十代LP2600 1枚
モンスター
E・HEROフレイムウィングマン
魔法、罠
セット
黒崎龍吾LP1900 2枚
モンスター
闇の大魔術師・バスク
魔法、罠
リビングデッドの呼び声(闇の大魔術師・バスク装備中)
セット
完全に龍吾が劣勢でありもう一度フレイムウィングマンの攻撃を受ければ敗北が決定するであろう。しかし、龍吾の目はまだ諦めていなかった。
「このままだと負けるな。闇の大魔術師・バスクは守備表示とは言え400以上のモンスターを出されれば負けてしまうぞ」
「恐らく何かしら対策はしているんだろう。そして、闇の鼓動でデッキからモンスターを加え反撃のチャンスを狙っている」
「で、でも兄貴の場にはフレイムウィングマンがいるっス!そう簡単に破壊なんかされないっス!」
三沢と良太の言葉に翔が反論しているが現状何かしら用意をしていると言うのが三沢と良太の意見であった。
そして3ターン目が始まる。
「へへ、見たことないカードがたくさん出てきて楽しいぜ!ドロー!」
遊城十代
手札1枚→2枚
「…バトル!フレイムウィングマンで闇の大魔術師・バスクに攻撃!」
「…手札のクリラグーンの効果発動!」
『クリクリ~!』
龍吾がそう叫ぶとクリボーの鳴き声が聞こえてきていつの間にドラゴンらしきものを被ったクリボーがフレイムウィングマンの前に現れていた。
「このカードを墓地に送る事で相手のモンスター一体をデッキの上に戻す!」
「何!?」
「フレイムウィングマンは融合モンスター…。つまり」
「エクストラデッキに逆戻りか」
「そ、そんな!兄貴のフレイムウィングマンが!」
黒崎龍吾
手札2枚→1枚
「くっ!俺はE・HEROクレイマンを守備表示で召喚してターンエンドだ」
E・HEROクレイマン
ATK800 DEF2000
「俺のターン、ドロー!」
黒崎龍吾
手札1枚→2枚
「俺は手札のハタ・マラ・グラク・バルストリアの効果を使用。デッキの一番上をめくりそれが闇属性ドラゴン族モンスターだった場合手札から特殊召喚する!めっくたカードは漆黒のドラグーン!よって手札から特殊召喚する!」
ハタ・マラ・グラク・バルストリア
ATK2200 DEF2200
そして姿を現した巨大な龍。更に龍吾は続ける。
「リバースカードオープン!闇の徴兵を発動!ライフを半分払う事で自分、または相手の場にダークトークンを一体特殊召喚する!このトークンの攻守はこの時払ったライフの数値となる!俺はこのトークンを十代、貴様の場に特殊召喚する!」
黒崎龍吾LP1900→950
ダークトークン
ATK950 DEF950
「お互いの場にモンスターがそれぞれ二体!」
「こ、これは…!」
「…!」
「俺は貴様と俺のモンスター二体ずつを生贄に邪悪龍ダークドラグーンを特殊召喚する!現れろ!邪悪龍ダークドラグーン!」
龍吾の叫びに邪悪龍は答え雄たけびを上げながらその姿を現した。
「邪悪龍ダークドラグーンの攻撃力、守備力は生贄にしたモンスターの攻撃力又は守備力の合計の数値となる!俺は、攻撃力を選択する!」
邪悪龍の周りに黒いオーラが纏われ邪悪龍の力を高めていく。
邪悪龍ダークドラグーン
ATK6450 DEF6450
実技試験の時ほどではないがそれでもかなりのステータスを持っていることに変わりはなく対峙していない三沢や良太、翔にも殺気を含むオーラが襲い掛かる。
「くっ!まさかこれほどとは…!」
「…」
「お、おい!?翔君!…ダメだ、気絶している…」
三沢は自分の想像以上だったことに驚愕し翔は耐え切れず失神。それを良太が介抱すると言う事態になってしまう。観戦している彼らでもそうなっているだけに対峙している十代はこれの比ではないほどのプレッシャーが襲いかかっているだろう。そう思い三沢と良太が十代の方を向くと、
「…へへ、俺はあの時あの場所にいなかったから分からなかったけどこれはかなりきついぜ…」
額に汗を作りながらも十代は笑っていた。そんな様子を龍吾は見ていたがやがて自分の行動を進める。
「邪悪龍ダークドラグーンは召喚したターンに攻撃する事は出来ない。俺はこれでターンエンドだ」
遊城十代LP2600 手札1枚
モンスター
無し
魔法、罠
セット
黒崎龍吾LP950 手札0枚
モンスター
邪悪龍ダークドラグーン
魔法、罠
なし
邪悪龍ダークドラグーンの召喚により十代のピンチは変わらなかったが龍吾は邪悪龍ダークドラグーンの召喚の代償によってライフは1000を切り手札もなくセットカードもない。まさに邪悪龍ダークドラグーンによって何とか保たれている状況であった。しかし、その分邪悪龍ダークドラグーンは圧倒的実力を持っており突破するのは至難の業と思わせるほどであった。
「行くぜ、これが俺の最後のターンになるだろう。だったら俺はこのドローに全てをかける!ドロー!」
遊城十代
手札1枚→2枚
「…よっしゃ!龍吾!この勝負、俺の勝ちだ!」
十代は笑みを浮かべてそう言うと今引いたカードを発動させた。
「俺は手札から融合回収を発動!墓地から融合とE・HEROフェザーマンを手札に加える。そして手札のバブルマンとフェザーマンを融合して現れろE・HEROセイラーマン!」
E・HEROセイラーマン
ATK1400 DEF1000
邪悪龍ダークドラグーンに遠く及ばない攻撃力だがその効果を思い出した龍吾は瞬時に負けを悟った。
「セイラーマンは俺の場にセットカードが存在する時直接攻撃できる!行け!セイラーマン!アンカー・ナックル!」
邪悪龍ダークドラグーンをすり抜けて龍吾に攻撃を仕掛けてくるセイラーマン。手札もセットカードもない龍吾は成すすべなくその攻撃を受けた。
黒崎龍吾LP950→-450
「龍吾が、負けた?」
「十代ってやっぱり強いな。だけど結局邪悪龍ダークドラグーンは健在か」
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「…ああ、こちらも楽しめた。だが、次は負けない」
「おう!またデュエルしようぜ!」
こうして十代と龍吾の最初の戦いは十代の勝利で幕を閉じるのであった。
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- 09/30 11:04 ボケ 狂愛の竜娘アイザの新規ボケ。"狂愛"…? 失礼だな…"純愛"だよ。 …
- 09/30 11:01 ボケ 暗黒界の文殿の新規ボケ。さて…今日は伊東ライフ先生にするか…
- 09/30 11:00 評価 5点 《狂愛の竜娘アイザ》「 自ら相手にくっついた挙げ句に心中してく…
- 09/30 10:58 評価 8点 《果てなき灰滅》「《滅亡龍 ヴェイドス》によってセットできる罠…
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