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第一話:『太陽』 作:otsk
―――ここは、トレーナーズスクール
日々あるカードゲームについて学んでいる学校だ。
なぜ学校に来てまでカードゲームを学ぶのか?
それはプロトレーナーになるためだ。では、そのプロトレーナーとは?
プロトレーナーとは、カードゲームのプロ。カードゲームでお金を稼いでる人々のことを指す。
そう、ここトレーナーズスクールではプロトレーナー養成所なのだ。
そしてそこにはある一人の少年がいた。
第一話『太陽』
その少年の名は太陽。
これからトレーナーズスクールに通う少年だ。彼は半年前、入学試験を終え合格した。
今日は入学式をやり、新入生同士で戦い先生たちが実力を見てくれる……
見てくれるはずなのだが……
「あぁー、くっそ!」
頭がぼさぼさとした黒髪の少年が物凄い勢いで走っていく。少し大きめのリュックが肩から落ちそうになるのを抑えながら、太陽は叫んだ。
「遅刻かよぉ!!!」
…初日から遅刻なのである。
その頃、トレーナーズスクールでは新入生の活躍により大きな盛り上がりをみせていた。
トレーナーズスクールでは大きな円状のバトルフィールドがあり、そのバトルフィールドを囲うように観客席が上下左右ずらっと並んでいる。
「うおお!!!新入生が上級生を倒したぞ!」
「しかも相手は三年生だぞ!?」
「こりゃあまた大物ルーキーが出てきたな!!」
名前のないモブキャラたちが騒ぎはじめ、先生たちも影で少し驚きの表情を見せていた。
噂の大物のルーキーは黒髪ですこしさっぱりしている姿で腰にはデッキホルダーをいくつも飾り付けていた。
彼はこの歓声にやれやれという顔で頭抱えていた。
「初っぱなから目立っちゃったか……」
彼の様子をみるにみんなに騒がれることに慣れたようすだった。
おそらく中学生のころからエリートだったのだろう。
「……ダイチ、俺の相手がこない……」
エリート様の名前はダイチという名を持つらしい。そして、ダイチの名を呼んだ男は眉間にしわを寄せながら、デッキを何度も確認していた。
「どうしたんだよ、あぬ汰」
「あぬたんイライラだお……」
「そんな怒んなよ、ちょっと遅刻しただけだろ?」
「もう一時間だが」
「スマン、だいぶに訂正する」
どうやらあぬ汰の対戦相手は一時間も遅刻しているらしい。入学式も終えて、新入生のテストバトルもあと一試合。
もしこのまま来なかったら、先生に報告しあぬ汰の不戦勝となる。
受験結果と今回のテストバトルでクラスまで決まるのでとても大事な試合なのである。
しかし、あぬ汰にとってはそんなことはどうでもよかった。
「くっそ、俺が目立つ機会を逃すじゃねえか……!」
優等生のダイチと一緒にいるせいもあってか、彼はダイチをライバルと自己認識しておりテストバトルで目立つ算段を立てていたらしい。
そして、先生や上級生にも認められ学園のスターに……
これが彼の考えていたことだ。
「チェレン先生、あぬ汰の対戦相手が来ません」
見かねたダイチはチェレン先生にその旨を伝えに行った。
「なるほど、どうしたものか……」
チェレンは少し悩んだ後に、「このまま終わらせようか?」と提案した。
あぬ汰は嫌がっていたが、このまま次の行事もあるので次に進もうとしたその時だった。
「待て待て待て~!!!」
階段の間にある通路から大きな声がよく響いた。
「君か……」
「先生、すいません! 太陽です。遅れました!」
「おい、一時間も遅刻だぞ! お前、俺を誰だと」
「わりぃわりぃ、じゃあ早速やろっか!」
あぬ汰の怒りの叫びを遮り、太陽は大きなリュックからデッキケースを取り出した。
怒りの矛先を失ったあぬ汰も大人しく、デッキを取り出した。
彼はこの怒りをバトルでぶつけると静かに心の中で決意した。
「……じゃあ、あぬ汰くんと太陽くんやろうか。太陽くんは後で職員室ね」
「よっし、いくぜ!……って職員室!?」
「おう! 俺様のバトルタクティクス見せてやる!」
「では新入生対決最終試合、生徒番号229、あぬ汰と生徒番号338、太陽の試合を始める!」
チェレン先生が大きくはきはきとした声で生徒の名を呼びそれと同時にコインを投げた。
「先攻、太陽!合図!はじめ」
「チッ」
「よっしゃ!じゃあ遠慮なくもらうぜ!」
「「バトル!」」
「俺のターン、ドロー!」
ここでルールを説明しよう!
このカードゲームのデッキ(山札)は40~60枚まで!
ゲームを始める時は手札を五枚まで引き、そしてこのゲームにはターン内にフェイズがわかれていて、そのフェイズごとにできることが決められている。
そして今のドローフェイズh自分のターンが始まる瞬間に一枚カードを引く(=ドローする)のだ!
もしデッキからカードが0枚になりドローできなくなれば負けとなる!
ドローする時は声を出さなければならない!これは今から自分のターンが始まることを相手に伝える役割とその後の重要な主導権を握るという重要な役割を果たすのだ!
「……よし!」
次にスタンバイフェイズ!
ここではカードの効果などの処理が入る場合があるが基本このフェイズでは何もしない!
スルーでOKだ。
そしてここからが本番。
3つ目のフェイズ。それはメインフェイズ。
メインフェイズではポケモンの召喚・表示形式の変更、補助カードの使用、罠カードのセット・使用などができる。
詳しくは後々説明するが大まかな説明はこのぐらいだ。
「俺はカモネギを召喚する!」
「カモォ!」
AT(攻撃力)1600 ☆4
ポケモンの召喚は1ターンに一度まで。
無条件で召喚できるポケモンは☆4までで☆5以上のポケモンはポケモンをリリースして召喚をしなければならないがそれもまた後々説明しよう。
「カードを一枚伏せてターンエンドだ」
先攻のターンは相手が必ずがら空きなため攻撃ができない。
バトルフェイズとメインフェイズ2を飛ばしてエンドフェイズに入る。
エンドフェイズは自分のターンが終わり相手のターンに移行することを相手に伝えるフェイズである!
「ドロー!……っし、デデンネを召喚!」
「デデデ~!w」
AT1500 ☆4
「そして永続補助カード!かいでんぱを発動!」
――永続補助カード
通常、補助カードとは使い捨てで使った後は墓地に送られるのだが永続補助カードはフィールドに残り、フィールドに残っている間はずっと効果を発揮し続ける。
ちなみにフィールド上にはポケモンゾーンとマジックゾーンがあり、ポケモンゾーンはポケモンを五枚まで召喚できマジックゾーンには補助、罠カードを五枚まで伏せ&発動させることができる。破壊されたら墓地ゾーンへと送られる 。
墓地ゾーンというのは簡単にいえばお墓である。
「かいでんぱは相手が自分の電気タイプ(電気属性)のポケモンに攻撃する時、攻撃するポケモンはATを300下げて攻撃しなければならない!」
「そして続けてデデンネの効果発動!1ターンに1度コイントスを投げて表が出た場合、デッキから補助カードを一枚手札に加える!」
「お、マジか!デメリットなしなのか?強い効果持ってるな!」
「黙ってみてろ」
あぬ汰はピンッとコインを投げた。そして判定結果は表!
「俺はデッキから補助カード、雄叫びを手札に加える!カードを二枚伏せてターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!」
……! きた……!
「俺はカモネギに装備カード、長ネギを装備させる!」
――装備カードとは、
装備カードとは補助カードの一種で、装備させたポケモンをパワーアップさせるのだ。
装備補助カードも永続補助カードと同じくマジックゾーンに残り続ける。装備したポケモンが場からいなくなると破壊され墓地へ送られる。
「そしてポケモンカードをタマタマを召喚!」
「タマァ…」
AT1000 ☆3
「バトルだ!」
――ドロー、スタンバイ、メインの次にくるフェイズはバトルフェイズ。
バトルフェイズはその名の通りバトルするフェイズ。
相手に攻撃するフェイズだ。
「俺はカモネギでデデンネにアタックするぜ!」
「かいでんぱの効果発動、相手の攻撃宣言時、電気タイプのポケモンに攻撃するポケモンの攻撃力は300下がる!」
カモネギAT1600→AT1300
デデンネAT1500
そしてポケモン同士のバトルは攻撃力の高いポケモンが勝つ。
この場合カモネギが破壊されるのだが、ここで太陽は効果起動を宣言!
「装備カード、長ネギの効果発動!装備したカモネギの攻撃力より相手ポケモンの攻撃力が上回っていた場合、そのポケモンを破壊する!」
「カモォ!」
カモネギは持っている長ネギでデデンネに鋭い一撃を与え、デデンネを破壊した!
「あぁ!? ちょ、マジか!?」
「続いてタマタマ!ダイレクトアタックだ!」
驚いているあぬ汰を無視し太陽はダイレクトアタックをしかけた!
ダイレクトアタックとはフィールドがガラ空きな相手に直接攻撃することである!
「ぐっ…」
HP4000 → HP3000
この通りポケモンからの直接攻撃を受けるとその攻撃力分のダメージをHPから引かれHPが0となったトレーナーは敗北となる。
また攻撃力が高いポケモンが低いポケモンを倒した場合も攻撃力を差し引いた分だけ相手にダメージを与えるのだ。
「トラップ発動!憤怒の炎!」
「このカードは相手に1000以上の戦闘ダメージを受けた時に発動する。相手に800ダメージを与えてデッキから炎属性ポケモンを一枚手札に加える!」
あぬ汰はダメージを受けたことでマジックゾーンにセットした罠カードを発動!
――罠(トラップ)カード。
罠カードは補助カードと違い、一度伏せて自分のターンが経過しないと、使うことができない。
また文字通り罠なので今みたいに相手からアクションを起こさないと発動できないことが多いのだ!
罠カードは通常の罠カードに加えて、相手のアクションに反撃するカウンター罠や永続補助と似た用途を持ちフィールドに残り続ける永続罠カードも存在する。
「俺はデルビルを手札に加える!」
太陽LP4000 → LP3200
「……ただではやられないか。ターンエンドだ」
「……あともう少しだ」
あぬ汰は小声で呟いた。手札に加えたデルビルを見つめながらニヤニヤとしている。
不敵な笑みを太陽に悟られないように手札でさっと口元を隠した。
彼の言っていた言葉の真理は「ポケモンの進化」のことだ。
そして、その「進化」とはこのゲームをするにあたって一番重要な要素のことである……!
1話目『太陽』完
日々あるカードゲームについて学んでいる学校だ。
なぜ学校に来てまでカードゲームを学ぶのか?
それはプロトレーナーになるためだ。では、そのプロトレーナーとは?
プロトレーナーとは、カードゲームのプロ。カードゲームでお金を稼いでる人々のことを指す。
そう、ここトレーナーズスクールではプロトレーナー養成所なのだ。
そしてそこにはある一人の少年がいた。
第一話『太陽』
その少年の名は太陽。
これからトレーナーズスクールに通う少年だ。彼は半年前、入学試験を終え合格した。
今日は入学式をやり、新入生同士で戦い先生たちが実力を見てくれる……
見てくれるはずなのだが……
「あぁー、くっそ!」
頭がぼさぼさとした黒髪の少年が物凄い勢いで走っていく。少し大きめのリュックが肩から落ちそうになるのを抑えながら、太陽は叫んだ。
「遅刻かよぉ!!!」
…初日から遅刻なのである。
その頃、トレーナーズスクールでは新入生の活躍により大きな盛り上がりをみせていた。
トレーナーズスクールでは大きな円状のバトルフィールドがあり、そのバトルフィールドを囲うように観客席が上下左右ずらっと並んでいる。
「うおお!!!新入生が上級生を倒したぞ!」
「しかも相手は三年生だぞ!?」
「こりゃあまた大物ルーキーが出てきたな!!」
名前のないモブキャラたちが騒ぎはじめ、先生たちも影で少し驚きの表情を見せていた。
噂の大物のルーキーは黒髪ですこしさっぱりしている姿で腰にはデッキホルダーをいくつも飾り付けていた。
彼はこの歓声にやれやれという顔で頭抱えていた。
「初っぱなから目立っちゃったか……」
彼の様子をみるにみんなに騒がれることに慣れたようすだった。
おそらく中学生のころからエリートだったのだろう。
「……ダイチ、俺の相手がこない……」
エリート様の名前はダイチという名を持つらしい。そして、ダイチの名を呼んだ男は眉間にしわを寄せながら、デッキを何度も確認していた。
「どうしたんだよ、あぬ汰」
「あぬたんイライラだお……」
「そんな怒んなよ、ちょっと遅刻しただけだろ?」
「もう一時間だが」
「スマン、だいぶに訂正する」
どうやらあぬ汰の対戦相手は一時間も遅刻しているらしい。入学式も終えて、新入生のテストバトルもあと一試合。
もしこのまま来なかったら、先生に報告しあぬ汰の不戦勝となる。
受験結果と今回のテストバトルでクラスまで決まるのでとても大事な試合なのである。
しかし、あぬ汰にとってはそんなことはどうでもよかった。
「くっそ、俺が目立つ機会を逃すじゃねえか……!」
優等生のダイチと一緒にいるせいもあってか、彼はダイチをライバルと自己認識しておりテストバトルで目立つ算段を立てていたらしい。
そして、先生や上級生にも認められ学園のスターに……
これが彼の考えていたことだ。
「チェレン先生、あぬ汰の対戦相手が来ません」
見かねたダイチはチェレン先生にその旨を伝えに行った。
「なるほど、どうしたものか……」
チェレンは少し悩んだ後に、「このまま終わらせようか?」と提案した。
あぬ汰は嫌がっていたが、このまま次の行事もあるので次に進もうとしたその時だった。
「待て待て待て~!!!」
階段の間にある通路から大きな声がよく響いた。
「君か……」
「先生、すいません! 太陽です。遅れました!」
「おい、一時間も遅刻だぞ! お前、俺を誰だと」
「わりぃわりぃ、じゃあ早速やろっか!」
あぬ汰の怒りの叫びを遮り、太陽は大きなリュックからデッキケースを取り出した。
怒りの矛先を失ったあぬ汰も大人しく、デッキを取り出した。
彼はこの怒りをバトルでぶつけると静かに心の中で決意した。
「……じゃあ、あぬ汰くんと太陽くんやろうか。太陽くんは後で職員室ね」
「よっし、いくぜ!……って職員室!?」
「おう! 俺様のバトルタクティクス見せてやる!」
「では新入生対決最終試合、生徒番号229、あぬ汰と生徒番号338、太陽の試合を始める!」
チェレン先生が大きくはきはきとした声で生徒の名を呼びそれと同時にコインを投げた。
「先攻、太陽!合図!はじめ」
「チッ」
「よっしゃ!じゃあ遠慮なくもらうぜ!」
「「バトル!」」
「俺のターン、ドロー!」
ここでルールを説明しよう!
このカードゲームのデッキ(山札)は40~60枚まで!
ゲームを始める時は手札を五枚まで引き、そしてこのゲームにはターン内にフェイズがわかれていて、そのフェイズごとにできることが決められている。
そして今のドローフェイズh自分のターンが始まる瞬間に一枚カードを引く(=ドローする)のだ!
もしデッキからカードが0枚になりドローできなくなれば負けとなる!
ドローする時は声を出さなければならない!これは今から自分のターンが始まることを相手に伝える役割とその後の重要な主導権を握るという重要な役割を果たすのだ!
「……よし!」
次にスタンバイフェイズ!
ここではカードの効果などの処理が入る場合があるが基本このフェイズでは何もしない!
スルーでOKだ。
そしてここからが本番。
3つ目のフェイズ。それはメインフェイズ。
メインフェイズではポケモンの召喚・表示形式の変更、補助カードの使用、罠カードのセット・使用などができる。
詳しくは後々説明するが大まかな説明はこのぐらいだ。
「俺はカモネギを召喚する!」
「カモォ!」
AT(攻撃力)1600 ☆4
ポケモンの召喚は1ターンに一度まで。
無条件で召喚できるポケモンは☆4までで☆5以上のポケモンはポケモンをリリースして召喚をしなければならないがそれもまた後々説明しよう。
「カードを一枚伏せてターンエンドだ」
先攻のターンは相手が必ずがら空きなため攻撃ができない。
バトルフェイズとメインフェイズ2を飛ばしてエンドフェイズに入る。
エンドフェイズは自分のターンが終わり相手のターンに移行することを相手に伝えるフェイズである!
「ドロー!……っし、デデンネを召喚!」
「デデデ~!w」
AT1500 ☆4
「そして永続補助カード!かいでんぱを発動!」
――永続補助カード
通常、補助カードとは使い捨てで使った後は墓地に送られるのだが永続補助カードはフィールドに残り、フィールドに残っている間はずっと効果を発揮し続ける。
ちなみにフィールド上にはポケモンゾーンとマジックゾーンがあり、ポケモンゾーンはポケモンを五枚まで召喚できマジックゾーンには補助、罠カードを五枚まで伏せ&発動させることができる。破壊されたら墓地ゾーンへと送られる 。
墓地ゾーンというのは簡単にいえばお墓である。
「かいでんぱは相手が自分の電気タイプ(電気属性)のポケモンに攻撃する時、攻撃するポケモンはATを300下げて攻撃しなければならない!」
「そして続けてデデンネの効果発動!1ターンに1度コイントスを投げて表が出た場合、デッキから補助カードを一枚手札に加える!」
「お、マジか!デメリットなしなのか?強い効果持ってるな!」
「黙ってみてろ」
あぬ汰はピンッとコインを投げた。そして判定結果は表!
「俺はデッキから補助カード、雄叫びを手札に加える!カードを二枚伏せてターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!」
……! きた……!
「俺はカモネギに装備カード、長ネギを装備させる!」
――装備カードとは、
装備カードとは補助カードの一種で、装備させたポケモンをパワーアップさせるのだ。
装備補助カードも永続補助カードと同じくマジックゾーンに残り続ける。装備したポケモンが場からいなくなると破壊され墓地へ送られる。
「そしてポケモンカードをタマタマを召喚!」
「タマァ…」
AT1000 ☆3
「バトルだ!」
――ドロー、スタンバイ、メインの次にくるフェイズはバトルフェイズ。
バトルフェイズはその名の通りバトルするフェイズ。
相手に攻撃するフェイズだ。
「俺はカモネギでデデンネにアタックするぜ!」
「かいでんぱの効果発動、相手の攻撃宣言時、電気タイプのポケモンに攻撃するポケモンの攻撃力は300下がる!」
カモネギAT1600→AT1300
デデンネAT1500
そしてポケモン同士のバトルは攻撃力の高いポケモンが勝つ。
この場合カモネギが破壊されるのだが、ここで太陽は効果起動を宣言!
「装備カード、長ネギの効果発動!装備したカモネギの攻撃力より相手ポケモンの攻撃力が上回っていた場合、そのポケモンを破壊する!」
「カモォ!」
カモネギは持っている長ネギでデデンネに鋭い一撃を与え、デデンネを破壊した!
「あぁ!? ちょ、マジか!?」
「続いてタマタマ!ダイレクトアタックだ!」
驚いているあぬ汰を無視し太陽はダイレクトアタックをしかけた!
ダイレクトアタックとはフィールドがガラ空きな相手に直接攻撃することである!
「ぐっ…」
HP4000 → HP3000
この通りポケモンからの直接攻撃を受けるとその攻撃力分のダメージをHPから引かれHPが0となったトレーナーは敗北となる。
また攻撃力が高いポケモンが低いポケモンを倒した場合も攻撃力を差し引いた分だけ相手にダメージを与えるのだ。
「トラップ発動!憤怒の炎!」
「このカードは相手に1000以上の戦闘ダメージを受けた時に発動する。相手に800ダメージを与えてデッキから炎属性ポケモンを一枚手札に加える!」
あぬ汰はダメージを受けたことでマジックゾーンにセットした罠カードを発動!
――罠(トラップ)カード。
罠カードは補助カードと違い、一度伏せて自分のターンが経過しないと、使うことができない。
また文字通り罠なので今みたいに相手からアクションを起こさないと発動できないことが多いのだ!
罠カードは通常の罠カードに加えて、相手のアクションに反撃するカウンター罠や永続補助と似た用途を持ちフィールドに残り続ける永続罠カードも存在する。
「俺はデルビルを手札に加える!」
太陽LP4000 → LP3200
「……ただではやられないか。ターンエンドだ」
「……あともう少しだ」
あぬ汰は小声で呟いた。手札に加えたデルビルを見つめながらニヤニヤとしている。
不敵な笑みを太陽に悟られないように手札でさっと口元を隠した。
彼の言っていた言葉の真理は「ポケモンの進化」のことだ。
そして、その「進化」とはこのゲームをするにあたって一番重要な要素のことである……!
1話目『太陽』完
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111 | 第一話:『太陽』 | 827 | 0 | 2016-02-26 | - | |
154 | 第2話:『切り札』 | 1453 | 1 | 2016-03-02 | - |
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