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デッキランキング
第05話 デッキを狩る者 作:アスラLv12
酒の匂いが多少するが活気のある街。昼ながらも夜の雰囲気を出していた。今ではこんな感じだが、昔はサテライトと呼ばれており犯罪者が蔓延る場所とされておりかなり評判が悪かった模様。そのせいか、今でも多少の胡散臭さがある。和也はこの街の一角に住んでいた。
酒臭い…
元々酒すらまともに飲めない和也にとっては酒の臭いは不快感しかない。かいでいるだけで頭がくらくらしてしまいそうだ。こんな時は家に帰ってデッキをいじるのが一番だ。そうしよう。酒屋から漂ってくる彼にとって異臭と言ってもいい臭いをかげば眉をしかめ、ふらふらと歩きながら自分の家へと向かうべく歩き出して行く。
和也の家は近未来ではよく見かけるビルのようなマンションの一つの部屋。と言っても昔からこのような家はシティではあったらしいのだが、元犯罪者の蔓延る街でもこのような家が建つようになったのだから時代は感じられるものである。ようやくたどり着いた。マンションの中へと入ろうとしたその時、自分に近づく影が一つ。それもよく見慣れた者だ。
少々逆立った髪の毛、頬についた黄色いマーカー。野生人とも言うべきその服装はボロボロ、顔にも多少の傷がついているのだが、それは和也の友人、堂宮彰(たみや/あきら)である。彰は和也のカードゲーム仲間と言う理由で知り合った仲であり幸子の店の常連の一人である。自称「和也のライバル」となっているのだが未だに和也に勝った試しはない。和也が強すぎるのか彰が弱すぎるのかは不明だが。
「彰か……どうした、その傷」
「よ、よう……和也。ちょっとな」
立っているだけでも辛そうだ。足もがくがくと震えているし息も少し荒い。一体何をどうされたらこうなってしまうのだろうか。兎に角、このまま立って話すのも彰にとってきつい。取り敢えず邪魔にならぬよう隅に移動し座って話を聴く事にした。
聞けば彰は和也とは違う理由がありつつも、街をぶらついていたらしい。だが結局やることがなくなってしまい家でコンピューターとデュエルをする予定だったのだがその途中で見知らぬグループに絡まれデュエルを挑まれた。本人が言うにはかなりいい所まで追い詰めたのだがあと一歩と言う所で敗けてしまいデッキを奪われ、それを取り返そうとして返り討ちになったとか。
聞けば聞くほどばかばかしい話である。デッキを奪うだけでなく取り返そうとした人間を殴るとは……その人物はデュエリストの風上におけぬ人物だろう。隣で笑ってごまかそうとしつつも悲しみは隠せない彰を見て、何故か和也は自分の事のように苛立ちを募っているのが分かる。黙っていながらも和也の握っていた拳に力が入っていく。
「と言うわけでだ。デッキを新しく作るまで暫くデュエルはお預けだなー」
「……」
「……和也?」
「彰、そいつのいる場所……案内しろ」
その場から立ち上がり、持っていたデュエルディスクを腕にはめる和也。彰にとってはそれが何を意味するか分かっておらず「えっ? えっ?」と声を上げることしかできなかった。しばらくしてそれを理解した彰は黙って頷き先程彼が歩いていた場所へと歩いた。
しばらく歩けばそこは薄暗い場所だ。昼間の明るさも遮断されており耳をこらせばネズミの鳴き声が聞こえている。空気も少しじめっとしておりあまり人が立ち寄る場所ではない。だが、犯罪者にとってはこのような場所が格好の隠れ場所となるのだろう。このような場所がなくなる事を願いたかった。
「いたぞ、あいつだ」
彰の言葉を聴き視線を真直ぐ向ける。長く後ろにまとまった碧い髪、左目はその長い髪によって隠れてしまい片方の右目の眼つきの悪さからいかにも悪人と言った顔……と言いたいところだが顔立ちはそこまで悪くなく彼を好きになる人物も少なからずいるだろう。そのような人物だった。相手もこちらに気づいたのか視線を合わせるように向ける。
「誰かと思えば、さっき俺に負けた奴じゃねえか。まーた俺にやられに来たのか?」
クククッと笑みを漏らす男。だが此処で一つの疑問が生まれた。彰の話を聴いた時はグループと言っていた。だが見ればいるのは男一人だけ。この話の食い違いはなんなのだろうか……だが、今はどうでもいい。今は彰のデッキを取り返す事だ。
「お前、俺とデュエルしろ。お前が勝ったら俺のデッキをくれてやる。ただし俺が勝ったら……彰のデッキを返してもらうぞ」
予想外の言葉に男は「はっ?」と言いたげな顔をした。だがすぐに面白い、と言わんばかりの表情を浮かべデュエルディスクを構えた。
「俺を風間シュウと知って挑むのか。はたまた知らずに挑むのか分からないが、どの道後悔するんだな!」
「後悔するのはどっちだろうかな……行くぞ」
「「デュエル!」」
デュエルディスクを構える二人の間に風が通ると同時に、二人の声が響き渡った。
高杉和也 LP4000 風間シュウLP4000
酒臭い…
元々酒すらまともに飲めない和也にとっては酒の臭いは不快感しかない。かいでいるだけで頭がくらくらしてしまいそうだ。こんな時は家に帰ってデッキをいじるのが一番だ。そうしよう。酒屋から漂ってくる彼にとって異臭と言ってもいい臭いをかげば眉をしかめ、ふらふらと歩きながら自分の家へと向かうべく歩き出して行く。
和也の家は近未来ではよく見かけるビルのようなマンションの一つの部屋。と言っても昔からこのような家はシティではあったらしいのだが、元犯罪者の蔓延る街でもこのような家が建つようになったのだから時代は感じられるものである。ようやくたどり着いた。マンションの中へと入ろうとしたその時、自分に近づく影が一つ。それもよく見慣れた者だ。
少々逆立った髪の毛、頬についた黄色いマーカー。野生人とも言うべきその服装はボロボロ、顔にも多少の傷がついているのだが、それは和也の友人、堂宮彰(たみや/あきら)である。彰は和也のカードゲーム仲間と言う理由で知り合った仲であり幸子の店の常連の一人である。自称「和也のライバル」となっているのだが未だに和也に勝った試しはない。和也が強すぎるのか彰が弱すぎるのかは不明だが。
「彰か……どうした、その傷」
「よ、よう……和也。ちょっとな」
立っているだけでも辛そうだ。足もがくがくと震えているし息も少し荒い。一体何をどうされたらこうなってしまうのだろうか。兎に角、このまま立って話すのも彰にとってきつい。取り敢えず邪魔にならぬよう隅に移動し座って話を聴く事にした。
聞けば彰は和也とは違う理由がありつつも、街をぶらついていたらしい。だが結局やることがなくなってしまい家でコンピューターとデュエルをする予定だったのだがその途中で見知らぬグループに絡まれデュエルを挑まれた。本人が言うにはかなりいい所まで追い詰めたのだがあと一歩と言う所で敗けてしまいデッキを奪われ、それを取り返そうとして返り討ちになったとか。
聞けば聞くほどばかばかしい話である。デッキを奪うだけでなく取り返そうとした人間を殴るとは……その人物はデュエリストの風上におけぬ人物だろう。隣で笑ってごまかそうとしつつも悲しみは隠せない彰を見て、何故か和也は自分の事のように苛立ちを募っているのが分かる。黙っていながらも和也の握っていた拳に力が入っていく。
「と言うわけでだ。デッキを新しく作るまで暫くデュエルはお預けだなー」
「……」
「……和也?」
「彰、そいつのいる場所……案内しろ」
その場から立ち上がり、持っていたデュエルディスクを腕にはめる和也。彰にとってはそれが何を意味するか分かっておらず「えっ? えっ?」と声を上げることしかできなかった。しばらくしてそれを理解した彰は黙って頷き先程彼が歩いていた場所へと歩いた。
しばらく歩けばそこは薄暗い場所だ。昼間の明るさも遮断されており耳をこらせばネズミの鳴き声が聞こえている。空気も少しじめっとしておりあまり人が立ち寄る場所ではない。だが、犯罪者にとってはこのような場所が格好の隠れ場所となるのだろう。このような場所がなくなる事を願いたかった。
「いたぞ、あいつだ」
彰の言葉を聴き視線を真直ぐ向ける。長く後ろにまとまった碧い髪、左目はその長い髪によって隠れてしまい片方の右目の眼つきの悪さからいかにも悪人と言った顔……と言いたいところだが顔立ちはそこまで悪くなく彼を好きになる人物も少なからずいるだろう。そのような人物だった。相手もこちらに気づいたのか視線を合わせるように向ける。
「誰かと思えば、さっき俺に負けた奴じゃねえか。まーた俺にやられに来たのか?」
クククッと笑みを漏らす男。だが此処で一つの疑問が生まれた。彰の話を聴いた時はグループと言っていた。だが見ればいるのは男一人だけ。この話の食い違いはなんなのだろうか……だが、今はどうでもいい。今は彰のデッキを取り返す事だ。
「お前、俺とデュエルしろ。お前が勝ったら俺のデッキをくれてやる。ただし俺が勝ったら……彰のデッキを返してもらうぞ」
予想外の言葉に男は「はっ?」と言いたげな顔をした。だがすぐに面白い、と言わんばかりの表情を浮かべデュエルディスクを構えた。
「俺を風間シュウと知って挑むのか。はたまた知らずに挑むのか分からないが、どの道後悔するんだな!」
「後悔するのはどっちだろうかな……行くぞ」
「「デュエル!」」
デュエルディスクを構える二人の間に風が通ると同時に、二人の声が響き渡った。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。




雰囲気が分かりやすく、見ていて気持ちがいいSSですね。
続きを書く予定というのはありますか? (2013-08-06 20:41)