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危険武器　作：遊戯王初心者

大魔導師様が市場に来た。それはもにすごいイベントで、彼はほとんど外へ出ない。だから実際の姿を見た人はそうはいないのだ。
白いひげがはえていて、いかにも賢者と言う風貌だ。
回りには何人かの護衛と付き人が一人いる。

「誰か力を貸してくれないか。礼は弾むぞ」
大声で男が言い続ている。
でも、誰も名乗りでない。普通はこの時間は男たちは仕事へ行ってしまっている。こんな時間に普通は戦えるような人はいないだろう。普通は。
しかし、ここにいる。僕たちがそうだ。
「あのー、、、。」
控えめに僕が言う。
「私たちやります!」
師匠が大きな声で言った。
「おぉ」と言う歓声らしきものが聞こえた。
そして付き人が言った。
「よく言った。ついてこい。」
といって歩き始めた。

ついたところは「魔導研究所」だ。この街の中では大きめの施設で、内部はよく知られていない。偉い人しか入れないらしい。
すると、大魔導師の付き人が僕たちの腕を縄で縛り始めた。
「ちょ、ちょっと何するのよ?!」
「ここから先はお前らを自由にさせるわけには行かない。」
「どういうことだ」「離しなさい!」
師匠と僕がもがく。
「うるさい!静かにしろ!!」
付き人が押さえようとしてくる。
その時。
「いいじゃあないか。その人たちが我々に危害を加える気などあるはずもないわい」
大魔導師がしゃべった。初めて見たときから話すのを見るには初めてだ。てっきりしゃべらないのかと思ってた。
「だ、大魔導師様。しかし、、、。」
「離してやりなさい」
「は、はい、、、。」
そして縄が解かれる。
「ふんっ!」師匠がほどく手を払う。
「ついてきなさい」

大魔導師様のあとをおうと、大きな扉の前についた。
金庫のようだが、結界のようなものもなく簡単に開きそうだ。
すると大魔導師様が喋り出した。
「ここは『危険武器保管庫』我々の街はは王国の方からこれらを守るように頼まれておる。その中に『ゆりかごの杖』というのがあってじゃな。なんと重力を操る杖じゃ。それも保管していた。」
大魔導師様が扉に手をおく。
「だがの、この前わしはこの街を少し出たのじゃ。用事でな。そしたら、、、。」
なんだかもじもじしている。
「、、、。どうしたのですか?」
「まさか、、、。」
大魔導師様が扉を開く。
その中には、割れたガラスの箱があった。
「ぬすまれちゃった☆」

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