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TURN 1 銀狼となった少年 作:コンドル
「ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変っているのを発見した。」
これはドイツの作家「フランツ・カフカ」の小説「変身」の冒頭部分である。この小説では主人公のグレーゴル・ザムザが虫に変身し周囲に混沌を招く内容となっている。
グレーゴルは変身する前日、特に何かしたという描写は無い。
悪事を働いていれば、他人の女と寝たりしていれば、天罰としてそうなったと考察できるが、そのような描写は一切無いのである。
ある町の少年「八城 遊紅」(やしろ ゆうこう)も、前日に特に悪事を働かず、ただ当たり前に過ぎていく日常を謳歌したいたにもかかわらず、朝になると、彼の体は白い狼となっていた。
「どういうことだ?」
半狂乱になりそうなくらいに昂ぶっている精神を押さえつけるために、まず真っ先に、彼は、今この状況が夢であることを願いながら、自室のベッドから体を起こした。
そして鏡を見た。
成る程、体格は見事な人間だ。しかし、その姿は完全な狼だ。
白い体毛にツンと立った三角の耳、剥き出しの鋭い牙、金色に光る手足の爪、細長い尻尾。確かに、立派な狼だ。
彼は姿を確認した後、希望を込めて、自分の頬をつねった。痛みがなければ、これは夢であるということが証明されるからだ。
「・・・!」
痛みが「ある」。
「え?は?え?」
18の青年が突然、何の前触れもなく体が変化する状況に出くわして冷静でいられるだろうか?
変化した事実を認識できず、彼は訳が分からなくなり、パニックで叫び声を上げそうになった。しかし、彼は理解不能の状況下で失われそうになりつつある自分の理性を保ち、まずは自分が八城遊紅であるという証明をするためのデュエルディスクをセットし、下の階にいる朝食を作っているであろう母親に助けを求めに行った。
焦りながら一階に降りると、そこに母はいなかった。
「母さん...?」
たまらず外に出る。
そこにはなんと誰一人と人はしていなかった。
いや、厳密に言うと、人間がいなかった。ただ、人の形をした青色のスライムならいた。そのスライムは、手は手羽先のような形で、足は腿の部分が細い割には足が大きい。
そして、顔部分にある一つ目が辺りをギョロリと見回している。
そんなやつが周りにうじゃうじゃと存在していた。
遊紅はまた叫んでもおかしく無いくらいに混乱していた。
脳の整理が追いつかない。
自分は狼になっていて、町に人間がいなくなっている。代わりによくわからない、可愛さのかけらも無いモンスターが大量発生している。
夜のうちに何があった?
実はまだ夢の中なのではないか?
母さんはどこだ?
様々な思考がミックスされ、更に混乱する。
その混乱を引き裂くように、遊紅から数キロ離れた遠くの荒れた道から音がした。車の音だ。
暫くすると、黒い車が遊紅がいるところよりも少し遠い場所に止まった。
「スライムを無視し、目的のモノを速やかに発見しデュエルで衰弱させ回収しろ!」
車から降りたサングラスをかけた黒い軍服を着たがっしりした体格の男は、部下だろうかこれまた黒い軍服を着た者達に指示していた。
「なんだ?目的のモノって」
遊紅は今の状況が理解できず感覚が麻痺していた。だからか、かなり遠い場所にいる人間の姿や声が確認できたことに、大して驚きはしなかった。
とにかく、今のこの状況について何か知っているかもしれない。感覚が麻痺したまま、自分の姿を見て驚かれたり怯えられたりする可能性の思考を全て放棄して、遊紅は男の元へ歩き始めた。
「俺の体...どうなってんだよ。なんなんだよ...!」
時間が経ち、ようやく少しずつ混乱が蘇ってきた。それと同時に苛立ちを感じ始めた。こんな時はデュエルでもすればこの苛立ちは収まるだろうが、そんな相手はいないし、スライムが相手をしてくれるとは思えない。
(クソっ!イラつく!・・・そういえばコイツら、さっきから俺を見るだけで何にもしてこねぇぞ。)
イライラのボルテージは上がる一方で、スライム達は変わり果てた遊紅を見てもなんの反応も示さない。
「何がどうなってるんだ!誰か説明してくれよ!あーっ、くそっ!」
「見つけたぞ!」
ストレスがマックスになった瞬間、横から若い男の声が聞こえた。
声の方を向くと、先程部下に指示していた男も一緒だ。
「ほぉ、タイプBのウルフか。これはなかなか強そうだ」
上司の男がそう呟くように言う。
「これがなんなのかアンタ、知ってるのか!?」
遊紅は思わず声を荒げて質問した。言葉は人間の言葉だ。
「奴をデュエルで捕まえろ!」
男は遊紅の質問に答えず、男の指示に従い五人程度の部下がデュエルディスクを展開し始める。
「お前ら...質問に...答えろぉぉぉ!」
意味不明な状況から生まれた様々な感情が混ざった叫び声をあげる。
「何!?」
叫び声を聞いた部下達は、たちまちに卒倒した。それを見た上司は驚愕し、声を出した。
「ならば、私が貴様を捕らえる!デュエルディスク起動!」
相手はデュエルディスクを起動した。それを見て、怒りのボルテージが最高潮の遊紅は、地団駄を踏み、同様にデュエルディスクを起動する。
「てめぇ!なんなんださっきから!俺が勝ったらこの状況について知ってること全部説明しろ!」
「行くぞ!タイプB!」
デュエル!
これはドイツの作家「フランツ・カフカ」の小説「変身」の冒頭部分である。この小説では主人公のグレーゴル・ザムザが虫に変身し周囲に混沌を招く内容となっている。
グレーゴルは変身する前日、特に何かしたという描写は無い。
悪事を働いていれば、他人の女と寝たりしていれば、天罰としてそうなったと考察できるが、そのような描写は一切無いのである。
ある町の少年「八城 遊紅」(やしろ ゆうこう)も、前日に特に悪事を働かず、ただ当たり前に過ぎていく日常を謳歌したいたにもかかわらず、朝になると、彼の体は白い狼となっていた。
「どういうことだ?」
半狂乱になりそうなくらいに昂ぶっている精神を押さえつけるために、まず真っ先に、彼は、今この状況が夢であることを願いながら、自室のベッドから体を起こした。
そして鏡を見た。
成る程、体格は見事な人間だ。しかし、その姿は完全な狼だ。
白い体毛にツンと立った三角の耳、剥き出しの鋭い牙、金色に光る手足の爪、細長い尻尾。確かに、立派な狼だ。
彼は姿を確認した後、希望を込めて、自分の頬をつねった。痛みがなければ、これは夢であるということが証明されるからだ。
「・・・!」
痛みが「ある」。
「え?は?え?」
18の青年が突然、何の前触れもなく体が変化する状況に出くわして冷静でいられるだろうか?
変化した事実を認識できず、彼は訳が分からなくなり、パニックで叫び声を上げそうになった。しかし、彼は理解不能の状況下で失われそうになりつつある自分の理性を保ち、まずは自分が八城遊紅であるという証明をするためのデュエルディスクをセットし、下の階にいる朝食を作っているであろう母親に助けを求めに行った。
焦りながら一階に降りると、そこに母はいなかった。
「母さん...?」
たまらず外に出る。
そこにはなんと誰一人と人はしていなかった。
いや、厳密に言うと、人間がいなかった。ただ、人の形をした青色のスライムならいた。そのスライムは、手は手羽先のような形で、足は腿の部分が細い割には足が大きい。
そして、顔部分にある一つ目が辺りをギョロリと見回している。
そんなやつが周りにうじゃうじゃと存在していた。
遊紅はまた叫んでもおかしく無いくらいに混乱していた。
脳の整理が追いつかない。
自分は狼になっていて、町に人間がいなくなっている。代わりによくわからない、可愛さのかけらも無いモンスターが大量発生している。
夜のうちに何があった?
実はまだ夢の中なのではないか?
母さんはどこだ?
様々な思考がミックスされ、更に混乱する。
その混乱を引き裂くように、遊紅から数キロ離れた遠くの荒れた道から音がした。車の音だ。
暫くすると、黒い車が遊紅がいるところよりも少し遠い場所に止まった。
「スライムを無視し、目的のモノを速やかに発見しデュエルで衰弱させ回収しろ!」
車から降りたサングラスをかけた黒い軍服を着たがっしりした体格の男は、部下だろうかこれまた黒い軍服を着た者達に指示していた。
「なんだ?目的のモノって」
遊紅は今の状況が理解できず感覚が麻痺していた。だからか、かなり遠い場所にいる人間の姿や声が確認できたことに、大して驚きはしなかった。
とにかく、今のこの状況について何か知っているかもしれない。感覚が麻痺したまま、自分の姿を見て驚かれたり怯えられたりする可能性の思考を全て放棄して、遊紅は男の元へ歩き始めた。
「俺の体...どうなってんだよ。なんなんだよ...!」
時間が経ち、ようやく少しずつ混乱が蘇ってきた。それと同時に苛立ちを感じ始めた。こんな時はデュエルでもすればこの苛立ちは収まるだろうが、そんな相手はいないし、スライムが相手をしてくれるとは思えない。
(クソっ!イラつく!・・・そういえばコイツら、さっきから俺を見るだけで何にもしてこねぇぞ。)
イライラのボルテージは上がる一方で、スライム達は変わり果てた遊紅を見てもなんの反応も示さない。
「何がどうなってるんだ!誰か説明してくれよ!あーっ、くそっ!」
「見つけたぞ!」
ストレスがマックスになった瞬間、横から若い男の声が聞こえた。
声の方を向くと、先程部下に指示していた男も一緒だ。
「ほぉ、タイプBのウルフか。これはなかなか強そうだ」
上司の男がそう呟くように言う。
「これがなんなのかアンタ、知ってるのか!?」
遊紅は思わず声を荒げて質問した。言葉は人間の言葉だ。
「奴をデュエルで捕まえろ!」
男は遊紅の質問に答えず、男の指示に従い五人程度の部下がデュエルディスクを展開し始める。
「お前ら...質問に...答えろぉぉぉ!」
意味不明な状況から生まれた様々な感情が混ざった叫び声をあげる。
「何!?」
叫び声を聞いた部下達は、たちまちに卒倒した。それを見た上司は驚愕し、声を出した。
「ならば、私が貴様を捕らえる!デュエルディスク起動!」
相手はデュエルディスクを起動した。それを見て、怒りのボルテージが最高潮の遊紅は、地団駄を踏み、同様にデュエルディスクを起動する。
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私はバイオリベ2で初めて聞きましたよその小説の存在。
さて、次回のデュエルが気になりますね。 (2019-12-28 20:33)
「変身」はこの物語を考えているときに思い出しました。バイオリベ2はよく知りませんが、この小説が出てくるのですね。
次回をどうぞお待ち下さい。 (2020-01-02 17:02)