第1章第2幕　～深き森の中より～　作：白竜の忍者

リヒト（早く…早くこの人たちから離れないとこの人たちに危害が…！）

カエデ「…？どうしたの？深刻な顔して」
クレア「無理もないわ。気が動転しているのよ。
　　　　このまま放っておいたら危険ね…。」
カエデ「じゃあこの子連れて行く？」
クレア「そうね…」

リヒトの考えなどお構えなしに勝手なことを言う二人。

リヒト「あっ…あの！ぼっ、僕は大丈夫です！
　　　　大丈夫なのでそっとしてくれませんか？」

二人の様子を見て慌てて弁明するリヒト。

カエデ「だって～。そうする？」
クレア「いやいやダメでしょう！
　　　　…あなたも現状が理解できていないとは言えここで一人は危険よ？
　　　　何かうようよしたよく判らない生き物も居るし…一緒に行きましょ？」

そう言うと、もの凄い力でリヒトを持ち上げ、半ば強制的に連れて行こうとする。

リヒト「ちょ…！ちょっと待って！分かったから！一人で歩けるから降ろしてぇ～！」

驚いて、そう言って手足をバタバタさせるが並の女性とは思えぬ力に為すすべなく
おとなしく連れて行かれた。



～おまけ＆次回予告～
龍亞＆龍可「おつかれさまでした！」

龍可「第二幕終了したよ！」

龍亞「…ねぇ。デュエルしないと断っているとはいえ
　　　これはありなのかな～？」

龍可「そういうことはもっと後でいうものよ」

龍亞「だって未だにモンスターとか出てないじゃん！（あと短いし～）
　　　これを見てくれている人はそういうのに期待しているんじゃないの？」

龍可「次回からモンスターが出てくるからそこは大丈夫よ」

龍亞「へぇ、じゃあどういうのが出てくるのさ？」

龍可「次回は『ワーム』の襲来、『A･O･J』の結成ね」

龍亞「えっと、A･O･Jは光属性や裏側モンスターに対して強いテーマだったよね」

龍可「そう！特に強力なのは『A･O･J カタストル』ね」

龍亞「闇属性以外のモンスターをダメージ計算を行わずに破壊するモンスターだね」

龍可「えぇ。ちなみに作者は敬意と畏怖を込めて『カタやん』と呼んでるそうよ」

龍亞「…その情報…いる？」

龍可「…。ワームはリバース効果が多い光･爬虫類統一デッキね」

龍亞「あ！無視したな～！」

龍可「リバース効果とリバースをサポートする効果で相手を翻弄するわ」

龍亞「んもー！話聞いてよ！」

龍可「奇襲性はあるけど、『六武衆イロウ』や『A･O･J リバース・ブレイク』
　　　などの裏側守備表示のまま破壊するモンスターや『停戦協定』などの
　　　リバース効果封じに弱いのが弱点ね。」

龍亞「…。A･O･Jはその典型的な例だね。」

龍可「えぇ。今日はここまで！このコーナーは各幕で
　　　毎回、別の方がカードの紹介を行います。」

龍亞「次はA･O･Jの製作者である原住民族の技術者の皆さんに
　　　A･O･Jの紹介をしてもらうよ！（…え？モブが担当するの…？）」

龍可「何か悩んでいる龍亞は置いといて、じゃあね！」

龍亞「あっ待ってよ～！じゃあ、ばいば～い!!」