第01話 俺の名は翔也！エンタメへの道！　作：もりしょー

榊遊矢のペンデュラム召喚誕生から20年。
舞網市は平和になり、次元戦争も終わった後7年。遊矢はエンタメデュエリストを引退した。
そんなある日、遊矢を憧れる少年•翔也はエンタメデュエリストを目指していた。
だが、
翔也「俺は、ブラッドヴォルスを召喚！」

生徒A「俺は、ゴヨウガーディアンをシンクロ召喚！！」

男A「ゴヨウガーディアンでダイレクトアタック！！」

翔也「うわああああ！！！」
翔也LP500→0

翔也は弱小デュエリストで勝負にこだわらずデュエルを楽しんでいる。そう、翔也は一度もデュエルに勝ったことがない。
生徒A「お前弱すぎるな！それでエンタメデュエリスト目指しているのかよ。」
生徒B「お前なんかあの榊遊矢を超えられるわけないだろバーカ！」

翔也は生徒にバカにされて家に閉じこもって学校にも来なくなった。
里奈「翔也、大丈夫？」
翔也「…‥」
里奈「気分転換に私とデュエルしましょ！デュエルをすれば嫌なことなんて忘れられるよ！」
里奈は翔也の幼馴染である。

翔也「もういいよ、デュエルなんか。どうせ勝てないし。」
里奈「そんなのやってみなきゃわからないじゃない！！ね、やろうよ？」
正喜「なんならこの男正喜が相手をいたそう。」
里奈「正喜！あなた権現坂昇の弟子の！」

正喜は権現坂昇の弟子であり、さらに権現坂道場のリーダーでもある。

正喜「いかにも俺は兄貴の弟子である。今日は俺と里奈のデュエル見るか？翔也。」

翔也「うん。わかった。正喜と里奈のデュエル見るよ。」

翔也と里奈と正喜は家を出て、レオコーポレーションに向かっている途中、

里奈「ねぇ、翔也！あれ！！エンタメデュエリストの榊遊矢じゃない！？」
翔也「本当だ！！なんでここに！？」
正喜「柊柚子と兄貴もいるぞ！！」
里奈「あ、私、柚子のファンなんだ。ちょっとサインしに行ってくるね。」
翔也「待ってよ！俺は遊矢にサインし…うわ！」

翔也はよそ見しながら走り謎のフードの人とぶつかった。

？？？「どこ見てんだお前！よそ見しながら走るな！このエンタメの屑が！」
翔也「ごめんなさい」
遊矢「エンタメ…？」
翔也「てかなんであの人俺がエンタメデュエリストを目指していることを知っているんだろう」
と考えているうちに
遊矢「君、大丈夫？」
翔也「遊矢さん！！だ、大丈夫です。」

翔也は憧れの遊矢に話しかけられたことで、恥ずかしがってしまった。

遊矢「君、エンタメデュエリストを目指しているのかい？」
翔也「あ、は、はい！！あなたに憧れて今エンタメデュエ
リストを目指しています！」
遊矢「そうか。嬉しいなぁ。
じゃあこのデッキを君に託すよ。エンタメをしたい君ならきっとそのデッキに何かを答
えてくれるよ。」

そのデッキは昔、シンクロ次元の大会で優勝しキングを倒したデッキだった。

翔也「い、いいんですか！？本当にデッキを貰って…」
遊矢「いいんだよ。俺のエンタメじゃもう無理だ。君ならきっと出来る。俺より超えられるかもしれない！」
翔也「あ、ありがとうございます！あなたからデッキを貰ったことは内緒にしておきます！」
そういって翔也は走ってレオコーポレーションのもとへ向かった。
翔也「うひひひww」
里奈「どうしたの？そんなに嬉しそうな顔して。」
翔也「遊矢に話しかけられたんだ。」
里奈「へぇーいいな！私ね、柚子からね、デッキ託されちゃったの。私の変わりにあなたならやってくれるって。」
どうやら里奈も柚子からデッキを託されているらしい。
翔也「そうなんだ。よかったね。さてと、レオコーポレーションで早速デュエルするぞ！！」
里奈(デュエルする気になってくれてよかった…一時はどうなるかと思っちゃった。)
正喜「先にデュエルするのはこの俺だ！」
翔也「いや、この俺だ！！」
3人はレオコーポレーションの中に入っていった。