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遊星(5歳)「おい、デュエルしろよ」 作:ゼット
ある日。
ブルーノ「ふんふふ~ん♪」カチャカチャ
ジャック「ブルーノは何を作っているのだ?」
遊星「悪いが言えない。サプライズだ」ニヤ
ジャック「サプライズ…?」
クロウ「おいおい、カード製造機とかじゃねぇだろうな」
遊星「いや。『世紀の大発明』とだけ言っておこうか…完成すればの話だが」
クロウ「世紀の大発明?まさか、タイムマシン!?」
ジャック「なんだと!?」
遊星「とにかく、楽しみに待っていてくれ」
数日後──
ブルーノ「遊星。最終チェックしたいから、ちょっと試してみていいかな?」
遊星「ああ」
──ドッカーン!!
クロウ「どうした!?」
ジャック「何が起きた!?」
ブルーノ「そっ…それが…」ゴホゴホ
モクモク…
遊星(5歳)「……」
ジャック「」
クロウ「」
ブルーノ「あっ」
ジャック・クロウ「はぁ~~~!?」
龍亞「」
龍可「」
アキ「ゆっ、遊星…?///」キュン
クロウ「──じゃ、改めて説明してくれ、ブルーノ」
ブルーノ「う、うん…その、僕と遊星は、『若返りマシン』を作っていたんだ」
龍可「若返りマシン!?」
龍亞「すげー!」
ブルーノ「構造とか仕組みは省くけど…それで皆を驚かせようと思ってね。そして、今日で完成する予定だったから、最終チェックということで遊星を実験台にしたんだ」
ジャック「じ、実験台だと…?」
ブルーノ「そしてスイッチを入れた途端、何らかの誤作動が起きて爆発…遊星は、こうなっちゃったんだ」
遊星「おっ、おれはほんとうに5さいに!?」
アキ「可愛い…!///」
ジャック「悪いが俺は出ていく!」バタン
クロウ「はぁ!?なんだよアイツ!」
龍亞「めんどくさくて逃げたんだ!」
龍可「親友がこうなったことを、受け止めきれないのよ…」
アキ「ゆっ、遊星!私のことわかる?」
遊星「アキだ」
アキ「よ、よかった…///」
クロウ「よくねぇよ!とりあえず、ブルーノ!若返りマシンだかなんだかを直せ!」
ブルーノ「それが、設計図を入れたチップが爆発に巻き込まれて壊れちゃって…」
クロウ「マジかよ!どうすんだよ!」
アキ「私が引き取る!」
クロウ「そういう問題じゃねぇ!」
龍亞「アキ姉ちゃん変じゃない?」ヒソヒソ
龍可「母性本能が目覚めたんだと思う」ヒソヒソ
ブルーノ「で、でも、大体は覚えてるから、遊星を元通りにはできると思うよ」
クロウ「マジでか!よっしゃあ、俺も手伝うぜ!」
遊星「おれもてつだおう」
クロウ「今のお前に細かい作業はできねぇだろ?それに、子供は夜更かししちゃダメだ。マーサのとこで、アイツらと一緒に──」
アキ「私に任せて!」
クロウ「おいおい、本気かよ?」
アキ「大丈夫。遊星は私が守る!」
クロウ「──ま、そういうことなら頼むぜ。将来に向けて練習にもなるしな」
アキ「しょっ、将来!?///」
クロウ「そら、作業始めようぜブルーノ!」
ブルーノ「う、うん。じゃあまずは──」
アキ「もし私の子供が遊星似だったら…」ホワンホワン
龍亞「遊星!デュエルしようぜ!」
遊星「あ、ああ。おれはかまわない」
龍可「デュエルディスクは…付けない方がいいかもね。重いし」
龍亞「じゃ、俺んちいこ!」ダッ
遊星「わかった」ダッ
アキ「あれ?遊星は?」キョロキョロ
遊星「てふだからレベル・スティーラーをぼちにおくってクイック・シンクロンとくしゅしょうかん!クイック・シンクロンのレベルを1つさげてレベル・スティーラーをとくしゅしょうかん!レベル1のレベル・スティーラーに、レベル4となったクイック・シンクロンを──(以下略)」
龍亞「うわぁーっ!」LP4000→0
龍可「すごい…子供になってもデュエルタクティクスはそのまま」
遊星「龍亞もすごくつよくなったな。だがまだまだのびしろがあるぞ」
龍亞「5歳の子供に言われてるって考えると笑えちゃうな、はは…」
アキ「あっ!いた!ここだったのね、遊星!」
龍亞「うわっ!アキ姉ちゃん!」
龍可「な、なんで家に入ってこれたの…?」
アキ「!き、気にしないで…」
遊星「アキ。ブルーノたちはどうだった?」
アキ「あぁ、ええと…」
遊星「?」
アキ「ゆ、遊星…その…」モジモジ
遊星「どうした?」
アキ「アキお姉ちゃん、って呼んでくれない…?///」
遊星「え?」
龍亞「あーっこれはまさムグッ」
龍可「あっち行くわよ龍亞」
龍亞「ムガモゴ」
アキ「……」
遊星「…ア、アキお姉ちゃん…」
アキ(んごあぁ~~~~!///)
アキ「ゆっ遊星ぇ、食べちゃいたいぃ」
遊星「うっ…うわぁ~~~!」ダッ
アキ「あぁっ!遊星っ!」
遊星「しまった…ここは…」
プラシド「なっ…」
遊星「?」
プラシド「ふっ、不動遊星…!?」
遊星「お、おまえはたしか!イリアステルの…」
プラシド「…い、いかにも!俺はイリアステルの三皇帝の一人、プラシドだ!」
遊星「まっぷたつにちぎれたはずじゃ…」
プラシド「うっ…」ガクガク
遊星「!?」
プラシド「うわぁ~~~!」ダッ
遊星「なんだったんだ?」
ジャック「遊星!?」
遊星「あ、ジャック!ここにいたのか!」
ジャック「どうした?てっきり俺は誰かと一緒にいるのかと」
遊星「龍亞と龍可のいえにいたんだが…アキがきて…」ガクガク
ジャック「?」
店員「お待たせ致しました」
ジャック「ああ、ご苦労」
遊星「またこれか」
ジャック「お前もどうだ遊星。久しぶりに飲め、奢ってやる」
遊星「クロウにめいわくをかけるわけにはいかない。おれはえんりょする」
ジャック「そうか…」ズズー
龍亞「おーい!」タッタッタッ
ジャック「ん?」
遊星「龍亞か」
龍亞「ブルーノから電話!完成したって!」
遊星「!よかった…」
龍可「ジャック、またここのコーヒー飲んでるの?」
ジャック「心配いらん。500円割引のクーポンがある」
龍可「そういう問題じゃないって…」
龍亞「にしても、俺嫌な予感がするなぁ」
遊星「いやなよかん?」
龍亞「逆に遊星が、ヨボヨボになるとか」ハハハ
龍可「笑い事じゃないわよ…さ、いこ。遊星」
遊星「ああ…」
ジャック「俺も行くか…いくらだ?」
店員「クーポンの割引で、14500円になります」
ジャック「ふむ。…うぐっ!?」
店員「どうされました?」
ジャック「…か、金が足りん…」
ブルーノ「クロウの協力のおかげで、早くできたよ」
クロウ「若返りマシンと逆の仕組みだ。つまり遊星は元に戻れるぜ!」
遊星「よかった…ありがとう、ふたりとも」
アキ「本当によかった…ちょっと寂しいけど」
遊星「ビクッ」
龍亞「なんか怖がってるよ」
龍可「あの機械が不安なんじゃない?」
ブルーノ「年齢セット、と。さぁ、戻っておいで、遊星!」
遊星「ああ!」
クロウ「にしてもこれ、大儲けじゃねぇか?」ニヤニヤ
龍亞「ジャックのコーヒー代が浮くじゃん!」
龍可「まったくだわ」
アキ「フフ」
遊星「──ん?」
ドッカーン!!
ブルーノ「ゴホッ…ゆ、遊星!」
クロウ「またかよ…無事か!?」
龍亞「ま、まさか…」
遊星(75歳)「……ケホ」
龍可「」
アキ「嘘…」
クロウ「」
ブルーノ「」
龍亞「…あ、当たっちゃった…」
ジャック「ぬおぉ~~~っ!」ダダダ
店員「食い逃げだぁー!」ダダダ
店員2「捕まえてくれぇー!」ダダダ
ジャック「何故こうなるのだァ~~~!」
THE END
ブルーノ「ふんふふ~ん♪」カチャカチャ
ジャック「ブルーノは何を作っているのだ?」
遊星「悪いが言えない。サプライズだ」ニヤ
ジャック「サプライズ…?」
クロウ「おいおい、カード製造機とかじゃねぇだろうな」
遊星「いや。『世紀の大発明』とだけ言っておこうか…完成すればの話だが」
クロウ「世紀の大発明?まさか、タイムマシン!?」
ジャック「なんだと!?」
遊星「とにかく、楽しみに待っていてくれ」
数日後──
ブルーノ「遊星。最終チェックしたいから、ちょっと試してみていいかな?」
遊星「ああ」
──ドッカーン!!
クロウ「どうした!?」
ジャック「何が起きた!?」
ブルーノ「そっ…それが…」ゴホゴホ
モクモク…
遊星(5歳)「……」
ジャック「」
クロウ「」
ブルーノ「あっ」
ジャック・クロウ「はぁ~~~!?」
龍亞「」
龍可「」
アキ「ゆっ、遊星…?///」キュン
クロウ「──じゃ、改めて説明してくれ、ブルーノ」
ブルーノ「う、うん…その、僕と遊星は、『若返りマシン』を作っていたんだ」
龍可「若返りマシン!?」
龍亞「すげー!」
ブルーノ「構造とか仕組みは省くけど…それで皆を驚かせようと思ってね。そして、今日で完成する予定だったから、最終チェックということで遊星を実験台にしたんだ」
ジャック「じ、実験台だと…?」
ブルーノ「そしてスイッチを入れた途端、何らかの誤作動が起きて爆発…遊星は、こうなっちゃったんだ」
遊星「おっ、おれはほんとうに5さいに!?」
アキ「可愛い…!///」
ジャック「悪いが俺は出ていく!」バタン
クロウ「はぁ!?なんだよアイツ!」
龍亞「めんどくさくて逃げたんだ!」
龍可「親友がこうなったことを、受け止めきれないのよ…」
アキ「ゆっ、遊星!私のことわかる?」
遊星「アキだ」
アキ「よ、よかった…///」
クロウ「よくねぇよ!とりあえず、ブルーノ!若返りマシンだかなんだかを直せ!」
ブルーノ「それが、設計図を入れたチップが爆発に巻き込まれて壊れちゃって…」
クロウ「マジかよ!どうすんだよ!」
アキ「私が引き取る!」
クロウ「そういう問題じゃねぇ!」
龍亞「アキ姉ちゃん変じゃない?」ヒソヒソ
龍可「母性本能が目覚めたんだと思う」ヒソヒソ
ブルーノ「で、でも、大体は覚えてるから、遊星を元通りにはできると思うよ」
クロウ「マジでか!よっしゃあ、俺も手伝うぜ!」
遊星「おれもてつだおう」
クロウ「今のお前に細かい作業はできねぇだろ?それに、子供は夜更かししちゃダメだ。マーサのとこで、アイツらと一緒に──」
アキ「私に任せて!」
クロウ「おいおい、本気かよ?」
アキ「大丈夫。遊星は私が守る!」
クロウ「──ま、そういうことなら頼むぜ。将来に向けて練習にもなるしな」
アキ「しょっ、将来!?///」
クロウ「そら、作業始めようぜブルーノ!」
ブルーノ「う、うん。じゃあまずは──」
アキ「もし私の子供が遊星似だったら…」ホワンホワン
龍亞「遊星!デュエルしようぜ!」
遊星「あ、ああ。おれはかまわない」
龍可「デュエルディスクは…付けない方がいいかもね。重いし」
龍亞「じゃ、俺んちいこ!」ダッ
遊星「わかった」ダッ
アキ「あれ?遊星は?」キョロキョロ
遊星「てふだからレベル・スティーラーをぼちにおくってクイック・シンクロンとくしゅしょうかん!クイック・シンクロンのレベルを1つさげてレベル・スティーラーをとくしゅしょうかん!レベル1のレベル・スティーラーに、レベル4となったクイック・シンクロンを──(以下略)」
龍亞「うわぁーっ!」LP4000→0
龍可「すごい…子供になってもデュエルタクティクスはそのまま」
遊星「龍亞もすごくつよくなったな。だがまだまだのびしろがあるぞ」
龍亞「5歳の子供に言われてるって考えると笑えちゃうな、はは…」
アキ「あっ!いた!ここだったのね、遊星!」
龍亞「うわっ!アキ姉ちゃん!」
龍可「な、なんで家に入ってこれたの…?」
アキ「!き、気にしないで…」
遊星「アキ。ブルーノたちはどうだった?」
アキ「あぁ、ええと…」
遊星「?」
アキ「ゆ、遊星…その…」モジモジ
遊星「どうした?」
アキ「アキお姉ちゃん、って呼んでくれない…?///」
遊星「え?」
龍亞「あーっこれはまさムグッ」
龍可「あっち行くわよ龍亞」
龍亞「ムガモゴ」
アキ「……」
遊星「…ア、アキお姉ちゃん…」
アキ(んごあぁ~~~~!///)
アキ「ゆっ遊星ぇ、食べちゃいたいぃ」
遊星「うっ…うわぁ~~~!」ダッ
アキ「あぁっ!遊星っ!」
遊星「しまった…ここは…」
プラシド「なっ…」
遊星「?」
プラシド「ふっ、不動遊星…!?」
遊星「お、おまえはたしか!イリアステルの…」
プラシド「…い、いかにも!俺はイリアステルの三皇帝の一人、プラシドだ!」
遊星「まっぷたつにちぎれたはずじゃ…」
プラシド「うっ…」ガクガク
遊星「!?」
プラシド「うわぁ~~~!」ダッ
遊星「なんだったんだ?」
ジャック「遊星!?」
遊星「あ、ジャック!ここにいたのか!」
ジャック「どうした?てっきり俺は誰かと一緒にいるのかと」
遊星「龍亞と龍可のいえにいたんだが…アキがきて…」ガクガク
ジャック「?」
店員「お待たせ致しました」
ジャック「ああ、ご苦労」
遊星「またこれか」
ジャック「お前もどうだ遊星。久しぶりに飲め、奢ってやる」
遊星「クロウにめいわくをかけるわけにはいかない。おれはえんりょする」
ジャック「そうか…」ズズー
龍亞「おーい!」タッタッタッ
ジャック「ん?」
遊星「龍亞か」
龍亞「ブルーノから電話!完成したって!」
遊星「!よかった…」
龍可「ジャック、またここのコーヒー飲んでるの?」
ジャック「心配いらん。500円割引のクーポンがある」
龍可「そういう問題じゃないって…」
龍亞「にしても、俺嫌な予感がするなぁ」
遊星「いやなよかん?」
龍亞「逆に遊星が、ヨボヨボになるとか」ハハハ
龍可「笑い事じゃないわよ…さ、いこ。遊星」
遊星「ああ…」
ジャック「俺も行くか…いくらだ?」
店員「クーポンの割引で、14500円になります」
ジャック「ふむ。…うぐっ!?」
店員「どうされました?」
ジャック「…か、金が足りん…」
ブルーノ「クロウの協力のおかげで、早くできたよ」
クロウ「若返りマシンと逆の仕組みだ。つまり遊星は元に戻れるぜ!」
遊星「よかった…ありがとう、ふたりとも」
アキ「本当によかった…ちょっと寂しいけど」
遊星「ビクッ」
龍亞「なんか怖がってるよ」
龍可「あの機械が不安なんじゃない?」
ブルーノ「年齢セット、と。さぁ、戻っておいで、遊星!」
遊星「ああ!」
クロウ「にしてもこれ、大儲けじゃねぇか?」ニヤニヤ
龍亞「ジャックのコーヒー代が浮くじゃん!」
龍可「まったくだわ」
アキ「フフ」
遊星「──ん?」
ドッカーン!!
ブルーノ「ゴホッ…ゆ、遊星!」
クロウ「またかよ…無事か!?」
龍亞「ま、まさか…」
遊星(75歳)「……ケホ」
龍可「」
アキ「嘘…」
クロウ「」
ブルーノ「」
龍亞「…あ、当たっちゃった…」
ジャック「ぬおぉ~~~っ!」ダダダ
店員「食い逃げだぁー!」ダダダ
店員2「捕まえてくれぇー!」ダダダ
ジャック「何故こうなるのだァ~~~!」
THE END
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