よかれと思って温泉旅行　作：ゼット

モブ「福引きやってまーす！いかがですかー！」

ミザエル「温泉旅行七名様ご招待…だと？」

ミザエル（七皇で行ける！ベクターは…まぁいいか）

ミザエル「引かせてくれ」

モブ「はい、どうぞ！」

ミザエル「バリアンズカオスドロー！」ｶﾞﾗｯ

モブ（うわっ、ヤバイ人だ…）

ｺﾛﾝ

モブ「おお、大当たり！温泉旅行プレゼントー！」ｶﾗﾝｶﾗﾝ

ミザエル「これがバリアンの力だ！」



ミザエル「帰った！」

ドルべ「やぁ、ミザエル。すき焼きの材料は買ってきたか？」

ミザエル「……肉を忘れたな」

アリト「おい！安売り今日までなんだぞ！」

ギラグ「どうしてくれんだ！」

ミザエル「驚くのは まだ 早い！」ﾋﾟﾗｯ

アリト「なっ……温泉旅行……」

ギラグ「七名様……」

ドルべ「ご招待だと！？」

ミザエル「どうだ！これがギャラクシーアイズ使いの力だ！」

ドルべ「それは関係ないだろう」



シャーク「あぁーそこだ。うぅー…」

璃緒「まったく…どうして私がマッサージしなきゃならないの？」

シャーク「別に兄妹なんだ、いいだろ…あおぅっ！」

璃緒「変なリアクションしないで、凌牙」

シャーク「おぉ、そこは効くぜ…」

ドルべ「ナッシュ！入る…ぞ…」

シャーク「ああ、ドルべ…あぐっ！」

璃緒「あらドルべ。何の用？」

ドルべ「…すまない」ｶﾞﾁｬ

シャーク「！？なんでドアを閉めるんだ！」

ベクター「──ったく、そんなのもわかんねぇのか？鈍い野郎だなぁ！」

璃緒「きゃっ！ベクター！？」

シャーク「お前かよ…」

ベクター「なんだその反応は…ま、いいさ。ところで、ミザエルが温泉旅行のチケットを当てたんだとよ」

璃緒「まぁ」

シャーク「ほう」

ベクター「七皇で行こうぜ、ってアイツは思ってるらしいが」

シャーク「俺は構わねぇ。璃緒、お前はどうする？」

璃緒「…私だけ女なのよね。よからぬことをされそう…」

ベクター「誰がお前なんかに──」

璃緒「ゴッドハンドクラッシャー！」ﾊﾞｷｯ

ベクター「ごふぅっ！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ!

璃緒「次言ったら、凍らすから」

ベクター「ひいっ…」

シャーク「温泉旅行、か…」



翌日

ミザエル「準備は万端！さぁ、温泉旅行だ！」

アリトとギラグ「おぉー！」

シャーク「けっ」

シャーク（楽しみだ）

璃緒「凌牙、混浴風呂あったら一緒に──」

ドルべ「ベクター、顔が大きくなっていないか？」

ベクター「くそ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ミザエル「さて、チケットは…ん？」

『温泉旅行 一名様ご招待』

ミザエル「」

アリト「どうしたミザエル」

ドルべ「全て壊されたような顔をしているぞ」

ミザエル「」

シャーク「おい、ミザエル？」

ドン千「残念だったな」

七皇「！？」

シャーク「ドン・サウザンド…！」

ドン千「チケットは書き換えさせてもらった」

七皇「なっ！」

ドン千「というわけで行くのは我だけだ。さらばだ」ｽﾀｺﾗｻｯｻ

七皇「………」

ミザエル「ドン・サウザンド…貴様…許さん！」



THE END